苦楽園オフロード雑記帳

兵庫・京都・鳥取・岡山の自然と林道をSHERCO TY125、 TRRS XTRACKで楽しんでいます。乗れない時などはスノーシュー、クロカンスキー、たまに料理ネタも入ります。

Happy go Lucky!

若葉萌える春の山、いま但馬が美しい 4/30 但馬


瑞々しい季節になりましたね!
これを書いている僕自身はすっかりカラカラですケド・・。
僕にとっての連休初日はやっぱり但馬、今日は神鍋からのスタートです。

まずは三原水口林道です。
正直あまり好きな林道とは言えなかったのですが、未だじっくりとレポしたことが無かったので書いておきます。
ここは造られてからかなり古いのか、はたまた利用することが少ないせいか、幅員はたっぷりとあるのですが路面は放置状態。
この日は雨上がりということもあって、いつも以上にウエットです。

ガードレールもコーナーなどにも舗装区間多めですが、所々ではこんな爽やかなシーンも。


眺めはまずまず、南の方角にひらけています。


道のすぐ脇にはこんな綺麗な滝も。


落石や倒木もありますが、それはさほど問題ではありません。


林道終点の集落の手前の支線を入るとこんな空間がありました。

気持ち良いなあ〜♫
ちょっと気温は寒かったですけどね。

さらにまた三原集落の奥に気になるエリアがあったので行ってみると・・・

ありました!三川山登山道入り口という案内の奥です。
入り口には『この林道はこの先2kmで行き止まり』とありましたが、どんどんそれ以上奥へと伸びています。

ぐんぐん高度を上げて登っていきます。

う〜ん、こちらはとっても好みのタイプ!


シビれますねー♪🎶
切り通しの向こうに山々が広がる景色、サイコーです!
結局、片道は4km以上あったので往復8km堪能できました。
ここはまたリピートしたくなるピストンでしたが、帰ってから調べ直すとこれって大山林道なのかなあ?
だとすればバイブルでは三川線と繋がっているはずなんだけど・・?


さて、今日のハイライトはここです。
昨年発見した『三川東作業道群』は日本海往復コースにとっての欠かせないルートの一部になりました。
バイブルの地図上には載っていませんが、大山林道の北側です。
ただこれまでの2回はグループで走っていたので、途中の画像をあまり撮れませんでした。


今回はじっくり解説します。


まずは集落の奥の沢沿いを穏やかにフラット路面で登っていきます。


こんなコーナーでまた撮影会をしたら面白いだろうなー。


次第に道が細くなり、勾配もキツくなっていきます。


新緑が本当に美しい季節になってきました。
前回、但馬で走ったのは4/9でしたが、3週間近く経つとまるで景色が違っています。
秋の紅葉と並んで、春の萌える若葉の美しさには、思わず息を呑むほどです。


この道にはいくつかの分岐がありますが、大雑把に言えば右→左→右です。
そのへんは動物的感を働かせてください。

三原側から登ると、前半の1/3ほどでピークになり、少し稜線を走るとそこからコークスクリューのお出ましです。

その前に最大の難所が最初はあったのですが、その後どなたかが土木作業を施してくれたのか?ビビりそうなキャンバープレイは、軽い『遠心力』へと変化しています。


それ以前にとあるお知り合いは、ここで痛い目にあって悦んだ苦労したそうですが。


その先に連続鋭角のタイトなターンが待ち構えています。
ハンドル切れ角の大きなトライアル車はこんな時は楽ですが、車体がそのものが大きめなトレール車などでは苦労するでしょう。


全体を通して風景がパーッと広がるポイントはあまりありません。
この道は走ることに集中し、ロールプレイングのようにこなす方が楽しめるとも言えるでしょう。


その先にもアトラクションがいろいろと。
ここはヘアピンコーナーに倒木があるので手前斜面を降ります。


あとは沢ガレとか・・


倒木とかありますが、中級者以上ならば問題ないレベルです。
今回、シーズン明けて僕が初めてかなと思いましたが、すでに数台のタイヤ痕が残っていました。
適度に走る方が増えた方が何かと良いことも多くて喜ばしいですが、ここはビギナーの方は必ずグループで走ることをお勧めします。


そして竹林が現れれば出口はすぐそこ。
初めて完抜けできた時は感激したなあ・・♫


出口のすぐ脇にあるのはかつての小学校舎。
保存状態が抜群でとても絵になりますが、前面が舗装路なのが残念と思うのはワガママでしょうか。


さて、そこから柴山に抜けるもう1本の林道をレポートしたかったのですが、時間が押してきて、あの店に行きたかったので今回はパス。


この日の刺身定食のスズキは抜群に美味しかった!
店主にその旨を伝えると、今が一番脂が乗っているとのこと。
なんだろう、瀬戸内側のスズキにある独特なクセ(香り)が無く、とても上品なのですよねぇ。
ベイトがイカナゴやイワシなどではなく、もしかしてホタルイカでも喰っているのでしょうか?
それとさらに特筆は右上の南蛮漬けがもう絶品!!
こちらはアジではなくハタハタだそうで、骨が全く気にならないのには驚かされました。
さらにさらに酢の加減が絶妙で、この店の料理センスの良さにはいつも脱帽します。



食後は林道を離れて、いつものパターン。






またまた矢田川の河原で良い場所を見つけちゃいました。


県道4号線を南下して、山田集落から東に進みます。
渓流の美しさには溜め息が出てしまうほどです。

前回は残雪で撤退した宮神山田線には雪もほとんど残っていません。

イチョウの若葉もこれまた美しい🎵


分岐から支線の奥へと進みます。


この道がまた、ピストンだけどいいんですよね〜。


終点には可愛らしい苔玉が。


そしてこの絶景!
左端、少し枝に隠れているのが氷ノ山、中央には扇ノ山が並んでいます。


戻って途中からは工事中(今現在は冬季休止中)の本谷奥線。
いっぷう変わった倒木アーチがありました。



この道は最初に訪れた時と大きく様変わりをしてしまい、どうしてこの道だけ?というくらいにムキになって舗装化されていますが、新たに付けられた道以外に元々のダートがどこか別にあったはずだと思っていました。
それが今回やっと見つけることができましたよ〜♪

やっぱりこれだよね!
新しいルートには風情ってモンがありません。
この再発見は今回の収穫のひとつでニンマリとしてしまいます。


その後舗装路を挟んで用野和佐父に進みます。


そしてこれも拙ブログの定番『幻の池』定点撮影です。


聞こえるのは野鳥の囀りと、ヒキガエルの大合唱🎵
走り屋さんの皆さんは見逃してしまいがちな場所ですが、僕にとっては但馬の中でも3本の指に数えられる程の撮影ポイント。



この道には多少のアトラクションは残っていますが、昨冬の大雪による心配事が杞憂に終わったのは何よりの幸いです。



そして昨年11月以来、まる5ヶ月間来られなかったこの場所が今日のラストフィナーレです。


ここに来ると日常の嫌なこと、悩みごとも吹っ飛んでしまいます。
そんな場所がひとつでもあれば、心の余裕も生まれてきます、たぶん。

ちょっぴり寒い一日だったけれど、今日も但馬は素晴らしかったなあ♫
次回来る時には、棚田にもすべて水が張られて田植えが終わっているでしょう。
ついこの前、正月が明けたばかりだったのにね・・。


ところでこれまでほぼスマホオンリーでしたが、今年からはミラーレス一眼OLYMPUS OM-D E-M5をココぞという時に使っていきます。
今回も数枚のショットを使っているのですが、さてどれか分かるかなぁ?


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