苦楽園オフロード雑記帳

兵庫・京都・鳥取・岡山の自然と林道をSHERCO TY125、 TRRS XTRACKで楽しんでいます。乗れない時などはスノーシュー、クロカンスキー、たまに料理ネタも入ります。

Happy go Lucky!

美しき花の道、そして思いがけぬ発見 5/7  但馬

この日は僕にとって連休最後のオフロードバイク。
天気予報も上々だったけれど、なぜかもうひとつテンションが上がらず、行き先も迷っていました。


前回の探索でお腹いっぱいということもあったのかも?
のんびりと但馬を走ろうとやっと決めて、ここは以前からどうも気になっていた場所。
いつもベース基地にしている道の駅からものの5分もかからない、『まんどの湯』南側の山です。
通る度に山肌にチラッと見える道らしきもの、そして衛星画像で見ても何かありそうだなとずっと思っていたのです。


ありましたね〜!
たぶん春限定で、夏場に近くなれば草でボーボーになってしまいそうな場所です。

いくつか分岐があり、ひとつずつ探っていくと・・

方角的にも脈がありそうな道を見つけました。

集落に極めて近いせいか物件も豊富です。
これは MINICABですね、当時はみな付いていた足元の通気口が、おちょぼ口のようでかわいい。

道の駅但馬蔵も見えるこの距離。


日本の里山は美しい!この良さを都会の人も地元の人も、もっともっと認識して欲しいなあ。


さらに奥へと進むと・・


小さなガレと倒木で遮られています。
木は簡単に切れそうですが、そこまでして追求する気も無いのでここは撤退。


山藤の季節になりましたね。
この日はそこかしこで満開でした。


別なもうひとつの入り口から入り直すとこんな標識がありました。

丸太階段を登った先には・・

東家があり、その奥にはまだ道が続いていますがこちらは未調査。
あまり一気に調べるとつまらないので、ここはまた時間が余った時のために置いておきましょう。


しばし移動して耀山。


この頃から雲が増えてきたのが少し残念。


東の方角はまだ晴れ間も。


今まで入ったことがなかった奥へも行ってみましたが、トライアルごっこをするにはピッタリでした。
それもやはり草の少ないこの時期だからできることでしょう。


氷ノ山、鉢伏山、瀞川山の三連山。


さらに移動して羽尻線。


入り口で3人の若そうなオフローダー3人組と遭遇。
本線を進むと左コーナーのイン側に対向車(オフローダー)が勢いよく突っ込んできてあわや正面衝突!
たぶん先ほどの3人と同じグループで、みなに追いつこうと一生懸命だったのでしょうが、林道でも対向車があることを忘れないように頼みますよ〜。
仲間に遅れても焦らない!リズムを乱すと事故の元!!。

さて気分を取り直して新緑を楽しみましょう。


金山峠から羽尻に向けてしばらくは幅員も広くフラットですが、途中からはそれも狭まり、路面もそれまでに比べると少し荒れたところもあります。


風景はところどころでまずまずです。
養父から朝来方面の風景ということになるのでしょうか。


ここは昨年のこの時期にみんなで汗を流して切り開きましたが、昨冬の被害は最少限だったようです。


後半はブナなどの紅葉樹が美しい自然林が残っています。


ラスト手前のこの区間が大好きです。


秋も見事でしたが、春もやっぱり素晴らしい!
惜しかったのは曇っていたので木漏れ日が無かったことです。


神鍋の風景をしばし眺めて・・


羽尻線を終えるといつもは左折していましたが、今回は右折して名色羽尻線を走ります。


時期によってはヘビーウエットで草が多く、人気がイマイチなのかもしれませんが・・


今回は本当に素晴らしい、たくさんの花に囲まれた林道でした!


これはウツギの花?

見晴らしもまた良し!

斜面いっぱいに咲く白い花。


これが調べてもさっぱり分かりませんが、数カ所で群生していました。


路面もところどころに水溜りはたしかにありましたが、全体にフラットでとても走りやすい道です。


これもウツギの一種なのかな?
以前に教えていただいたのに関わらず、失念してしまったようです、ごめんなさい。
ともかく道の周りが花だらけの、素晴らしい雰囲気だったということは伝えておきます。


そしてその道が終わったその先に・・・


見つけちゃいました!だーい好きな洗い越し。
このために最近はFinetrackのメッシュソックスの上に重ねてSKINZの防水ソックスを常に履いています。(えでーさん仕込み)
これならばジャブジャブ川の中を歩いても肌は濡れず蒸れず、一日快適ですよ♪

そして、そして嬉しいことに、そのさらに先にはとても古そうな作業道があったんです。
標柱もちゃんとあったので、これはもしかしてあそこに繋がっている???


でもここもこのまま先に進まずに、一旦別の支線からその可能性を探ります。
美味しいものは最後に食べる派、楽しみにとっておきましょう。

いろいろと探るうちに、そのルート内ではありませんがとても良い風景を見つけました。


ダート途中の広場に咲く山藤の花。

今日はこの木を愛でながらの昼食です。

綺麗に手入れされた公園などの藤棚も良いですが、こうした自然の山藤の良さを友達から教わって以来、この季節になると走りながら求め続けています。


腰掛けた地面の周りを見回すと、そこらじゅうワラビだらけ。
若芽を食べるのも好きだけれど、一から全て自分でわらび餅を作って食べてみたいなあ。


一服した後にはまた探索の続き。

ちょっとデンジャラスになってきたのでほどほどに。
ここはまた探索メンバーと供に楽しむことにします。


いやあ、しかし良かったなあ!
このエリアは滅多に来ることが無かったのですが、大いに見直したのでしばらく通うかも。

そこから名色の廃スキー場を抜けて・・


万場を駆け上がります。
今日もキャンプ場は大賑わいでした。


三川線の残雪は簡単にクリアできて粟ケ尾林道に。

ここもブナが美しい。
氷ノ山周辺で好きな林道を3本挙げろと言われたら、そのうちの1本はこれですね。


なぜか気乗りのしない1日のスタートでしたが、走ってみればこんなに収穫も多く楽しめるとは思いもよりませんでした。
やっぱりオフローダーは走ってナンボですよね!


そこでまだ時間も早かったので(空はまた曇ってきて暗いのですが)、朝イチに入ったダートの反対側と推測していた場所からもう一度調べ直しました。


おや、こちらの方がしっかりとした道らしき道です。
方向的にもつながっているような予感が・・


すると・・

あーやっぱり、ビンゴ!!
朝、反対側から来て引き返した場所に到達しました。
ここはノコギリをバッグからいそいそと出し、サクッと3本切って完抜け成功!!!


距離にすればおそらく3kmほどではありますが、こんなに良い感じの林道がすぐそこにあったなんてまさに灯台下暗し。
まだ新しめのタイヤ痕があったから、地元の人にはそこそこ知れているのかもしれません。


でもたとえそうであったとしても、自力で見つけて完抜けできた喜びって、やったことのある人だけに分かるものでしょう。



振り返ってみれば今年のGWは内容が濃くて、とっても楽しかったな♫


昨年は5月の爽やかな日数が極端に少ないまま梅雨になってしまったけれど、今年はこの先も存分に味わえると良いですね。
ウジウジしていたら、あっという間に猛暑がやってきてしまいますよ。
それまでに草の少ないこの時期ならではの楽しみが待っています。


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