苦楽園オフロード雑記帳

兵庫・京都・鳥取・岡山の自然と林道をSHERCO TY125、 TRRS XTRACKで楽しんでいます。乗れない時などはスノーシュー、クロカンスキー、たまに料理ネタも入ります。

Happy go Lucky!

それぞれな季節ごとの楽しみ方 3/5・6 但馬・宝塚


相変わらずこの冬はこれまでとは打って変わり、スノーシュー&クロカンスキーそしてトレッキングで楽しんでいます。
前にも書いたように、そろそろ体力貯金が底をついてきたので、それを再構築するのが一番の目的。
そしてやっぱり絶景中毒なので、冬場でもどこかで良い風景、景色を見ていないと心の病にかかりそうになってしまうのですよね。
この冬は雪が多かったから、今月いっぱいはこの調子が続きそうです。


そんなワケで平日は次の週末の天気予報と、どこが良さそうかいろいろと悩んでいますが、今回はハチ北の麓にある『木の殿堂』から十石山〜瀞川氷ノ山林道のストレートを経て、瀞川山山頂を目指しました。
駐車場に着くと1台も車が停まっていません・・アレ?
前回来た時は満杯に近かったけど、どーゆーこと?
ま、あまり気にせずにスノーシューで歩きはじめましたが、どうもルートがはっきりとしません。

霧雪期はビギナー向けのルートということですが、目印がほとんど雪に埋もれています。


しかも雪は先週までと全く違い、たっぷりと水分を含んだ重いシャーベット状になってしまっています。
上から斜面を下ってきたようなトレースはいくつもあるのですが、登りのトレースは途中で分からなくなり、地図を見ながら進んでもまともに登れません。
他に誰もいなかったのはこのせいだったのか!


う〜ん、残念ですが、プランBに急遽変更します。


そこでやってきたのは数年前から廃業したスキー場。
昨年の5月にはバイクでも登ったことのあるコースで、野間林道とクロスしてイヌワシ撮影ポイントに向かいます。
前回スノーシューではおじろじろキャンプ場を経由して行こうとしたのですが、途中雪崩の危険性がありそうな箇所で撤退したので、そのリベンジでもあります。


歩き出すと、どなたか先行者があったようでトレースあり。
別にここはトレースが無くても大丈夫なのに皮肉なもんです。


ゲレンデ中腹の2本の老木までやってきました。
この辺りは一面ススキに覆われているのですが冬景色もやっぱり素敵です。

同じ場所で昨年7月に撮影。


いつもの小代地区の風景。
何度見ても、いつ見ても良いですが、こちらからだと東を向いているので、いつかきっと朝焼けの風景と雲海を見てみたい。

さあ、そろそろゲレンデを離れて作業道に入っていきます。

去年の5月の時はこんな感じでした。


この場所では上から一人の女性がスノーシューで降りてきたのでびっくり!
と思ったら、後からスノボの男性が滑ってきて、お二人は同じ仲間だったようです。(それ以外にも、スキーの方と後で会いました。)
みなさんお好きですね〜、だってリフトは動いていないのですよ。
でもやっぱり貸切だから気持ちイイでしょうね。


最初の場所と比べれば、まだ雪質はマシですが、それでも先週の高丸山とは雲泥の差。
この1週間で、だいぶ様子が変わってきたのでしょうね、そりゃ3月にもなったことだし。


もうこの辺りでは下半身に乳酸が溜まってパンパンの状態。


去年の同じ場所での撮影。

もうちょっとだ、ガンバレ自分!女性だって登っているんだぞ〜と鼓舞しながら・・


やった〜、野間林道にクロスしました!

左がハチ北方向に進む本線です。

春から秋にはススキがボーボーな場所ですが、よく停まってこの風景を見ています。

そして去年は達成感に浸っていましたっけ。


さてここからはゲレンデの最上部をもうひと頑張りして登ります。
そして・・

とうちゃーく‼️
やったゼィ‼️


三脚&タイマーでパシャリ。
ここでおにぎりを食べようと思っていましたが、北風があまりにも強くて寒いのでさっさと下山します。

これも同じ場所での撮影。

さあ、帰りは北側の『ワニの背コース』という方から降ります。
一番最初に調べた時は、こちらからバイクで登ろうとしたのでしたが、ほとんど入り口付近で断念した場所です。

馬の背のように(名前はワニの背ですが)なっていて良い眺めです。


傾斜はかなりあり、上級者向けのコースだったようです。
これはよほどパワーのあるレーサーでもなければ登りは無理でしょう。
それにしても僕は普通のスキーはやらないのですが、こんな急斜面を意のままに降れたら面白いでしょうね、
僕はといえば、特に斜度のあるところでは尻セード(=ソリも使わずにお尻で滑る)で降るしかありません。


