苦楽園オフロード雑記帳

兵庫・京都・鳥取・岡山の自然と林道をSHERCO TY125、 TRRS XTRACKで楽しんでいます。乗れない時などはスノーシュー、クロカンスキー、たまに料理ネタも入ります。

Happy go Lucky!

ダルガ峰の絶景と、そこに潜む危険なワナ 11/29 北播

前回のブログでも書いたように、この週末は久しぶりの自転車とオフロードバイクの連チャン。
改めて思ったことは、やっぱり二輪車は『自由』で楽しい❗️の一言に尽きます。
特に自転車の身軽さは何モノにも替え難く、なんたって軽いと思っているシェルコの1/10程度ですからね。
以前のようなパフォーマンスに戻して楽しむのは、あまりに膨大な時間がかかるのでそれは諦めますが、週イチくらいのペースでも乗らないよりはメンタル的にはマシ。
(言っておきますが週イチでほんの2,3時間くらいチンタラ乗ったところでダイエットにすらなりませんから)
ま、辛い区間はトランポでエスケープして、美味しいとこ取りをして乗ろうかな・・なんてお気楽に思っています。
ただねぇ、今気になっているのがeMTBなんですよ〜、FANTIC欲しいなあ。

さて日曜日の朝、自宅付近は快晴に近く、こんなマジックアワーを眺めながら出発。
今日は今年奇跡の復活を遂げた、あのカンカケにまず向かいます。

わずかに残る紅葉の木立。
夏の間は葉に妨げられていた日差しが、今は森の隅々まで照らしています。

今日の最初のミッションは支線奥の探索です。

伐採エリアの先を直進すると、前回まではこの倒木に行く手を塞がれていました。
しかし今はもう読むことはできませんが、あのバイブルによればこの奥には絶景ポイントがあるというその記述が忘れられません。

写真で見ると大したことはなさそうですが、実際には太さ30cmほどある木は上の写真の赤い矢印の2ヶ所を切らなくてはダメかと思いましたが、ラッキーにも1ヶ所だけで跳ね上がってくれて通れるスペースができました。
私は自宅の周りでもチェーンソーで伐採をすることがあるのですが、こんな時、木が足元に落ちるのか?それとも跳ね上がるのか?見分けることはとても重要です。
先月もこの近くでプロの方がお亡くなりになりました。
皆さんも無闇に力任せにせずに、よく観察しながら切ってくださいね。

そして一難去ってまた一難。
木は細いのですが嫌〜な間隔で並んでいて、おまけに前日の雨でツルツルに滑ります。

なんとかクリアして先に進むと素晴らしい空間が広がっていました!
こうして見る冬景色もまた良いものです。

あたり一面レッドカーペットに覆われてフッカフカ!
実は気をつけないとその下にトラップも潜んでいることが少なくもないことは、オフローダーの皆さんならよくご存知でしょう。
このすぐ目の前にも深い溝があります。

そして第三の難関・・・

その先はフカフカのキャンバー。

さらに歩いて確かめると道は微かに続いています。
沢を挟んだ対岸にももっと広く綺麗な道があるのですが、そこに渡るのはまだこの先のようです。
今日はこのところのお仲間はそれぞれの事情で一緒に走れず、ソロなのでここは諦めて撤退します。

ところが戻る時にやってしまいそうになりました。
もう少しで沢に転落!あぶね〜
それにしても今日はなんだか身体がおかしい・・・どうも力が入りません。
そうだ、昨夜脚がつりそうだったので、筋肉を緩める薬を飲んでしまったのでした!
スタンディングでもすぐに疲れてしまうし、今日は気を付けねば。

念の為、対岸に進めるルートはないのかと少し戻りました。
元々ある伐採エリアでは新たな工事と伐採が始まっていて、ここはまだしばらくは土日限定でしょう。
ふとこの画像の左側、脚立のある先の支線が気になったので入ってみます。

入り口付近は最近工事で整えられたようでしたが、さらに進むといかにもカンカケらしい雰囲気。

うわ〜、何回もこれまで訪れていましたが、こんな支線があったとは驚きです。

途中の区間で植生が変わるところがありましたが、これはアオダモではないのかなあ・・?

さらに小さいながらも美しい滝が!

