苦楽園オフロード雑記帳

兵庫・京都・鳥取・岡山の自然と林道をSHERCO TY125、 TRRS XTRACKで楽しんでいます。乗れない時などはスノーシュー、クロカンスキー、たまに料理ネタも入ります。

Happy go Lucky!

圧巻の完抜けルート! Developed by Eddie&K 6/12 但馬

今年の梅雨入りは遅いですね!
まあ昨年が早すぎたので、その反動かもしれません。
『自然はプラスマイナスを繰り返しイーブンになる』は僕の持論です。
ともあれ、まるで秋風のような爽やかな1日の朝でした。


この日もいつもの探索メンバーでふたつのルートの新規探索と復活した人気林道、ひとつの発見済み極秘?ルートに案内されて行ってきました。


今日のリーダー役えでーさんから集合場所に指定されたのは音水湖畔の公園、ここは気持ちが良い場所です。



まず最初に探索したのは天滝の南側にある佐治見川林道。
中距離のフラットピストンとして知られており、僕も何度か来た事がありますが、えでーさんがこの西側にある若杉の不動滝の奥と繋がっているのではないかとの仮説を立てたのです。
先週僕ひとりでその不動滝から途中まで入ってみたのですが、想像以上に奥まで道が伸びており、これはもしかすれば・・と思っていました。

この道は入り口から終点までず〜っと渓流沿いに緩やかに登る道です。



長い間伐採なども行われた様子も無く、路面は極めてフラット。


今も釣り人(現在は休止中ですが)のサガとして、こんな美しい渓流があれば魚影を探してしまいます。

杉やヒノキの落ち葉が積もった道もいいもんですね。


がしかし、それも地図上の終点まで。
そこから先はアトラクションの連続です。

沢ガレ、倒木、ザレなどなどをクリアしつつ・・


ワクワクしながら進んでいくと、無情にも呆気なく、スッパリと行き止まり!
その先は急斜面の崖でどうしようもありません。

地図にある破線道はどうやらココ?のようで、これも歯が立ちません。


仕方なくここは撤退。

こんな場合も想定して、帰りのガレ場ルートも十分に頭に入れておかないとエライ目に遭いますよ。
勢いだけでエイヤっと進んでしまうと後で泣きを見ます。


外来種『ジキタリス』がそろそろ咲き始めていました。
鹿も食べない毒花だそうなので、どんどん繁殖エリアが広がっているのが気にかかります。
この花にはどうも違和感があって、日本の里山には不釣り合いの植物に感じるのは僕だけではないはずです。

足元にはちょっと変わった色のコガネムシ(カナブン?)。
これは外来種ではないはず・・。

そこから少しワープして、先週走った不動滝の奥の林道。

ここにこれまで一度も入ったことがなかったなんて、すごくもったいなかったなと感じています。


メインの道は新しく、極めてフラットで絶景ポイントもアリ。


しかしこちらも先週より少し先に進んだところでジ・エンド・・


途中2本あった支線を探ってみると、こちらの方がかなり古い様子でしっとりとした良き雰囲気です。

良いな〜この道🎵
いったいいつごろ作られたのか?
そしてどれくらい長い間、誰も訪れていないのでしょう?そんな道が大好きです。




これがどこかに抜けていれば、そりゃあもう大発見なのですが・・

ここも奥に進むにつれてイロイロと。


仕方なくこのふたつの林道が結ばれているかもしれない、ということは諦めざるを得ませんでした。

しかし新旧の道が奥へと伸びる楽しいゾーンです!
それが分かっただけでも収穫と言えるでしょう。


次は若杉峠を越えて、久しぶりに『志倉道谷林道』(別名:樅木沼谷)へ入ります。
ここは2018年台風21号(だったと記憶しています)で大きな被害を受け、道は大きく崩落して復旧は難しいのでは?と言われていたところです。


ここがその崩落を修復した場所。

ここもまた美しい渓流沿いに約12km伸びる人気の林道なので、開通を待ち侘びていた人もかなり多いようです。
周辺の林道を組み合わせるにも、ここをメインとするのが良いでしょう。
僕も久しぶりに走りましたが、とても楽しく一気に駆け抜けたので画像は少なめです。


さて、そしてこの日のふたつ目の新規探索は、志倉道谷と阿舎利を結ぶ(かもしれない)ルート探索です。
途中の分岐にはこんな案内板もありました。
かつてはこの山道を越えて学校に通う子供達もいたそうです。

ここもまた、途中までは目を疑うような絶品フラットでした。


えでーさんのリサーチ力はいつも感心するのですが、このところそれがさらに際立っているようです。


とあるハイカーさんのブログにもあったという、藤無山の見える絶景ポイント。


ここも悪くない、いやそれどころか期待値が右肩上がりの素晴らしい道だったのですが・・


途中で大崩落?それとも途中で道を造るのをやめたのか、その先は消滅してしまいました。

う〜ん、今日は上手くいきませんね。
いやでもこれまで何度も言ってきたように、全く新たに知られていない林道/作業道をこの時代に見つけるのは容易なことではありません。


でも次の、そしてこの日最後の林道は、えでーさん&Kちゃんが自信たっぷりドヤ顔で『見つけたよ!』とアピールしてきた、阿舎利から別れたその奥にある万ヶ谷〜引原のスーパールートです!


ここも来るのは何年振りでしょう?
まだCRFに乗り始め、オフロードにどっぷりと浸かる前に一人で来て迷いかけましたっけ。


このエリアの画像はほとんどありません。
なにせ発見者のえでーさんですらミスコースをしてしまうほど、とにかく複雑なゾーンです。


そして最後の大きな難関は、この斜面を登り、木立の中を出口に向かうことです。

それで終わりかと思ったら、まだオマケがありました・

ビビったなあ・・でも完抜け達成です!
これは本当にスゴイ!!脱帽です!!
ふたりのリサーチ力と実行力にはいつも感心させられていましたが、このルートを見つけ出したことは文化勲章受賞レベル?でしょう。


このルートは文章や口頭ではとてもとても説明はできません。
慣れない方がむやみに入ると、それこそ迷って出られなくなり遭難してもおかしくないレベルです。
僕自信ソロでもう一度行けと言われても、やっぱり迷ってしまいそうな、そんなルートではありますが、楽しさのレベルは超弩級!!
よほどの手練れでない限りは真似をしようとは思わないでくださいネ。


さていつもタイトル画像は自分で撮ったものを使うのですが、今回のこのラストの写真はとても気に入ったので使ってみます。
Kちゃん、ありがとね!


帰路の途中の水田の稲もすでにだいぶ育ってきました。
日本の農地は本当に美しいですね。


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