苦楽園オフロード雑記帳

兵庫・京都・鳥取・岡山の自然と林道をSHERCO TY125、 TRRS XTRACKで楽しんでいます。乗れない時などはスノーシュー、クロカンスキー、たまに料理ネタも入ります。

Happy go Lucky!

スノーシューデビュー! & The wish came true!!  1/3  北播

読者の皆さま、新年明けましておめでとうございます。
今年も拙ブログをどうぞよろしくお願いします。
賛否両論様々あろうかとは思いますが、こんなバイクの楽しみ方、自然の素晴らしさを身近に感じていただけたら幸いです。



僕の母は福島県会津の出身だったので僕自身も東北人の血筋を受け継いでいるのですが、これまでウインタースポーツにはほとんど縁がありませんでした。
それがやたらと数年前からスノーシューというものに興味が湧き、ずーっとやってみたかったスポーツだったんです。
どうしてもバイク一辺倒だと冬場にできることは限られてしまいますからね。
そこで道具をコツコツと揃えて、ついに今年デビューの時を迎えました。


西へ向かうと、途中でこんな気球が。
ここ加西には旧海軍航空隊の飛行場滑走路があって、かつては紫電改の開発テスト飛行が行われていたという歴史ある地だそうです。
紫電改、子供の頃大好きで絵を描いたり、プラモデルを作ったりしたっけ。


さて、最初のお試しフィールドは先日バイクで行った宍粟のフォレストステーションと決めていたのですが、前々日の大雪と昨晩の道路の凍結でそこまでたどり着けない!
仕方なく他の場所をウロウロと探したのですが、どれもこれも全然ダメ!
スタッドレスは装着しているのですが、トランポのNV200はもともとトラクションが弱いのでどうにもなりません。
チェーンも巻かなきゃだめか?


砥峰高原に向かう道などは、そもそも通行止めで地元の人すら近寄れません。

9時過ぎから彷徨い続けて、ようやくなんとか来れたのは千ヶ峰の水谷登山口の近く。

本当はもっと景色の良いところで昼食にしたかったのですが・・
あ、 JETBOIL買いました、沸くの早いですね〜!
ささっとカップ麺食べてスタート準備です。


さあ、行ってみよぉ〜!!


ふむふむ、思っていたよりも簡単に歩けます、こりゃ楽しくて気持ちがいい!

この直後、三脚にセットしたスマホを取ろうとした時に、お互いの足が絡まって派手にコケましたが・・。

ここはほんの1kmほどの林道(旧道)なんですが、それを往復しただけでも結構汗をかきました。
平地ならばともかく、勾配のキツイところだとそれなりに負荷がかかるでしょうから、何をどれだけ着たら良いのかが判断難しそうです。

今回のデビューは思っていた場所では楽しめずに、ややほろ苦いものになってしまいましたが、それでも次以降が待ち遠しいものになりました。
問題はそのフィールドまでどうやってたどり着けるか・・ですね。


さてその翌日、バイクで集まったのは多可町余暇村公園。(ネーミングのセンスが悪いなあ)
探索メンバーの半分は予定がつかず、えでーさん&Kちゃんペアと僕の3人です。
この日のテーマは『日本のへそ西脇市黒田庄の林道奥から、日本最大級の恐竜の化石発見場所の丹波市山南に抜けられるか!?』という長〜いお題です。
これは3、4年前からずっと僕の中では課題になっていたのですが、リサーチするもののなかなか答えが見つからずにいたのです。
そもそもこのところスノーライドが続いていたので、ぼちぼち土の上を走りたいね、というところから始まったのですが、このメンバーならばもしかして・・?とごくごく淡い期待がありました。
が、しかし成功確率5〜10%がせいぜいかな、という程度の読みだったんです。


まずは黒田庄側から林道に入ると、土路面を求めて来たのに、ここにしてはこれまでになく雪が多めに積もっています。
とはいえ、先日とは比べ物にならないほどの量なのでストレスなく走れます。

