苦楽園オフロード雑記帳

兵庫・京都・鳥取・岡山の自然と林道をSHERCO TY125、 TRRS XTRACKで楽しんでいます。乗れない時などはスノーシュー、クロカンスキー、たまに料理ネタも入ります。

Happy go Lucky!

雪と青空さえあれば気分は上々♬ 12/19 宍粟

寒波が来襲したこの週末、かなりグッドコンディションの積雪が予想されたので、グループで兵庫県の北中部にある一宮に集合しました。
メンバーは前回のスノーライドの時と同じ、えでーさん&KちゃんペアとRYOTAクンです。
バックの山々にはかなりの積雪が・・雪積量だけが心配だったのですよね〜。


まず向かったのは別荘地の奥にある岡ノ上林道です。
昨シーズンに来た時は他よりも意外に雪の量が少なく、支線のコンディションが抜群でとても楽しかったのですが、この日はまだその入り口すら辿り着けないほどの積雪量!


普段とは雰囲気が全く違うので、簡単な分岐も間違えてしまうほど。


一度走ったことのある方にはわかると思いますが、湧水の『岡の泉』すらも辿り着けませんでした。


ところでこの日は前回紹介したニュージャケットがデビューしました。
感想はと言うと、着心地も暖かさも言うことなし!
今年の「買って良かったモノ」の最高位にランク付けしたいくらいです。


さーて、1本目がこの日の大本命でもあり、予定ではそこから峰山方面に進もうかと思っていましたが、仕方なく大幅にルートの変更を余儀なくされました。
しかしそこは宍粟方面ではあらゆるマイナー林道・作業道まで探索経験のある、えでーさん&Kちゃんペアとこの僕で、作戦会議を開いて決めたのは閏賀(うるか)にある、給食センター横から入るミドルレンジのピストン林道です。(名前は溝谷林道でした)
こんな時に多くの引き出しがあるとホントに役立ちます。

ここは高低差もあまり無く、雪の深さも質も抜群で予想を上回るほどの気持ち良さは本日イチバンでした!
Kちゃんもキャッキャ言いながらチョーご機嫌で走ります♫


キャブのセッティングがイマイチで始動性に問題ありのRYOTAクンのセロー225でしたが、一度走り出せばイキイキと!


走り始めはしぐれていましたが、この頃からは青空も広がり最高の風景も楽しめます。
この辺りでは高い部類(約1077m)の暁星山は、かなたに厚い雲で山頂が隠れています。


いやはや、もう最高ですね〜♪
もちろんここも全くのヴァージンスノーでフッカフカ!!
普段ならばあまり来ない地味でマイナーなピストン林道が、こんな上質な雪があるとその価値は一気に跳ね上がります。


昨シーズン、雪や低温時を走るとエンストが頻発(キャブのアイシングが原因?)していましたが、その後に調整したおかげでしょうか、今年二度目のスノーライドも好調を維持しています。
タイヤは普段から履いているツーリストですが、できればブロックの荒いものに履き替えたいところです。
しかし元々トライアル車をベースとしたTY125なので、MXタイヤやエンデューロタイヤではスイングアームに干渉してしまいます。
なのでツーリストのままで、空気圧は目一杯落として対処しています。

途中にある支線も探索してみましたが・・




ここは程なく行き止まりでUターン。
スノーライド・ビギナーの方にアドバイスするとすれば、未知の林道には行かないこと!
雪の下に何があるか、路肩の状態はどうかなど、おおむね分かっていないと大変危険です。
安易に真似をすることはお控えくださいね。


さてそこから次に向かったのは東山のフォレストステーション。
ここは温泉やオートキャンプ場だけでなく、雪が無ければ山頂近くまで登れる作業道もあります。


しかしここもこの日は積雪量が多過ぎてなかなか苦労しました。
Kちゃんもトラクションがかからず放心状態・・。
こんな時は軽さは正義ではなくなり、程よい重さがあったほうが良いのでしょうね。
最年少のRYOTAくんはヘルプに大忙し!

それにしても樹々に着雪した風景が本当に美しい ♪
このブログを書くのにちょっと調べてみたのですが、雪に関する日本語って本当にたくさんありますね!
こんな言語って他には絶対に無いだろうなあ、自然と共存して生きてきた先達たちの表現力にはただただ脱帽です。


ちょうどタイヤホイールの中心、アクスルシャフトくらいの積もり具合がこのバイクの限界かもしれません。
それでもだいぶこのバイクでのスノーライドのコツが分かってきて、以前ほどの疲労感はさほどありません。
3速くらいで上手くトラクションがかかり、トコトコ走らせると抜群に楽しくなります。
大パワーでカウンターを当てながら豪快に走るのも楽しいでしょうが、僕はこの方が好きかな。

さあ、なんとか坂を登り切り、辿り着こうとしているのはミシュラン☆☆☆極上の?屋外レストラン。


そこはまだ誰の足跡もないピッカピカな状態でした。


本日のスペシャルメニューはカップ麺とコンビニおにぎりですが・・なにか・・・?



さて、お腹が満たされれば、本日のアトラクションでのお楽しみですよ。


一本橋も雪があるとこれくらいの幅でないとね。


僕もRYOTAクンのセロー225を借りて走ってみました。
実はこれまででセローを走らせるのはこれが初めて。
名車の誉高いこのバイクの乗りやすさと性能には、改めて実感し驚かされました。
こんなトレッキングバイクをもう一度世に出してくれたならば、もっともっとオフローダーも増えるのにと思ってしまいますね。

そして最後に選んだのは、山ガールでもあるKちゃんの提案で花咲山のピストン林道です。
ここは以前、自転車ブロガーとして有名なgonzoさんと、お互いが同志として認め合いながらも、ばったり遭遇しながらその時は分からなくて挨拶だけに終わったその場所です。



ここもいわば普段であればB級林道で、さほどリピートする気にはなれない場所ですが、程よい雪のおかげでA級のワンダーランドへと昇華していました!


ああ、なんて楽しい時間なのでしょう♬

そして美しい風景

まるで以前に来た時とは別な場所のようです!

これまで雪にはやや苦戦していたKちゃんも、ついに覚醒して驚くほどスイスイ走っていましたが、山頂の手前の急坂ではさすがにヘルプを仰ぎ・・

最後は代走&徒歩でゴール!


下界を見渡すと、平野部の田畑が雪で白くなり、それがまるで大河のようにも見えます。

最後の最後、数十メートルは階段なので徒歩で登ります。
先日にハイカーデビューしたえでーさんですが、遅れをとるのはフラットソールのMXブーツのせいにしていました。
えでーさんの名誉のためにも、そーゆーことにしておいてあげましょう。


さあ、山頂はもうすぐそこ!


こんな低山ですが、その楽しさは格別でした。
ライド&ハイクも雪山になればこんなに遊べちゃいますよ〜🎵

RYOTAクン撮影


宣言!『今年の冬は雪でたっぷりと楽しみます!!』


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