苦楽園オフロード雑記帳

兵庫・京都・鳥取・岡山の自然と林道をSHERCO TY125、 TRRS XTRACKで楽しんでいます。乗れない時などはスノーシュー、クロカンスキー、たまに料理ネタも入ります。

Happy go Lucky!

氷ノ山をバフバフ! 1/16  但馬

先週のスノーシューデビューに続き、今週もまた兎和野高原に行ってきました。
バイクの記事を期待していた方がいたとしたなら、期待を裏切るようでゴメンナサイ。


そりゃあだって平日にまた新雪がチャージされて、週末は好天という絶好のチャンスを逃す手は無いってもんです。
でも土曜日の朝起きた時は腹痛から倦怠感、さらに昼頃には頭痛が酷くなっていたのですが、1時間ほど昼寝をしたら治っちゃいました。
今更ながら丈夫な身体に生んでくれた親に感謝です。
きっと寝不足が響いていたのかな?


さて、どうです?このまっさらな白い雪!
ここは兎和野高原教育センターから先の県道89号線です。
ここから水車小屋にかけては除雪してありません。


駐車場から1km足らずで瀞川氷ノ山林道の北東側出入り口に到着します。
ここまで緩い上りですが、雪が柔らかくスノーシューでも足が沈んで結構体力消耗します。


その先の入り口は近道を選ぼうか悩んだのですが、そちらだと迷う危険性もありそうなので本線を選びました。


この日も抜けるような蒼い空!
真っ白なヴァージンスノーに獣たちの足跡だけがついています。


最初のカーブミラーはご覧のような状態で、吹き溜まりでは2m以上積もっているようです。
でも先ほどの県道(舗装路)よりもこちらの方が雪が締まっているのは日当たりのせいでしょうか?


ここを歩いてみたいと思ったきっかけは、地元グループの『やまもり村岡』さんのフェイスブック投稿を見たのが最初です。
そうか!そんな楽しみ方もアリなんだとビビっときたんですよね。


実際にこうして歩いてみると、もうただ美しい風景に酔いしれて、ゆっくりと変わりゆくその姿に感動の連続です。

歩こうと思えばどこでも歩けるんですよ!
こんな自由ってなかなかありません。
ただ・・まだ僕にはその体力が足らないんです⤵︎
歩きはじめて30分も経たないうちに、汗をあまりかかない僕がもうびっしょりです。


この辺りからへばってきて、20歩進んでは息を整えて脚に溜まった乳酸を抜くということの繰り返しです。
特に足を引き抜いて上げる動作が、太ももの付け根外側の大腿筋膜張筋を刺激します。

なのでもし他の人に見られても平気なように、止まるたびに写真を撮ってみたりして誤魔化してましたが・・


さっき駐車場で見かけた方にあっさりと抜かされてしまいました。
もっともあちらはクロスカントリースキー(Buck Country Skiとも言うそうです)なので条件は違って、沈み込みの深さを見てもほんの5cmほどで進む抵抗はとても少なさそうです。
ヴァージンスノーを踏み分ける楽しさは奪われてしまいましたが、もし何かあってもちょっぴり安心かな?なんて思ったりもしてしまいます。


なにせこちらはまだこのスポーツでの自分の限界が計れません。
途中でもしアールアウトになったらどうしよう?と不安な気持ちは心の片隅に常にあります。


まあ、この林道はほぼ全てスマホ圏内なので、何かあれば119もできますが、そんなことで迷惑はかけたくはないですからね。


林道内に入ってから、まだ1kmくらいでしょうか?
阪神間オフ車乗りの皆さーん、真冬の氷ノ山林道はこんな感じですよ〜♫


スノーシューでのんびりも本当に楽しく贅沢だと思うんですが、やっぱりバイク乗りの習性として、こんな道をスノーモビルかスノーバイクで疾走したらどんなに楽しいだろうかって考えてしまうのも本音です。

(コンドーさん、画像お借りしました!)


いつも林道や絶景ポイントにバイクを停めて写真を撮っているので、そのバイクが無いとどんな構図で撮ったら良いのか悩んでしまいます。



はあ・・それにしてもちっとも前へ進めなくなってきました。


僕は40〜50代にかけてランニング&自転車ロードバイクの複合競技デュアスロンに出場するためにトレーニングを重ね、身体を苛め抜いてきました。
特に自転車は好きだったので、年間の走行距離が1万キロを超えるのはザラ。
途中からスイムの練習も入れてほとんど毎日のように2〜3000mくらいプールで泳いでいましたが、体力筋力は作るのは時間がかかるけれど、失うのはあっという間です。
この5、6年はオフロードバイク(エンジン付き)ばかり乗ってきたので持久力はかなり低下気味。
それでもまだ自分の身体が今どういう状態にあるのか、判断できるのはその時のおかげだと思っています。
もういっぺん、動ける身体作りをしてみようかな。



ここからあと700mだったでしょうか?
引き返すことも頭をよぎったのですが、それではあまりにも虚しい。


その先のギャップを越せば見えるはず・・


見えた!


