苦楽園オフロード雑記帳

兵庫・京都・鳥取・岡山の自然と林道をSHERCO TY125、 TRRS XTRACKで楽しんでいます。乗れない時などはスノーシュー、クロカンスキー、たまに料理ネタも入ります。

Happy go Lucky!

人それぞれの贅沢と心満たすものとは 11/14 但馬・因幡

以前からタイミングを見計らって、いつか実行してやろうと思っていた『朝焼け撮影』を遂に実行に移す時がやってきました。
あわよくば同じ場所で夕焼けも狙ってやろうと、朝3時に起きて5時半現地着。
トランポからはすぐの場所でその時を待ちましたが・・・

ウソでしょ💦
天気予報はどのサイトも3時くらいから晴れだったのに、しっかり曇ってますやん。
正直に言えば、かなり編集加工してこの程度がやっと。

オレンジ色のUFOではありません、あ〜あ残念。
タイミングとしては最善だったのになあ。


諦めて次のミッションへと・・・

ここは村岡の陣屋跡公園。
この辺りだと養父神社が有名ですが、ここは穴場とも言えるでしょう。
毎年、入ってすぐの所にあるこの1本が、一際鮮やかな紅に染まっています。
まるで作り物か?というほど紅いので驚かされます。

中に進むと・・

時刻は8時過ぎ。
土曜日でまさに見頃時期だというのに、他には誰もいません。
こういうのを贅沢って思うのは限られた人間なのでしょうか?

そこからほど近い本日1本目、用野和佐父林道に入ります。

定点撮影ポイント『幻の池』は水が少なく、落ち葉が多すぎで水面が見えないのがやや残念。
それでもここは本当に美しい所です。
きっとグループで走っていたら素通りしてしまうような場所なんですが。

自分なりの審美眼を磨くことって大切だと思います。

このショットはWEBマガジンKRAZyさんにも採用されたものと同じ場所、同じアングルですが、季節によって違う別の良さを感じ取ってもらえるでしょうか。

さて、この日やりたいことはひとまず済んだので、これから日没までをどうしようかと思っていたのですが、思い切って足を伸ばし上山高原に向かうことにしました。

ここはいつもススキの間を走り抜けるのが気持ち良いのですが、先日訪れたお仲間のYUKAさんからそのススキが刈られている〜、との情報を得ていました。
今日も地元の方々が大勢で刈り取りをされていたのですが、綺麗に束ねて集めていたので、どうやら屋根の吹き替えか、さもなくば祭りにでも使うのかと思います。

そしていつもならば展望台(手造りのスリリングな代物です)周辺もススキが覆い茂り、この時期は見通しが悪いのですが・・・


ドッカーンと広がるこの風景!

この方角は先日も走った牧場公園から中辻肥前畑の林道を眺めています。
北には香住や浜坂の海岸も見えます。

アップにするとこんな感じ。
正面の山の中腹に道が伸びているのがお分かりになるでしょうか?
いつもこちらから見ると『ああ、あんな素晴らしいロケーションで走っているんだ!』と何度でも思ってしまいます。


やっぱりここに来てよかったなあ・・・と思いながら暫し走ると、ふと脇道とも何かの入り口とも言える何気ないダートに入ってみれば、そこには・・・・

なんだこりゃ!?

えっ・・・・

暫し言葉を失い、茫然自失。

東の方向には大山、北の方向には日本海東浜、浦富海岸、そして鳥取市街地が眺められます。

大空には4匹の猛禽類が旋回していて、私の真上にもやってきました。
すわ、これはクマタカか?いやオオタカか!?と喜び勇んで鳥見の先生むぎこさんに連絡して判断を仰ぐと、即答で『トビです!』
は〜、尾羽の凹みが無いと思ったのですが、白斑や翼の形は紛れもなくトビですね。
勉強が足らんわ〜。

それはさておき、この風景は本当に素晴らしい!

