苦楽園オフロード雑記帳

兵庫・京都・鳥取・岡山の自然と林道をSHERCO TY125、 TRRS XTRACKで楽しんでいます。乗れない時などはスノーシュー、クロカンスキー、たまに料理ネタも入ります。

Happy go Lucky!

チャレンジ&ディスカバリー作戦 2週連続成功なり! 6/27 但馬

この週末は台風の接近もあり、天気予報は目まぐるしく変化。
2日前にはかなり午後から降った模様。
走りたい所はあれども、どうするかとても悩んだ末に決行!
さて、どうなることやら・・・


直前に決まった大隊長の参加もあり、今日はいつもの3プラス1。
前回と同じ万場スキー場で集合して北東へ進みます。

最初は矢次山周辺の林道作業道群。

ここも出だしは美しい竹林から。
日本海側は山の麓や集落の近くには竹林が多いような気がします。

分岐がいくつもあって判断に悩みます。

路面は土がメインで堆積物も多めです。

四つ辻にはMINICA軽トラの廃車。

倒木は無く、快調に進んでいきます。

やっと現れたかと思ってもこのレベル、しかし・・

伐採工事区間が現れると、状況は一変してヌタヌタネチョネチョ地獄です。

何度かコケそうになりながらも、別の出口へ抜けられることができました。
しかし、なんか引っ掛かるものがあったのですよねぇ・・
ここは今回、新規探索で来たつもりだったのですが、後で自分のブログで確認すると2年ほど前に来たことがありました・・
大丈夫かオレ?早くもアルツハイマーか??
実はその前日にもありえない忘れ事をしていたことがあり愕然としていました。

次に向かったのは、先週途中まで進みながら時間切れ&体力切れで撤退した若山林道の反対側出入口。
178号線旧道の廃トンネル横にその入り口はあります。
何気なく写真を撮ると、左上にあるはずのない赤い影が・・・OMG!

ま、それは置いといてと、この先には平家落人の集落跡もあるそうで・・

いい感じのエントリー区間で期待は大いに膨らんでいたのですが・・


2kmも進まないところでかなり古そうな大崩落!
偵察でKちゃんがその先を調べますが徒歩以外で進むのは不可能のようです。

エスケープラインも探してみましたが、どうにもこうにもならず撤退を宣言。

それでも178号線を挟んだ向かい側には、本見塚という廃村があるはず。

美しい枝ぶりの青モミジが目を惹きます。


廃村はここかな。
しかし残念ながら、さほど趣のある建物や遺構は見つかりませんでした。

その奥の林道をチェックすると。


う〜む、路面崩落でこれまたキビシイ。

これも反対側からも調べると、やはり崩落とガレ。

もう大隊長殿がウズウズされているようだったので、少々工事をして通っていただき、単独で奥の調査へ。
しかし結局これもその先でどうにもならない状況とのことで撤退となりました。

午前の部、最後は先週も来た柴山駅周辺の残りのうちのひとつ。


ここは地図で見ると小さな半島の尾根にルートが伸びているので、正面の日本海や東西の入り江の絶景を期待していたのですが・・
残念ながら木立が覆い茂り、視界はほとんど遮られています。
古い小さな公園もあったので、かつてはもっともっと素敵な場所だったのでしょう。


入り口付近には山陰本線の趣のあるレンガ造りのトンネルがあります。

一旦戻り香住海岸を西端まで行くと突き当たりに小さな浜があり、ここで本日のランチタイム。
そりゃあここに来れば海鮮料理を食べたくはなりますが、事前の予想通り下半身泥だらけになっているのでおにぎりで我慢です。


(縦向き画像はKちゃん撮影)
ここまで雨はほんの少し落ちてきただけで、気温も低く過ごしやすい天候でした。

さて再び柴山駅に戻り、残った西側の林道にチャレンジします。

ここでもお約束のように最初は竹林が現れます。

高度を上げるにつれて視界も広がってきました!