Googleで調べれば、デポした駐車場からほんの3.3km、徒歩50分が2時間近くかかってしまいました。
普段から山歩きを楽しんでいる方からすれば、朝メシ前のことでしょうけどね。



積雪はこのあたりで2m足らずってところでしょう。


そして見たかったこの風景にやっと出会えたのです!


シビれます!!
バイクだったら10分もかからないくらいで来られますが、自分の脚で得たこの風景はナニモノにも代え難いと感じてしまいます。
すt

そう言えば、いつも寛いでいるベンチや案内板もすっかり雪で隠れています。

これらは昨年5月に撮影した画像です。



こうして画像を撮っていると、先ほど追い抜かして行ったスキーヤーの方が小屋の中から現れて色々と雑談しました。
クロスカントリースキーのこともあれこれと聞くと、これまたやりたいことがさらに増えてしまいそうです。
細分化するとツーリングスキーというものもあって、そちらだとスキー板、ビンディング、ストックが5マンエンくらいでも揃えられて、その方はバッグにスノーシューも入れておいて、臨機応変に使い分けているとのこと。
僕は普通のスキーはほとんどやったことがないのですが、これは意外にも敷居が低そうでムラムラしてきます。
今更スキー場で若い子たちに混ざって、へっぴり腰で滑るのはプライドが許しませんし、ここまで来てわざわざ人が多いところで楽しみたくもないですよね、と・・


そんな話が弾んでいると、どこからともなく人の声が・・!


なんとあのハチマキ下の断崖絶壁を直登して、お一人の小柄なご老人と言ってもいいくらいな方が現れてビックリ!!!
最初はあまりにも華奢なので女性かと思うほどでしたが、あの斜面を登ってきて息もそれほど切れていないという脅威の身体能力!
地元の方だそうなんですが、いるんですよねー、そういう超人的な方が。
スキーヤーの方はおそらく僕と同じ歳くらいで、その年配の方はたぶん70代ですよ!
それがいくらスノーシューはグリップが良いとは言え、あの斜面を登って来られるなんて考えられます⁉︎


休む間もなくお二人はますますお元気に、そこから先のストレートを抜けて瀞川山に向かって行かれました・・。



う〜ん、やりたい、やりたいっ!


帰り道、その真似をして展望台から直に降るのはあまりにも急だったのでヤメておきましたが、途中からはその方の歩いてきた跡をトレースしてみるとこりゃー楽しい!!!!
下りだし、その先に自分の付けてきた足跡も見えるからこそ安心なんですが、ここんとこずっと忘れかけてきた、『一人の人間ではなく、1匹の動物としての躍動感』みたいなものが少しだけですが得られました。
これが、もうたまらなくキモチイイんですよ♪
猿のようにひとりキャッキャ言いながら木々の間を降っていきました。





帰りはショートカットしたこともあって1時間もかかりませんでした。



翌日、このブログを書く前にフェイスブックを見ていたら、このキッカケになったやまもり村岡さんも記事をアップされていました。


帰りがけに木の殿堂に寄ったら、それらしき人たちが多くいらしたのですが、そのみなさんはこちらを出発点に瀞川山コースで楽しんでおられたのですね。
こちらは片道5kmほどでやや傾斜の強い区間もあるそうですが、次のチャレンジ候補にしてみましょ。


ところで、このスポーツは想像以上に汗をかきます。
この日のこの時点の気温は0〜2度くらいだったのですが、車に戻って着替えるとあまりの発汗量にビックリ!
それでも新たに思い切って購入したファイントラックの高性能アンダーウエアは、不快感や汗冷えが無くて最高でした。
これまではCRAFT社製のアンダーを愛用していましたが、その性能は段違いです。
地元神戸のファイントラックは、ずっと前からその良さを耳にしてはいたのですが、お値段を見ると躊躇していました。
が、しかし、これは本当に素晴らしい製品で大満足です。
汗冷えをして体調を壊しては元も子もありませんしね。


そういえば悲報がひとつ・・
大谷のヨシダ石油SOLATEが閉店していました。
これで日曜日に間違いなく営業しているのは、このエリアでは兎和野高原口のスカイエネルギーくらい。
あとは東の市役所近辺か、北の香住まで足を伸ばさなければならないのは、サンデーライダーにとって悩みの種ですね。
ちなみに僕はこちらに来た時には、八鹿高校前のここでトランポに給油しています。
電光掲示板の価格、よーく見てくださいね、レギュラーですよ、ご存知の方も多いでしょうが。



そしてこの日も仕上げは夜久野のらいらっくで絶品ジェラート。
苺のミルフィーユとラムレーズンをチョイス。


その前に駐車場で車から降りた時に太ももが攣って悶絶しましたが・・
前腕の皮膚を摘み上げると元に戻るのにすごく時間がかかります・・脱水だわ
食べた後に水分もたっぷりと補給しておきました。




それも家に帰れば嬉しいお届け物でニッコリ!
高校の同窓生のひとりが自宅の庭で採れたレモンを送ってくれていたのです。


寝る前にホットレモネードを作って快眠!
クエン酸の効果もあってか、翌朝の筋肉痛も防げました。


さーて、次はどこ行こうかな?
当分、天気さえ良ければこのパターン続きそうです♬


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