2021ver. キミはすすきの本当の美しさを知っているか? 10/3 但馬
予告通り前回から連日の但馬です。
いつも言っているように一年の半分は雪で走れないこのエリアは、今年もあと2ヶ月でシーズンは終了します。
そのうち何回休日と好天がマッチするか・・。
走れる時に走っておかないと必ず後悔してしまいます。
この日のスタートはこの公園です。
この前、福山のたらさんとご一緒した時に横を通り過ぎたのですが、ふと気になる風景があったのです。
それがこちら、堰で止められた流れの中にこんな立ち枯れの樹々がありました。
朝日の角度によって、こんな光のカーテンができました。
公園内にはふたつの滝があり、これはそのうちのひとつ。
なかなか良い公園でしたが、ほとんど知られていないひっそりとした雰囲気でした。
少しだけ引き返して水口林道へ。
途中わずかに残っていた雲海に巡り合いました。
自走していた時は霧に遭うのが辛かったですが、今はこうして余裕で眺められるのに幸せを感じます。
但馬を走るオフローダーには有名な三川山山頂付近からの香住港の眺め。
ここはハイカーさんも多いそうなので、もう少し伐採して見晴らしが良くなればと思わずにいられません。
三川線と繋がる広場から・・
その三川線を北に向かうルートは、これからドラマチックな紅葉シーズンを迎えます。
こちらからも少し角度を変えて見える港。
途中、大野林道から降ります。
ここは尾根道なのですが、左右の見晴らしは樹々に隠れて見逃しがち。
途中で走りを止めて、その風景を楽しむのも悪くないですよ。
三川線寄りは幅員もあるフラット林道ですが、麓の集落寄りになるとやや狭まり、路面も多少荒れています。
ビギナーの場合は麓から登る方が良いでしょうね。
下りきると矢田川の河原で遊べます。
この辺りは海にも近い下流なので流れは穏やかです。
そのまま県道4号線で香住港に到着。
まだお目当ての店がオープンするには少し早いので、ビーチサイドでのんびり。
実は前日たまたまこの店のことをネットで見つけて、絶対に食べてみたかったこの一品!
オープン5分前に入って大成功!!
小さなお店で他の客の予約もあり、すぐに満席になってしまいました。
ウフフ、具を説明しちゃいますと、わさびの左から時計回りで、スズキ、ノドグロ、サワラ、白イカ(身とゲソ)、ハマチ、そして真ん中はモサエビという全て地元前浜で上がったネタです!
いつもよく行く近くのお店もとても美味しいのですが、あえて言えば刺身の切り方が小さい(その代わり種類は多い)のと、イクラなど地元産以外のものを彩りで加えていることが僅かながら不満でした。
それと満席だったりして、もしも入れなかった時のために保険をかけておきたかったのですが、いやいやこちらが大本命になりそう!
ノドグロや白イカが旨かったのは言わずもがなですが、驚いたのはスズキとハマチ。
僕はかつて海のルアーフィッシングに没頭していた時期があり、今の季節ならば週に三回は仕事前であろうと通っていました。
そこで釣れたスズキやハマチは数え切れないほどその場で活け締めをして、家に帰って自分で捌き食べましたが、この海鮮丼のそれは想像を遥かに超える旨さ!
もうとにかく大、大、大満足の味でした。
あ、TOM'Sの吉川さん、次回はここでいいですか?
その後、途中の道の駅で休憩をしていると、ツイッターで繋がりのある「ゆうさん@丘ローダー」さんと遭遇。
今や貴重なDR-Z400Sのファクトリーカラーは迫力がありカッコ良かったです。
実はさらにこの日のラストで但馬蔵にいると、駐輪場には画像で見覚えのあるWRがポツリと停まっていました。
ご本人にはお会いできませんでしたが、こちらは「Mondo」さん。
センス良くまとまったWRはこれまた良い感じ。
それとは逆?に、サプライズでお会いできるかなと思っていた煮過大隊長とは、とうとう最後まで遭遇できませんでした。
後で知ったのですが、やはり香住ではニアミスだったようです。
さて、いよいよこの日のもうひとつの目的を果たすため、途中の林道もすっ飛ばしてお目当ての場所を巡りますよ!
大照林道脇の廃牧場。
最近オフシーズンも集客に力を入れ始めた小代スキー場。
こちらは小代のもうひとつのスキー場ですが廃業が決定的のようです。
自称『但馬のコロラド』
こちらは自称『但馬のトスカーナ』で、ブログ読者にはもうお馴染みの杉ケ沢。
そしてなんと言っても、圧巻はこちらです!
この世とは思えないほどの美しさにはいつも圧倒されてしまいます。
ここにもポツリと一本だけ老木が立っていたのですが、とうとう倒れてしまったのがちょっぴり寂しい。
山頂部分は雲に覆われていることが多い氷ノ山(ひょうのせん)ですが、この日は終始快晴でその姿を四方八方から眺められました。
思えば外泊禁止の僕が、2日連続で但馬に通い氷ノ山周辺を走るのはこれが初めて。
行こうかどうしようか散々迷った末のことでしたが、本当に心の底から来て良かったと思えたこの日。
少々大袈裟かもしれませんが、美味しい料理と数々の絶景に出会えて『生きていて良かった!』と心の中で叫んでいました。