もう少し早く、あるいは新緑の時に来たかった!
来年はその時を見逃さないようにしなければ。

広葉樹からヒノキや杉と変化も楽しい。

最後は橋が崩落していてそれ以上は進めませんでしたが、道はその先にまだ伸びていました。
決して行けないこともなさそうですが、ここはやはり自重すべきか。
それでもここは盲点でした、思いがけない嬉しい発見です。

本線に戻ります。

峠の頂上からの風景。
道からは木立が邪魔をして遠くは見渡せませんが、ほんのちょっと土手に登ればバイクと共に山々を画像に収められます。
鉄塔や送電線、コンクリートなどの人工物が視界に入らない峠の頂上・・・これが私の理想です。

長い歴史のある道はやはり良いものですね。
ここで過去、どれだけの人がこの風景を眺めながら体を休めていたことでしょう。

ふと単独で行動している小鹿を発見!と思いきや、改めて画像をみれば2頭だった!!
狩猟は解禁になったばかりでまだその怖さを知らないのでしょう。
それにしても冬毛になると見事にカモフラージュとなっていますね。

三室側に進むと、前回にはまだ残っていたアトラクションも綺麗に整備されていました。
個人的にはあのままの方が秘境感があって楽しめたのですが・・。
ま、これならばビギナーやレディースを案内しても問題は全く無いでしょう。

東側は木立の中を進む良さ、西側は明るいスカイラインとして良さが際立つ本当に良い林道です。
遠くに見えるのは沖ノ山です。

全国的には林道の減少の歯止めが止まらないように言われていますが、少なくとも私のフィールドではこうして名林道が復活したり、新しくピッカピカの林道が開通したりと、本当に恵まれていると実感したこの一年でした。

そこから次のステージは千種高原。
以前は県道からの入り口がこんな状態だったので止めにした道でしたが、今回見るときれいになっていたので入ってみれば、やっぱり奥はこのありさま。
その先で登山道になったので引き返しました。

ちくさ高原スキー場を過ぎて舗装林道ダルガ峰線からのダートに入ります。
ここは何度も訪れていますが、ダートに入るのはこれが初めて。
大したことないんじゃないの?って思っていたのですが、これがあーた大間違い!
いいじゃないですかあ!!ススキの見頃に来るべきだったなぁ・・。


途中に登山道と交差する場所があり、ダルガ峰山頂や駒ノ尾にはここから登るようです。
しかし『ダルガ』って地名はいったいどこから来たのでしょうね?
まるで本場アルプスにあるような地名だと思いませんか?

表示を見れば『竜王神ノ池』ですと!?
こんな高原にある池って好きなんですよね〜、見てみたい!
しかもその名前も神秘的で良いじゃありませんか。

ここからも晴れていれば日本海が見られそうです。
今日は直前になって昼から曇り予報。
ホームグラウンドの但馬はすでに冬の天候になっていて、まだ幸いに北播までは晴れ間の広がることも多いのですが、急に鉛色の空へと変化してきました。

ススキ野原の中の長いストレートを過ぎると、木立に囲まれて日当たりの悪い区間に突入。
そしてますます坂の下に向かって傾斜が強くなり、ふと気が付けばツーリスト(タイヤの銘柄)にとって一番苦手なコンディション!

これは徒歩で下ってみてから、振り返って撮った画像ですが、ドライであれば何ら問題なく登れる傾斜でしょう。
しかしその手前で引き返そうとしても、案の定タイヤは空転をするばかりで少しも登れません・・。
必死でもがいていたその時の画像はありません。
それどころではなく、帰ることができるかどうかの瀬戸際でした。
相変わらず身体の芯に力が入らない状態は続いていたのですが、大汗をかきながらなんとか脱出に成功。
やっぱりそろそろツーリストは履き替えて、もう少し排土性能の良く雪道でも多少はグリップするもので冬場を過ごすべきでしょうねぇ。


残念ながら秘境の池は見つかりはしませんでしたが、来た道を少し戻り、事前にアタリをつけておいた地点から狙い通りの場所に到達!

先日の超絶景と比べると見劣りしてしまいますが、いえいえここもかなりなもんです。
嬉しいなあ、今年は本当にラッキーが続きました。

アプリで見ると・・なるほどね、お馴染みの山々が並んでいます。

ダルガ峰線に戻り、展望台でランチタイム。
1台停まっていた車に帰ってきたハイカーさんに尋ねれば、ダルガ峰〜駒ノ尾〜東山の稜線ルートの展望はさほど良くなく、それぞれの山頂からの風景もこの場所とそう変わらないとのこと。

山を降りて戻る途中、西河内の公民館はかつて学校だったのかな?
やはりこういった旧い建物は窓がポイントですね。
アルミサッシに変えられてしまうと良さは半減してしまいますが、ここはそのままで残しています。

天気の回復がイマイチなので、今日は早めに帰ろうかと思っていたのですが、千草カントリー横の林道を発見。
メインルートは完全舗装でしたが、やや短いながらもスーパーフラットの支線がありました。

さらにそれを過ぎ、ゴルフ場正門の向かい側からもこんなフラットがあったんだ!

ここは期待が持てそうでしたが、途中でアトラクションが現れます。
この先もまだまだ道は続いていましたが、今日はもう身体がヘロヘロなのでこれはまた次回へと持ち越し。
怪我もトラブルも起きないうちに帰ります。
それでも絶景ハンターとしての収穫はタップリの、とても良き1日でありました!


またねっ!!


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