振り返れば、やっぱりスゴイ傾斜です。


西の風景が見えてきました。

延々と降っていき、方角的には間違っていませんが、時々ちょっぴり不安にもなります。


あ〜、やっと建物が見えてきたので安心です。

しかしFB友のベテランスキーヤーの方も言っていましたが、この場所を放っておくのはもったいないことですね。
もうリフトなどが老朽化して、復旧にはかなりのコストがかかるそうですが、上山夫妻(おじろじろキャンプ場オーナー)いっそここも買っちゃわない?



そして無事に生還、ただ道路際の雪を歩いていたらズボッて首まで踏み抜きましたが・・
以前バイクでも穴に落ちて前転したり、浮石にフロントを取られて転けて顔面強打したり、ここはどうも鬼門のひとつかも?

屋根の雪もだいぶ少なくなってきました。

道路脇の雪も先週までは純白だったのが、こんなに汚れ始めています。
道の駅但馬蔵周辺などはもう殆ど雪はありません。
それでも林道は標高の低い「福岡作山」や「八木谷大谷」あたりでも入り口からまだまだたっぷりと残っています。

歩いたルートはこんな感じでした。(ピンクの矢印)



その翌日の日曜日。
天気が悪かったら家の用事を片付けようかと思っていたのですが、予報は晴れ。


となればじっとしてはいられません。
昨日の疲労が抜けてはいませんが、最近のアスリートならば常識になった、積極的リカバリーで回復を図りましょう。
人間、血行を良くするのがとても大切です。


選んだのは宝塚市の北部にある大岩ヶ岳と丸山湿原群です。
宝塚というと、おなじみ歌劇で有名ですが、その劇場から国道を挟んで北側は山だらけなんです。
ここには以前CRFで駐車場までは来たことがあり、一度どんなものか見てみたかった場所です。
それにちょっと調べたら、そのすぐ近くの大岩ヶ岳も標高は300m台(384.1m)にもかかわらず景色が抜群だとのこと。

綺綺麗に整備された駐車場(トイレは無し)から緩やかな登山道を進みます。

なんでもこのエリアは低山でも不思議と迷う人が多いことが有名で、学術的な研究までもされているそうです。
そのせいか、目印は黄色杭がシングルトラックに点々と打たれています。
2週間連続で迷ったらシャレになりませんから、これはとてもありがたい。

距離も短く、斜度は山頂手前だけ厳しかったですが、概ねビギナーにも優しいのは間違いありません。
電車利用の場合はJR道場駅からのルートもあります。


山頂に到着しました。
多少は息が上がりましたが、駐車場から30分くらいだったかな?
ここはなんと三国ではありませんが、三市(宝塚、三田、篠山)の境界点に位置しているそうです。
こういうところ、大好きです!


360度パノラマは、参考にしたサイトで書かれていた通りに素晴らしい!
こちらは北西の千刈ダム湖ですが、こんなアングルで見るのは初めて。
次回はダム湖を一周してみようかな。


これは千刈カントリーと羽束山方向。
この日は晴れ予想だったのに、突然ミゾレや雨が降ったりの変わりやすい天気でした。


これは三田市街方角ですね。


アップにするとよく分かります。


これは反対側の川西方向。



そんな予想を超える良さの山頂も、風が強く寒くて汗冷えをしてしまいそうなので、何も食べずに丸山湿原を目指して下山します。

間違えて『露岩危険!』とされているルートを降っていました・・
やっぱり今日も間違えてるやん。

ま、それでも迷いはせずに湿原に到着。
それは思ったよりも広く、尾瀬のような丸太の回廊もありました。

こちらは夏場の風景。
(画像はお借りしています)

この季節はやはり見るべきものもありませんが、逆に新緑の季節はグッと楽しみが増すでしょう。
それにしても、この場所のことは最近まで知らなかったのはなぜだろうと思っていたら、整備して天然記念物に指定されたのはこの10年ほどのことだったのですね。

駐車場に戻る途中、ちょっとお椀のような丸山にも登ってみました。
景色は良いけれど、駐車場への近道にはならず。

超近場、手頃で見るべきものが豊富にあり、とても気に入りました!
もし今もトレランができたら、ここなんて最高なんだけどなあ・・。
でもこれからきっと頻繁にリピートをすること決定ですね。
ちょっと人が多くて、しかも老人クラブ的なのが難点だけど・・


×

非ログインユーザーとして返信する