このところ本当に天気には恵まれています。
これで4回連続だったかな?この時期にしては超ラッキー。
気温もさほど低くなく、申し分のない状況です。


サラリとこのエリアの半分を走って・・


着いたのは懸案の場所。
えでーさんたちがこの場所に来るのは初めてで、前日にその狙いと大まかなことを伝えていたのですが、予習上手なえでーさんが案外呆気なく答えを見つけてくれました。


ソロで来た時にはまさかこんな場所ではなかろうと思っていた赤矢印のその地点が、二つの地域を結ぶポイントだったのです!
えでーさんが徒歩で偵察で奥へ進むと、向こう側の作業道が見えているとのこと。
でもその時、僕はまさかそれが本当に向こう側から続いている道だとは思ってもいなかったのです。
このところ悩まされている足首の痛みのために、僕もこの目で確かめなかったのは失敗でした。
ただこちら側から進むのは3メートル以上のほとんど垂直に近いようなこの斜面、しかも草ボーボーの状態では無理だということで一旦諦めました。

ならば、ということでこのエリアの南半分にある作業道に入ってみます。
ここは以前に来た時には倒木だらけだった場所です。


まだ数本残っていたものの、その時に比べればわずかな状態で、グルグルとループで遊べたり・・。


またその近くのシングルトラックを楽しく遊んでいたら・・


先日からガミータイヤを装着して、倒木も楽々越えて絶好調だったえでーさんが路肩にスッポリ!
草の上に体が落ちて、バイクはなんとか残ったのでリカバリーには問題なし。

近くの公園で小春日和のなか、ゆったりと昼食を済ませて反対側の山南町から可能性を探ります。
ここはいい感じだったのですが、プッツリと林道が終わり、その先は登山道。


深い深い森でした。
ちょっと間隔詰め過ぎちゃうん?というくらい密集した杉。


あれやこれやと探りながら、予習効果が功を奏して、えでーさんの先導で次第に成功の実現味を帯びてきた感がします!
するとつづら折りを登ったその先に出会ったその風景は・・・

ん、どこかで見たよな・・?

あ”〜出たー!!!
 

そうです、朝イチに来たあの場所に繋がったのです!

左側が午前中に走ったログで、矢印の右側が午後のログです。(データ提供:えでーさん)


しかしですね・・ここを降らないとイカンのですよ💦

その前に憎きトゲトゲの征伐もしなけりゃならないし。

トップバッターえでーさん、見事にクリア!

2番手、僕もビビりながらなんとか成功!怖かったぁ・・

3番手Kちゃんは最後にコケたけれど、なんとか成功!!


バンザーイ!!!
新年早々、長年のモヤモヤがすっきりと解消してこれ以上無いようなスタートが切れました。
今回の成功はえでーさん(右端)の準備周到なリサーチと、的確な現場判断のおかげと言って過言ではありません。
いつも新規探索にご一緒する時には、前日までに大まかなことを伝えておくとしっかりと調べてきてくれるので本当に助かります。
そしてついつい弱気になりがちな僕を励ましてくれて、ムードを高めてくれるKちゃんにはいつも感謝です。



気分はウキウキとなり、もう少し時間が残っていたので、ここもまた気になっていた所に入ってみました。

ああ、のどかで本当に良い場所ではないですか!

気持ちいいなあ・・冬の西陽がとてもやさしく感じます。

と遊んでいたら、その奥にはトライアルセクションもどきの場所が・・

いっぺんで泥んこになりました・・ここまで綺麗だったのに。

そしてなかなかの難易度の(僕らにとっては)ヒルクライムも!
えでーさん、ヘルプに行ってヘトヘトです、優しいなあ。


そんな楽しい2日間、良き正月休みはあっという間に過ぎてしまいました。
今年もソロとグループで、いろんなスタイルで、それぞれ存分に自然と戯れたらいいなあ、なんて思っています。



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