苦楽園オフロード雑記帳

兵庫・京都・鳥取・岡山の自然と林道をSHERCO TY125、 TRRS XTRACKで楽しんでいます。乗れない時などはスノーシュー、クロカンスキー、たまに料理ネタも入ります。

Happy go Lucky!

但馬のホンキ 1/8・10 但馬・北摂


先日ほろ苦いというか、みみっちいデビューを果たしたスノーシュー。
今回はいよいよ本格的に行ってきました、いつもの但馬です!
今年のこのエリアのスキー場は、すでに2メートル近い積雪があると聞いていましたが、さて目的地まで辿り着けるのか?


目的地まではまだ少し手前の、今はもう営業をしていないミカタスノーパークに入ってみます。
雪不足もあって廃業を決めたらしいですが、こんなに毎年雪があれば生き残れたのかも。

ゲレンデを見上げると獣たちの足跡が続いています。
しかし・・この傾斜はあかんわ!
直登せずに迂回ルートもあるのですが、そちらはもっと雪が深くて諦めました。

そしてもう少し峠を登り、着いたのは『とちのき村』です。
ここまでは除雪をしてありうっすらと雪が残る程度なので、スタッドレスがしっかりと仕事をしてくれました。
先日の宍粟のアイスバーンにはお手上げでしたが、雪上ならばさすがブリザック。


目指すはこのブログでも何度も紹介した #おじろじろキャンプ場
そこから愛する小代の冬の風景を、一度見てみたかったのです。

フッカフカの新雪の上を歩いて行きますが、さすがにスノーシューでも足が雪の中にめり込んでなかなか前へ進むことはできません。
八反の滝は凍っているかなと思いましたが水は流れ落ちていました。
ここは昔、遭難事故があった場所で、写真を撮ってはいけないよ、という忠告がありましたが・・・

そのコーナーを回って先に進もうとすると、路面が急キャンバーになってしまっています。
赤い矢印がそれで、右の斜面と同じ角度で繋がっています。
白い矢印が通常の路面の角度ですが、これは僕の技量、体力、経験ではムリっ❗️
何かの獣が呑気に歩いた跡がありますが、万が一谷に落ちたら上がってこれなさそうなので引き返しました。


とちのき村近くに戻るとところどころにポッカリと穴が!
中を覗くと1メートル半以上の深さがありましたが、底は排水溝のグレーチングでしたので、ここは落ちても死にません。

着いた時はまだ全体が日陰になっていましたが、太陽が姿を見せ始めると空の蒼さが際立ってきました。
キラキラと光る雪原と透き通った蒼い空は、これまで何十回と但馬に通ってきた中でもダントツの美しさです!
但馬よ、これが真の実力だったんだな・・
高知では仁淀川の深淵の美しさを仁淀ブルーと呼びますが、但馬スカイブルーという言葉があってもいいと思います。
僕を観光大使にしてくれたら、もっと魅力を発信するのに。

こちらは仏ノ尾の方角です。

こちらは扇ノ山の方角。

そしてホントはもっと高いところから見たかった、小代の佐坊・東垣・鍛冶屋地区の眺め。


帰り道、振り返って見るハチ北も美しかったです。
ただ少し意外だったのは、もう少し全体的に白くなっているかと思っていたのですが、森林限界には達していないので、なかなかそうはならないのですね。
その辺りが日本アルプスや、東北北海道の山々との違いなのでしょう。


前日には遥か離れた大山もこの山頂から見られたと友人のブログにはありました。
なんでも年に数回あるか無いかのことだそうです。
思っていた通り、冬にしか見られない風景がそこにありました。


一旦下山して30分ほど車を走らせると、そこは日本海香住港。
その周辺のお気に入りの店のひとつで昼食は刺身定食。
(もうひとつの店は12月、1月はランチお休み)


本当ならば雪の中でカップ麺という準備もしてきたのですが、歩いているうちにこれを食べたい願望が膨らんで我慢しきれなかったのです。
しかしやっぱり来て良かった、冬の日本海の魚は脂が乗って、いつもより2割マシの美味しさでした!


食後には海岸でゆったりと。
演歌の世界のような日本海とは程遠い、穏やかで暖かくてビックリ。
地形のせいなのか?香住ってこのエリアの中ではあまり雪が多くはないようです。

そしてまた舞い戻り、こちらは兎和野高原という公営の広い施設です。
事前のリサーチでは、とちのき村と並んでスノーシューがビギナーでも楽しめると確認できました。
案内図を見ると3kmの周回コースがあります。

広いグラウンドは圧雪してありました、バイクでも走れそう!
(残念ながらそれは禁止されていますけど)


林間区間に入っていきます、既にどなたかが歩いた跡とリボンがあるので迷う心配はありません。

ギター池のほとりを進みます。
この池をグーグル衛星画像で見ると、本当にギターの形をしています。
水面は凍っていますが、乗ったら割れそうでスケートはできません。


スパーンと開けたところに出ました!
これこれ、こんな場所で楽しみたかったのですよ!
実力が付けば冬山にもチャレンジしたいですが、まずはフラットなところでレベルアップします。

ん〜、たまりませんこの風景!

