苦楽園オフロード雑記帳

兵庫・京都・鳥取・岡山の自然と林道をSHERCO TY125、 TRRS XTRACKで楽しんでいます。乗れない時などはスノーシュー、クロカンスキー、たまに料理ネタも入ります。

Happy go Lucky!

速報!令和4年春 但馬林道最新情報 4/2

昨年、最後に氷ノ山周辺を走ったのは11月の半ばで、4ヶ月以上のご無沙汰でした。
それでも皆さんご存知のように、このところ毎週スノーシューやクロカンスキーでこの地を訪れていて、ずっと横目でいつもの林道のあたりを眺めていたワケです。


で、まだまだ早いのは承知の上で、ここならばひょっとして・・
と思える林道をいくつか調査してきました。

まずは天谷加保坂林道です。
ここは全線に亘り東西に向かって斜面の南側を貫いているので日当たりは抜群です。
エントリーのための関宮からミズバショウ公園に向かう峠道も、なんら問題はありませんでした。
こうしてバイクを停めて写真を撮るのもホントに久しぶり。
路面はフラット! Let's start it!!

正月にスノーライドで走って以来、バイクに乗るのは3ヶ月ぶり。
それを祝すように澄んだ青空が広がっています。

入り口に完全週休二日制工事中とありましたが、以前から造り始めていた作業道の延伸工事が真っ最中でした。
でも伐採作業は行っていないようで、通行に問題はありません。
この道が大屋まで伸びてくれたらまた面白いのですが・・さて。

西側の一部区間は相変わらずちょいガレですが、それを除けば気持ちの良いフラット。
そろそろ相地轟林道(舗装)に合流するかというところで、路肩に雪が現れました。

でもそれは何の問題もなかったのですが・・

舗装林道に入ってすぐ、厄介な残雪が現れてしまいました。
深さは無く、人が歩くだけなら大丈夫なこの季節の雪ですが、一度後輪が刺さってしまうとお手上げです。
こうなった時はバイクを寝かせて引きずるか、膝と腰を使ってエイっと後輪を持ち上げて、いずれにせよタイヤで掘られていない雪面に場所を移して、降りたままそろそろとアクセルワーク&半クラで進ませるのがひとつの方法です。

仕方なく林道を引き返し峠を下り、途中で轟安井の出入り口もチェックしましたが、ここは当然まだまだって感じでした。
おそらくこの林道から瀞川氷ノ山林道の完全開幕は5月中旬以降になることでしょう。

一旦、出合まで迂回して杉ケ沢高原をもう一度目指します。
するとここまでは難なく辿り着けたのですが、奥へ入ろうとするとまた雪のバリケード。

なんとかこれもかわして。いつものお気に入りの撮影ポイントに到着。

ここから見る氷ノ山がとても好きです!
特にこうしてまだ冠雪が残っているくらいがイイんですよねぇ。

毎度毎度、おなじみの場所ですが、季節ごとの楽しみがあるのです。



ただ、この奥の森に行くにはトラップを通過しなければならないので、今日のところはヤメておきましょう。


なぜならば・・・


その後ビューンとワープして香住に到着!
開店同時に間に合いました。
こちらも久しぶり〜、食べたかったんだよなぁ。
今回は大好物のなめろうと、地元名産の旬のホタルイカが特に美味でした!!

これも僕の定番スタイル、食後の休憩を浜辺で。

この日の気温は最高でも10度を少し上回るくらいで、北風が冷たい1日でした。
それなりに装備は整えていたのですが、海辺で昼寝をするにはちょっと寒すぎ。

場所を移して、これまたいつもの撮影ポイント。

この時期の雪解け水が流れる川の色が大好きです。
こうして美しい山と海と川がギュッと集約して楽しめる、このエリアの大きな魅力でもあります。

再び南下しながら林道調査に戻ります。
まずは遍照寺奥の池ヶ平林道から。

牧場の脇を抜けて全く問題なくスカイライン区間に出ることができました。

振り返れば日本海が見えます。
以前に行われていた伐採作業は終わっているようです。
視界を妨げる樹々の葉や草が無いので、見晴らしが一層良くなるのが嬉しいこの季節です。

繋いで本谷林道に入ります。

ここは、いつも変わらぬグリーンカーペットでお迎えしてくれます。

こちらも特に問題はなく、中間地点まで到着!
このふたつの林道で昨冬は倒木や崩落被害が多かったのですが、予想していたよりも遥かに少ないです。
そもそも2月の上旬に香住まで車で行った時も、日本海寄りの積雪量の少なさに驚いていました。

ただ、下り基調になってから見える、この先の様子が何となくアヤシイ。

案の定、ここは全体的には南北に伸びていますが、北側斜面の区間に入ったらすぐにこんな有り様です。


もしかすれば、路肩側をソロソロと進めばクリアできそうな感じではあったものの、初日からレスキューを呼ばねばならないのは避けたいので撤退しました。


増えていた倒木はこんな程度のものなので、ここはあとと1、2週間で通れるようになるのではないかと思います。

ここも仕方なく久斗山まで戻り、熊谷を経由する途中でなかなか良い撮影スポットを見つけました。


よくあるいわゆる『隠れ畑』のようでピストンでしたが、思わぬ拾い物といった幸運です。


ついでに桧尾の廃校もパシャリ。
ここの廃村は何となくみすぼらしくて(ゴメン)、他に比べると風情に欠けます。

村岡からトランポを停めた道の駅但馬蔵までの途中もいくつか林道調査。
まずは和佐父の支線に入ってみると・・


竹の倒木があって引き返しました。
今日は時間の関係もあって、一才倒木処理はしないと決めていました。
しかしこの道、以前に来た時より路面が補修されて随分と良くなっているので、また機会をみて来てみましょう。

用野側からも入ってみると、最近できた間違えやすい分岐まではすんなりと。

その先の昨年は倒木祭りだった場所もさして酷くなっていません。


ただ、その先ではまだ残雪があり撤退です。

さらに笠波峠から、「みんな大好き黒田笠波池」に行ってみると・・
あれあれ、バリケードで入れなくなっています!
まあ農家の方にとって水源はとても大切なので仕方のないことかもしれません。

こんな定点撮影ができなくなったのは、ちょっぴり残念ではありますが。


その先の福岡作山は・・


笠波八井谷林道や猿尾滝方向への分岐点まではスムースでしたが。

そこから先はどれも厳しそうで、これまた撤退でした、


トータルで見れば、予想していたような倒木の嵐はあまり無くて拍子抜けするほど。
その前の冬は一気に重い雪がドカっと降り被害甚大でしたが、今回は近辺のスキー場が3mもの積雪がありながらも比較的無事なのは、パウダースノーが深々と降り続いたせいなのではないかと推測します。


結果的には2本の林道しか完全に抜けられませんでしたが大いに満足です。

さて、ここからは林道というよりも、大好きな場所を確かめにやって来ました。


もちろんピークまで登れるなどとは思っていませんでしたが、早々にクローズした割にはたくさんの雪が残っていました。
これだったらここでクロカンスキーの練習もできたのになあ。

それにしても何度も繰り返してしまうほど、但馬の美しさと空気感は心奪われてしまいます。


オフトレで始めたスノーシュー&クロカンスキーもその成果が如実に現れて、今までよりもバイクコントロールがとても楽になった気がします。
こちらはまるでブランクを感じませんでした。

帰路に着いた時には思わず『あー楽しかったー♫』って、ひとりヘルメットの中で叫んでいました。
今年もまた、そんな楽しい季節がもうすぐやってきます。

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