苦楽園オフロード雑記帳

兵庫・京都・鳥取・岡山の自然と林道をSHERCO TY125、 TRRS XTRACKで楽しんでいます。乗れない時などはスノーシュー、クロカンスキー、たまに料理ネタも入ります。

Happy go Lucky!

多可エリアの新規探索はエンドレス 2/21 北播

この週末は気温が上がりましたね。
この記事を書いているのは月曜日ですが、今日も2月の最高気温を更新したとか。
でもそれが地球温暖化のせいとは限りません。
世界的には厳冬で天然ガスの価格は暴騰しているとのこと。


ともあれバイク乗りにとってはありがたい週末でした。
土曜日はロードバイク(エンジン無し)でトレーニング。



いつものコースでふと目を脇に注ぐと、何やら良さそうな小径があったので進んでみれば、おやまあこんな溜池があったとは!
全く、以前は目を三角にして走るばかりだったので、気が付かなかったことがたくさんあったんだなということを、最近つくづく感じています。



日曜日は宍粟に行こうと決めていたのですが、前夜にGoogle Earthでふと以前に気になったところを思い出しあらためて確かめていると、もしやこれは・・・と思うことが見つかり、急遽行き先を変更しました。
そんな気まぐれを許されるのもソロの良いところのひとつですかね。


そしてまずは第1エリア、前回は分からなかった入り口から入ってみれば・・



うほほ、これは予想以上にスケールが大きそうです!



林道規格ではなくお得意の作業道レベルですが、四方八方に道が広がっているので、ひとつひとつチェックしていきます。



ここは珍しいホワイトカーペットの路面。
よく見ると、細かい葉の植物が枯れてびっしりと覆い尽くしています。



手入れの行き届いた森ですが、幸いに今は伐採作業は行われていません。



いくつかの支線を探すうちに、急な登りのルートがあり・・



その先には尾根道がありましたが、樹々が邪魔をしてスパーンと広がる景色は残念ながら見ることができません。



それでも天気は最高なので、気持ちの良いことはこの上なく、走り始めに寒さで震えていたのはウソのようです。



何やらやたらとイキったエキゾーストサウンドが聞こえてくるなあ・・・と思っていたのですが、それが近くのサーキットからのものだと気がつくのには少し時間がかかりました。



そろそろシダの緑が鮮やかになる季節です。



ほぼ探索は済んだと思い出口に向かうと・・



あれ、こんなところにまだあったぞ。



で、登ってみれば、先ほどよりも高い場所に出ることができました!
ルートが複雑で、もう一度最短で行ってみろと言われても自信がありません。



ともかく、最初からラッキーだったなと思いながらゲートを出ると・・



あれれ、またここにも別の入り口が!



で、またガレた上りを進めば・・



また別の景色の良い場所に出ました!



まあ、こんな所に突っ込んでしまうことも多々あるんですけどね。
結局ここでは2つのLOOPが確認できました。



第2エリアは前回にも来たところですが、 BETAではちょっとためらった支線がひとつあったんです。



それがこれ、画像では分かりにくいですが、激坂下りの九十九折が続いています。
こういうところはハンドルの切角の少ないトレールでは本当にシンドイのです。



少し歩いてみましたが、その先も谷底に向かって延々と・・・
これはシェルコでもソロではヤバいなあ。
今はカラカラに乾燥しているからまだ良い方でしょうが、湿った腐葉土が現れたりすると大変です。
近々また探索チームを招集してからにしましょう。


くれぐれも『下りの深追いは禁物』ですよ、特にソロではね。



別ルートを探るとこんな倒木が。
バイクを横倒しにすれば通れるくらいでしたが、上半身のトレーニングをしたくなって・・・



バッサリと!



しかしその先は行き止まりというのはよくあるパターン。
多可エリアはこのトゲトゲが特に多いので、この日もジャケットを着ていなかったらボロボロにされていたことでしょう、要注意です。
要注意と言えばもうひとつ、このあたりはかなりイノシシの数が多いようで、餌を探すために掘り返された穴が沢山ありました。
路面にも気をつけなければなりませんが、害獣ゲートを開けたら必ず、いいですか必ずキチンと閉めましょうね!