これは蘇武岳方向です。
よーく見ると、いつも走っている林道も確認できます。

もう最高でーす!!
この瞬間だけでもスノーシューを初めて良かったと思えました。


現実的な話ですが、スキーやスノボよりもずっと簡単で、トータル費用も程度の良い中古のオフ車を買うよりもずっと安上がり。(そのために車にスタッドレスを履かせたりしても)
もっともっと注目されても良いスポーツだと言えるのでは?


ぐるっと回ると県道89号線に出ましたが、この辺りは除雪していません。
このすぐ先には瀞川氷ノ山林道の出入り口があります。
いつかチャンスとタイミングが合えば、あのハチマキ展望台までスノーシューで行き、その風景を画像に残したいというのが今イチバンの望みです。


たっぷりと汗をかいたので、帰り道はちょっと寄り道をしたくなりました。


夜久野(朝来)にあるあいす工房らいらっくは牧場直営のお店です。
素晴らしい雰囲気に佇んだ大好きな場所、フクロウの彫り物もカワイイでしょ。

すっごく残念っだのは、食べたかったナッツ系が全てソールドアウトだったこと。
定番のみるくの香とジャンドゥーヤにしましたが、それもやっぱり心に染みる旨さです。
とても街からは離れた場所にあるのですが、夕方でもお客さんが後を絶ちません。
ここで食べるジェラートは、私的にはこれまで食べたの中でナンバーワンです。


この日は1番の目的は達成できませんでしたが、本当に充実した1日になりました。



一日空けて三連休最終日。
いえ、実は中日に半日だけバイクにもサラッと乗ったのですが、たまには一度も写真を撮らずに走ろうということで画像なしです。
気軽に走っていたら、しょーもないところで2度もポテゴケしてしまいました。


この日も天気は上々、暖かく穏やかな日です。
あまり遠出はしたくなかったので、家から車で30分ほどの三田(さんだ)にある低山にやってきました。
ネットで景色の良さそうな山を選んだのですが、この辺りは自転車のトレーニングで何100回も走っていたところで、すぐその脇にこんなトレッキングルートがあるとは知りませんでした。


駐車場には清潔なトイレもあって安心?

ピストンでトータル約4.4km、高度差430mほどの極めてビギナールート・・のはずなんですが?


登り始めは穏やかに、入り口にはバイク乗り入れ禁止の札がありましたが、そこはバイク乗りの性で乗りたくなってしまいそうな区間です。

次第に勾配が強くなると・・。


あ〜丸太階段なのですね。
これ、歩いて登るのも苦手です。

このところのトレーニング不足ですぐゼイゼイいってきました。
50代の頃だったら、トレランでスイスイ登っていただろうになあ。
『なんば』の動きを思い出して、少しだけ楽になりました。


ひえ〜、それでもまだこれしか登っていないの・・
まだ足首がちょっと痛みがあるので引き返そうかとも思いましたが。

こんな美しいけやきの森と青空を見ると後悔はしません。

昔の人はとんでもない山奥でこうして炭を焼いていたり、木工製品を作る木地師(きじし)として住み着いたりしていた跡を見ると感慨に耽ります。
そうして里山が形成され、人間と自然が共存していたのでしょう。


ただその頃は炭を作るためにハゲ山が多かったそうですが、今は集落の近くまで緑が広がったために餌が豊富で鹿が増え、自然界のバランスが崩れてきているとも言われています。

高度が上がるにつれて視界が広がってきました。


空が広がり尾根まではもう少しというところでさらに急坂となりロープ場も現れてきました。

あ〜、やっと尾根に着くと石で組んだ祠がありました。

そこから南北に分かれて尾根伝いに進みます。

南に向かうと東西の景色がよく見えます。

こちらは猪名川方面、次は大船山に行ってみようかな。

最後に山頂の手前でもうひと登り。

こちらは社(やしろ)方向の眺め。

「美しの原」って名前に惹かれます。


ハイカーお決まりのポーズ。


お決まりの写真!
思うんですが、ハイカーさんってブログを書いている方がすごく多いですよね。
バイクとは違って、写真を撮りやすいからなのかなあ。


北側の山頂は視界がほとんど樹木に遮られて見えません。

熟練者の方から見れば鼻先で笑われそうですが、ほぼビギナーに近い僕として、しかも足首に痛みが続く状態では結果的にベストな選択でした。

しっかし、下りも結構怖いんだよな〜。


ま、そんなところで雪が消える頃まではバイクは控えめで、こっち方面で楽しむことにします。
いつものブログを楽しみにしてくれている読者の方がおられたとしたら、ちょっと物足りないかもしれませんが、結構SNSを見ているとオフローダー&ハイカー二刀流の方も多いのですよね。
みんなやっぱり山が好き、アウトドアが好きなんでしょうね。


さて、次回はハチマキ展望台の雪景色をお見せできたらラッキーです!



×

非ログインユーザーとして返信する