さらに見事なグリーンカーペットの区間も登場!!
ここは地図上では途中で切れているのですが、抜けられそうな予感が強まってきました。

下り区間に入るとアトラクションも次々に現れてきます。

この倒木は直径60cmオーバーの手強いヤツでしたが、大隊長は見事に一発クリア!
僕はというと、3人がかりでよっこらしょと持ち上げてもらいました。
しかしこの倒木にも全く先人が走った形跡がなかったので、僕らが今年初なのは間違いのないところ。
いや、そもそも一体何人のオフローダーがこの道を知っているのか?



さらにもうひとつの大きな倒木は根っこ側から越えることができ・・

ついに南側の隼人地区に完抜けです!!!
ここは勝手に『柴山隼人林道』と名付けさせていただきます、エヘン。


こちら側出入り口は三川線終点からほんの100mくらいの所にあります。
これが使えるとなれば、この後走る大野〜池ヶ平〜本谷、そして宮神山田〜本谷奥〜用野和佐父〜福岡作山〜八木谷大谷と繋げれば、壮大なルートで日本海と道の駅ようか但馬蔵を結ぶことができます!
なかなか京阪神から来るもの好き?は少ないでしょうが、爽やかロングフラットから絶景ポイント、アトラクションそして海鮮グルメが楽しめる超々お勧めルートです。


またさらに付け加えるとするならば、先週の三原水口〜三川東作業道群〜柴山丹生地などを往路もしくは復路とすれば、これはもう氷ノ山一周を上回るウルトラロングルートとなること間違いなしです。


そのうちのひとつ、大野は何があっても安定のフラット。
強いて言えば、麓付近の流水ワダチが以前よりも増えた程度です。

これはオマケ、矢田川のお遊びスポットは、気持ちよくスロットルを開けてストレートが楽しめます。



池ヶ平もまた爽やかフラットでテンポよく走り・・


グリーンカーペットの本谷を抜けると・・

道の駅あゆの里矢田川の河原で一服。


実はその後、先月途中まで行った村岡神鍋林道を走りました。
Azumiクンが倒木処理をしてくれて開通しているということを高山長さんのブログを読んで行ってみたのですが、確かに倒木は問題ないものの相変わらずの極悪凶暴林道でした!
狭い道幅で片側は断崖絶壁の谷、路面は荒れたコンクリート舗装が残り、その上に大量の転石や落石があって、いつフロントが跳ねられるか気が気ではありません。
ある友人はここで鋭い岩の角でフロントタイヤをバーストしたということもあります。
まあお好きな方にはたまらないかもしれませんが、ビギナーの方はたとえグループでも走らないようにしてください!
妙見蘇武岳線の白菅山方面から下ってくると、途中までは嘘のように爽やかなジキルとハイド林道です。
ハイ、もちろん写真を撮っている余裕などひとかけらもありませんでした。

そんな悪夢を振り払うように、最後の仕上げは草原を気持ち良く下ってトランポの停車地まであっという間。
天気は最後まで崩れることなく、帰路に着く頃には晴れ間も広がってきました。


しかし、その途中からえでーさん&Kちゃんペアの姿が消えてしまいました。
しばし待つとようやく現れましたが、リアに異常を感じたとのことで、よくよく見るとホイールベアリングの外側の面が外れてボールが紛失し、さらにハブにまで亀裂が入ってしまっています。
同じバイクの僕の場合は、以前チューニングにTOM'Sに預けた際に摩耗を発見してもらっていて、早々と打ち替えてもらっていました。
どうやらオリジナルのベアリングは質が悪く劣化が早いようなので、同じシェルコTY
125 Classicにお乗りの方はご注意ください。


でもこれが最後の最後で良かった!
もし途中の難所の中で発生していたら大変なことになっていたでしょう。


そして後日談ですが、TOM'Sの金本さんに相談するとブランドは違うものの、適合する新古品ホイールAssyが見つかり、なんとお買い得価格でチューブレスへとステップアップできる運びとなりました。
『禍福は糾える縄の如し』は僕の座右の銘ですが、この日はまさにそんな1日でした。




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