緑の草原に萌える山々、そしてはるかに見えるは日本海。

こんな場所を探し求めていたのです。

この日は北の方角が僅かに霞んでいたので、くっきりと水平線は見えなかったのですが、この画像の中央に見える小さな白い点は船舶なんです。

さてこの場所がどこであるかは、今この段階で明らかにはできません。
ただ一つ言えることは数カ所ある入り口全てがオープンになっていたことです。
また帰ってから調べた結果、所有管理は個人や企業などではなく県であるということ。
今回熟慮した末に判断しこうして記事にしましたが、もし関係者からクレームなどが入った場合はこの記事は削除、もしくは訂正しお詫びいたします。


しかし今回改めて思いました。
よくSNSなどで『今日は1日で◯◯本の林道を走りました!』というようなことをよく目にします。
もちろん私もそれに近いことをする場合はありますし、グループの先導として走るときはやはり本数も考慮に入れます。
でもそんな楽しみ方以外に、私のように写真を撮ることを優先したり、渓流釣りをプラスしたり、あるいはトレッキングやキャンプと組み合わせたりと、多様に遊べるのはオフロードバイクならではだと。
そしてふと入った小径の先にはこんなご褒美が待っていることもあることを、ビギナーの方にも知って欲しいと。
別にいいんですよ、ただラーツー(湯沸かし道具を持って行き、お気に入りの場所でカップラーメンを食べること)だけのために1本の林道に行ったって。
もっと気軽に楽しみましょうよ。
自分だけの贅沢や心を満たすものが、この世界には探せばたくさんあります。

さて思う存分写真を撮りまくり、戻ろうかと思う途中でまたさらに気になったダートに入ると・・・

ん、何だこの空間は???
これはもしかするともしかして・・・今日のところは次の宿題として置いておきます。


さらに草太林道の途中でも支線に入ってみれば・・・
お〜、舗装区間は多いものの、こんな所にも抜けられたんだ。

さらにさらに前々から気になっていた「伝説のくぐり池」の奥には・・・

わわわ・・・こんな尾根道が!
いや結局これはピストンだったのですが、とんでもなく素晴らしい道がありました。

紅はたっぷりと楽しんだので黄はないかな〜と思っていると!

ウソのようにツキが次々と転がり込んできます。
お金はまるで懐に入ってきませんが、なぜか幸運は訪れてくるのは神様からのご褒美でしょうか?
そうか、ゴミ拾い運動がここにきて実を結んだのかな。

大照林道途中の放牧地でひと休み。
最近こんな老木が気になって仕方ありません。
我が身に置き換えて見ているのかしらん。

ふと目を移すとこんな不思議な蔓?
最初は誰かが棒を水平に渡したのだと思いましたよ。
どうしてこんなに離れた真横に抱きつこうと思ったのでしょうね。

時刻は4時前ですが、山かげに太陽が傾いてきました。
仏ノ尾ではずっと陰ってきて寒いので一回も止まらず、そのまま野間峠に入っていつものイヌワシポイントへ。
すでに西日が長い影を作りだしています。
その手前の上山さんちのキャンプ場では忙しそうにされていましたが、目が合った叔母さまに手を振ったら振り返してくれました。
腰痛は良くなられたのかな?

その後、瀞川氷ノ山林道も早々に走り抜け、本日のスタート場所に急いで舞い戻ればこの風景。
く、雲が無さすぎやろ💦
人生は皮肉なものでありますね、朝は雲が多すぎて朝焼けがなく、夕方は無さすぎて夕焼けが無いという。

いつもは帽子をかぶっている氷ノ山のてっぺんもスッキリと。

でももちろん恨みごとなど言いませんよ。
あんなに広く澄み渡った奥行きある空間で、思う存分に楽しませてもらったのですから。


3時起きで6時からバイクに乗り始め、夕方5時過ぎまでタップリと楽しみ帰宅したのは8時前。
ワタクシ、64歳と2ヶ月となりましたが、何か・・。

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