苦楽園オフロード雑記帳

兵庫・京都・鳥取・岡山の自然と林道をSHERCO TY125、 TRRS XTRACKで楽しんでいます。乗れない時などはスノーシュー、クロカンスキー、たまに料理ネタも入ります。

Happy go Lucky!

悲願達成‼️ブナの巨木に囲まれる空間 6/5 但馬


それは今を遡ること2年前、恐れていたことをとうとうやっちまいました・・。
それ以来いつかは必ず乗り越えてやらねば、と思いながらもなかなかタイミングが合わず、ずっと先送りにしていたことを実行に移すその時がついにやってきたのです。


今日のメンバーはえでーさんとKちゃんと僕の3人のみ。
早すぎたかな〜と思いきや、道の駅但馬蔵でトイレ休憩をしていたらバッタリと遭遇。
そこから一緒に本日のベース、牧場公園駐車場まで。
8時半出発予定はさらに繰り上がりました。

そこから中辻肥前畑線まではわずか1分!

今日も大好きな里山の風景が美しく広がっています。

まずはまだ入ったことが無かった作業道で軽く肩慣らし。

ここはやはり予想通りで、割合とすぐに行き止まりでした。


さていよいよ本日のメインステージへと進んでみましょう。
以前からの読者の方ならばご存知でしょうが、2年前にこんなことがありました。
今更ですが、恥を忍んでその時の記事のリンクを貼ります。



この直前には高山長さんがすんなりと走られているのですが、ブログでは画像も無く、直接聞いてもどうも腑に落ちないことがありました。
いえ疑っている訳ではないのですが、そんな簡単な道なのかと?
そして入口と出口は本当にその通りなのかと?


それはさておき、今の主力機Sherco TY125 Classicが欲しいと強く思い始めたのも、この道を走ってみたかったからに他ならないのです。
高山長さん曰く、トレールでもなんとか・・ということですが、僕の腕ではとても自信が無いし、同じ過ちを繰り返したのではシャレになりません。

さて、意を決して(大げさか?)広場側からエントリーします。
前日はワクワクしながらも、その反面ちょっと憂鬱でもありました。
ジジイ心は複雑です。

下ってすぐのT字路を左に進み・・


道幅は狭まりキャンバーもある嫌なパターン。

プチ崩落の沢を渡るKちゃんはまさかの減点0でクリアー❗️
僕は足付きベタベタの5点です⤵️

苔の素敵な洗い越しが現れたり・・

今日も木こり作業に励んだり・・


午前中は湿度が高く、風も無いのでどんどん体力が削られます。

張り出した枝も低いので、それをかわすために体勢も低く保たねばならなく、時々枝に頭をゴツンとやられると、ヘルメット越しでもクラっときます。

それでもラッキーだったのは致命的な崩落や、絶望を覚える程の太い倒木が無かったことです。

ただこの前と同じような、『絡まった魚網』タイプの倒木には手を焼きます。
こんな時はゴムボーイ(もうご存知ですよね?ノコギリの名前です)ではなく、ナタでバッサバッサとやる方が効率的でしょうが、これ以上荷物を増やしたくはないしね。

バイクを寝かせて潜るのも、結構体力を消耗するものです。

それでもこの周辺のブナを主とする広葉樹林の美しさは必見に値します。



転石、落石も多く、そのために起きたあの事件の現場もクリアーすると・・


とうとう抜けることができました‼️
三叉路に出て、やはり予想が正しかったことを裏付けられました。
その出口では、どこからともなくフクロウの声が僕らを祝福してくれるように聞こえてきました。


そして今思えば、あの崖落ちも引き上げたりしなくても、あのまま崖下までバイクを運べば(落とせば)下に続く道に出ることができたことになります、ああ・・・。

その後は塩山中辻林道を北上します。

ここはレスキューで来てくれたAzumiくんと花鳥君が帰る時に軽トラで通った道ですが、今は倒木が多くて四輪ではとても無理です。

途中の支線の一部にも初めて入ってみました。

ここもかなり複雑で迷いそうになりますが・・

抜けられそうで・・・

抜けられた⁉️

と思いきや、本線から大きく膨れてまた戻る、変形ループのようなルートが見つかっただけでした。
ここはヤチ(ヌタ場、湿地場)が多く、バイクもウエアも泥だらけです。

岸田川を越え、シワガラの滝の入り口を過ぎ、今日もまたあの旧草原界の道に進みます。
何度来てもここはしっとりとしていて良いなあ。

時刻は12時をとっくに過ぎてお腹はペコペコ!

本日のレストランはこちら。
たとえコンビニおにぎりでも、その味わいは最高級クラスに昇華します。

そしてお腹が満たされれば、ゴロンとするっきゃないでしょう!


お腹がこなれて一息を吐けば、撮影タイムの始まりです。





たまにはペアらしく?仲良く寄り添うお二人の画像なども・・


ずーっとここにいたくなりますが、そろそろ重い腰をあげましょう。



ショーブ池を眺めてから・・

午後のハイライト、左馬殿道西区間の探索に入ります。

事前調査ではどこから林道で、どこから登山道かがはっきりとしません。

しかし林道(作業道)としてはかなり丁寧に造られた良い道です。

倒木はここでもお約束。

これは想像以上の予感がしてきました!

しかしやはりすぐに行き止まりか!?
と思わせる様相となって、歩いて偵察をしていると、足元から見慣れないヒナ鳥が5、6羽低空飛行で飛び立ちました。
ん、あれはなんだろうと思うと、その直後にヤマドリの雌が慌てて逃げて行くではないですか。
そうか、あれはヤマドリのヒナだったのか!可愛かったなあ〜!!
(画像無しなのが残念)

バイクではここまでかと諦めてUターンすると、その手前にまだ本線が隠れていました。

そしてまた100m置くらいでギコギコと木こり作業を繰り返したり・・

ショートカット、エスケープをしたりしながら・・

行ける、抜けられるぞ、とどんどん盛り上がったのですが・・

最後はまるで騙しのようなミニループで終了。
ま、その先の地形は深い谷になるので仕方がないことかもしれません。
こうなることは想定内のことでした。
結果は残念でしたが、とことんチャレンジをして、途中で諦めなかった自分たちに満足です。


ちなみに、上山高原から麓の集落に続く左馬殿道東区間は、仲間のトライアルライダーYさんが苦労の末に検証済みです。

これも鹿の仕業?(かじられた跡)

いやー、しかしもう体力が底をつきヘロヘロです。

最後は絶景を眺めて、林道成分ビタミンRとDT?をたっぷりと補給。

来週末の天気予報はあまり良くはないけれど、もし乗れなくてもなんとかその栄養は充分に維持できるでしょう。

道なき道を進むのではなく、隠れた林道、作業道を探すのがどんどん好きになる。
その相棒として、 Sherco TY125 Classicの出番は増すばかり。

さあ、ここからでもトランポを停めた場所はすぐ近く。
今日もとんでもなく充実した一日でした!
これって「神回」ってやつかもね。
Kちゃん、えでーさん、ご協力ホントにありがとう!!


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