ここでも支線のひとつひとつ丁寧に検証していきますが・・



三本連続はちょっとカンベンしてよ。
でも後で反対側から入ってみて、ここも物理的には抜けられるルートを確認しました。
3人いたら楽勝だな。



まあブログではまだこれでもサラッと書いているつもりですが、実際には何度も狭いところでUターンしたりイゴイゴしたり、歩いて探ったりと、かなり体力は消耗しています。
お昼が近づいてきたのでお目当ての店に向かいます。


先週、先々週と2連続で食べた洋食の古時計の前を通ると、12時前ですでに駐車場がいっぱいでした。
オンロードバイクも多く停まっていましたが、美味しいものを食べに行くのがツーリングの目的のほとんどで、その過程ではさほどのワインディングや絶景もなく、いつもだいたい同じようなパターンで終始し、何か表情も輝いているようには見えません。
いえ決して他人の楽しみ方を非難したりする気は毛頭無く、私も永くオンだけを走ってきたので多少は分かるのですが、今いるオフロードというジャンルでは、わずか半日の間でドキドキやワクワク、感動や喜びがぎゅっと濃縮されているように思います。


ハー◯ーやB◯Wなどのピカピカに磨かれたビッグバイクに乗っている人から見れば、泥だらけのピンクナンバーのどこがいいのか分からないのかもしれませんが。


そして今週はまたこちらのお店に来ちゃいましたよ♫

焼き鳥定食に追加したのは豪快なもも焼きです!
定食800円+もも焼き800円とちょっと贅沢でしたが、これがもうアナタ、皮がパリッパリで最高に香ばしく、身は程よい弾力で味わい深く、なんといってもその肉汁の豊富さといったら!!
私にとっては焼肉やステーキよりもこちらの方がよほど嬉しく、ガブっとかじればパワーを補充できる気がします。
今回しみじみ思ったのですが、この店の良さのひとつはその『焼き』の技術の高さ。
それを存分に味わえるのは「タレ」ではなく「塩」だなということです。


そして開店時間少し前に店の前で待っている時に、ひとりのブログ読者の方が話しかけてくれました。
今はセローに乗っておられるとのことでしたが、聞けばこの店に来られたのも、私のブログを読んだからだと。
嬉しいですね〜、この際おさらいしておきましょう、また試験に出ますよ。
この多可エリアでのワタシのお勧め『鳥富』以外では、『古時計』『ベロカフェ』『ワッカ』の4店です。
ただし『ワッカ』はジェラートのお店なので冬場はお休みですからね。


そうそう、『スオミ』っていうピッツァのお店も気になっているんですけど、何を隠そうこの私、短期間ながらピッツァを薪窯で焼いていた経験があるので、なかなか自分で納得できるお店は少ないのです。



話はそれましたが、午後の部の第3エリアに突入します。
ここには以前に3、4回来ていますが、やはり結構複雑なところで、衛星画像を見直してこれまでとは別の可能性がありそうだなと感じていました。



ふむふむ、やはり新たな予想通りに好みのフラットが隠れていました。


ここもやはり良き風景は木立の隙間から・・。


正面に見えるのが妙見山で、いつか歩いて登ってみたいなあと思っています。



この一帯、ちょっと怖いところ?に祠があったり、全体に雰囲気は暗く、何か強い霊気のようなものを感じます。



でも唯一こんな明るいゾーンもあって、それも気のせいかなと思わせてくれます。
いや、たぶんこの地域は信仰心がとても篤いのでしょう。



そして第4のエリアもすぐに入り口を特定でき、なかなか深いピストンが数本ありましたが・・



どれも最後はどん詰まりか登山道っぽい感じでそれ以上は進めず。



ラストのエリアが最も収穫は少なかったのですが、それでも全体を通して書ききれないことはいっぱいでした。


昨年まではこの多可町は北部を主に探索していて、今年になってから南部を攻めていますがほとんどハズレ無し!
ロングフラットダートの千ヶ峰や笠形以外にも、こんなに楽しいマニアックなダートがある北播エリアは冬場の救い神だと断言します。



身も心も満足したので少し早めに終わり、時間があったのでセルフィーで遊んでみました。



そして今日は我が家のネコではなく、この日の林道内で出会ったネコの写真。



堂々としてまるで逃げようとしない鷹揚さ。
茶トラは人間で言えばO型?比較的人懐っこいのが多いのですが、コイツもきっとそうなのでしょう。
ガタイも良く、面構えも逞しい。


それ以外にもこの日はとっても可愛いキツネに出会いました。
画像には残せなかったのが残念ですが、やはりすぐに逃げたりせずに振り返ってこちらをじっと見つめてくれました。
キツネは年に一回くらいしか遭遇できないのですがラッキーでした。
そんな野生動物との出会いがしばしばあることも、オフロード遊びの楽しさのひとつなんですよねぇ。

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