苦楽園オフロード雑記帳

兵庫・京都・鳥取・岡山の自然と林道をSHERCO TY125、 TRRS XTRACKで楽しんでいます。乗れない時などはスノーシュー、クロカンスキー、たまに料理ネタも入ります。

Happy go Lucky!

7月の熱く濃厚な1日は 7/17 但馬

この日もグループで午前中に探索少々、あとは既知のルートを繋いで爽やかに・・・
なーんて後から思えばアマい考えでいましたっけ。



集合場所にはここの常連である『あにぃさん』グループも予想通り来られていました。
カムバックから2度目の『さかなやさん』にも久々にお会いできてしばし談笑。
きっとどこかで何回か出会うでしょうと言いながら、僕たちはお先にスタートしました。


まずは名色羽尻線を南に向かいます。
天気予報は前日までコロコロ変わっていましたが、朝は雨上がりの澄んだ青空。
無風で湿度が高いのが難点ですが、それくらいは夏なんだからしょうがない。


今日の探索ターゲットは羽尻線東側ブロックの支線群です。
本線を走っているといくつかの支線はあったのですが、どれも当然ながら下りとなってかなりアヤシイ雰囲気なので、これまでは全くの手付かずでした。


最初のこの道はかなり古い林道標柱もあるのですが、大隊長は以前に入ったことがあるとのこと。
苔だらけで浮石ゴロゴロの厄介な路面です。


大隊長の記憶通りに200mほどで敢えなく行き止まりで、そこから先は箸にも棒にもかかりません。
まあこんな小さな滝ですが、ちょっと珍しいタイプだったので、これだけでも見ることができてヨカッタ。


2つ目の支線の奥もすぐにジ・エンド。
3つ目の前回来た時に脈がありそうだったルートを思い出しながら探します。


そうそう、前回来た時にこの木は山フジの花が満開できれいでしたが、今はすっかりとツルに乗っ取られています。


それにしてもここに来るまでにも、この日はすでにいくつかルートミスを犯していて、何やら先行きに不安が漂います・・。


そして今回も今まで以上に平均年齢が高く、若手がいないのでさほど大したこののないアトラクションでも体力がどんどん削られて行きます。


大隊長の今日のバイクはKTM 6DAYS で、リアはムースの新品で硬いヤツ➕ブロックの減ったタイヤ=二重苦 のために、珍しく転倒多発!


前日まで降った雨のために、こんな美しい下草の元でも湿地のような状態です。


この時ふと耳を澄ますと、数台のレーサーの排気音が聞こえてきます。
きっとあにぃさんグループが名色羽尻線を走っているのでしょう。


なんだかんだと撤退を繰り返しながらも、とうとう本命を探りあてたらしく、北に向かって伸びるルートが見つかりました !


そしてさらに進むと・・


本線と合流です!!
そうかあ・・ここは羽尻線を神鍋側から入ってすぐにある分岐なのですが、以前からちょっと気になっていながらもスルーしていた道でした。(大きな黄色い看板のある所)
こちら側から下って探れば、最初から苦もなく抜けていたでしょうが、これだけのために3時間もかかってしまいました。
ただ探索は登りルートが基本、下りでうっかりすると戻れなくなってしまうことが誰にでも起こる可能性があります。


まあ、それでも今日もまた新たな発見があって満足度は高いのですけどね。
羽尻線は本線を走るだけでもお腹イッパイになってしまうので、これまであまり深く追求していませんでしたが、まだまだこれ以外にも可能性を秘めているのかもしれません。
地理院地図にも本線すらほとんど記載が無く謎が多い道です。


この日、何度も目に留まったのはこのピンク色の放射状に開いた花。
アップで撮るのを忘れてしまい特定できませんが、これだけでどなたか分かるかな?


追記:いつも的確なお答えをいただく方から『ネムノキ』と教えていただきました。
葉が夜になると閉じるので、その名が付けられたそうです。


思っていた以上に時間が押してきてしまったので、できれば林道繋ぎで行きたかった香住までは、国道県道を使って急ぎます。
予想通りあにぃさんグループと駅の近くですれ違い、僕らはなんとか第二候補の店に入れて、これは念願の白イカ丼。
この地方名産のとびっきり美味しいこのイカはこれからが旬です!
上品な甘さと歯応えが、もうたまりませーん♫
この2年間海水浴場も閉鎖になっていましたが、今年はやっと再開して人が増えつつあります。
地元の方々にとっては朗報ですが、気をつけないと昼飯難民になる恐れも・・

みんな満腹となり、海辺の木陰でお昼寝タイム zzz
潮風が最高にキモチイイ!



えでーさん、爆睡w


午後の部のスタートはお隣の柴山駅裏にある『かに楽座・甲羅戯』の横から入る林道です。
ここは入り口からふた手に分かれていて、みのふ高原に向かってひとつは丹生地(にうじ/にゅうじ)へ、もうひとつは隼人へと抜けることができます。


他の地域はどうなのか知りませんが、但馬の林道の出入り口の集落付近には、こうした竹林が多くあります。


これまでほとんど人知れぬルートだったようですが、見つけてからはすっかりとお気に入りの道です。


そしてこの日はこれまで入ったことのなかった支線に入ってみると・・・


突然こんな山奥に!?というくらい奥まった森の中に参道の石段が現れました!!
もしかして廃神社なのかと、少し不気味になりその階段を登っていくことはしなかったのですが、帰ってから調べてみると・・・


それは多田神社という、なんとも素晴らしい本殿があるそうです!
資料によれば1786年に再建されたものだそうで、創立はそれよりもはるかに古い由緒ある神社でした。
見逃したのは大失敗!でもまた近々必ず参拝してきます。
なによりこのふたつの林道(作業道)も、やはりまだ多くの可能性を秘めているようですから。


抜けてからその先の三川東作業道群に向かう途中に、あにぃさんからLINEで『今入り口の廃校の前です』との連絡が。
僕らは途中で気になる道を調べたり・・


泥だらけだったバイクの洗車がわりに夏の恒例の渡河で遊び、あにぃさん達を追うように先に進みます。


そして途中から大隊長のご希望で、入ったことのない支線を探ってみることに。
これがラッキーともアンラッキーとも言える結末につながるとは、この時点では思いもしませんでした。


まあこの辺り、写真を撮る余裕のあるところは趣もあって良いのですが・・


それ以外では幅員が狭く、転石や倒木も多く、とても油断できない苦労させられる道です。
しかし路面には先行車のタイヤ痕が・・
あにぃさんたちもこの道を?これ抜けられるの????
と思いながら進んでいくと。


ついにあにぃさんグループに追い付いてしまいました。
倒木などを処理してくれていたおかげで、進むスピードが遅かったそうです。
以前ここを走ったことのあるというGTさんに聞くと、この道でも桑野本に抜けられるということなので、それを信じてさらに進みますが・・


えでーさん、痛恨の転倒連発!


岩でヒットしたのか、チェーンが前後のスプロケットから外れ、さらにクリップが変形。
なんとかリカバリーして進むと、また先行グループに追いつき、その先の倒木帯で苦労しています。


どうもおかしいなあと思いよくよく話を聞いてみれば、あにぃさんグループはこのルートを以前から走っていたメインのものと勘違いをしていたそうで、いつまで経っても見覚えのある、この道独特のつづら折りが現れないなあと思っていたそうで・・
間違っていたことが分かると、お気の毒にさかなやさんやとも蔵さんから『詐欺やー!』と罵倒されていたあにぃさんです。(もちろん親しみを込めて)


僕もこの日は終始ミスコース連発でしたが、誰でもそんな日がありますよねぇ。


あらためて地図でこの地点を確認をしても、この先で行き止まりの可能性が大。
時刻はすでに5時近かったので撤退を決断して来た道を引き返します。


そうそう、このつづら折りですよねー。
大隊長が後続の方々のために、コーナーのライン上にプレゼントを設置していたのはナイショです。
(結局あにぃさんたちはここを通らずじまいだったそうなので、大隊長の悪企みは未遂に終わりました)


一足先に集落の近くまで出てほっとします。
いや〜、あのまま進んだらどうなるかと思った。



それまでの狭く薄暗い作業道と比べると、広々とした三原水口林道がまるで別世界に見えてしまいます。


ここまで来れば、トランポを停めたベースまであとわずか。



最後はその近くの山頂付近での夕暮れの風景が本日のデザート。



今日も大活躍の愛車 SHERCO TY125 Classic。
現在では唯一と言ってもよい、ナンバーが取れて林道ツーリングに使えるトライアルバイクです。
気になる方はこちらまで ⤵️



同じバイクに乗るKちゃんは今日もパワー全開!



結局、雨は一滴も降られずに良い天気の1日でした!


みんな身体はボロ雑巾のような状態のはずですが、なぜか奇妙な満足感でヘラヘラしているトランス状態🎵
不思議です、家に帰ればもう次のターゲットに想いを馳せる自分がいます。


さて、次回はどんなドラマが待っているのでしょう。


To be continued・・


ところで、まるで関係のないことですが、今日家の裏山に入るとこんなキノコが生えていました。
これは霊芝(万年茸)?
これもどなたかお分かりになるでしょうか??




×

非ログインユーザーとして返信する