隠れた林道「大江線」そして復活のロングとは? 10/29 但馬
久しぶりの平日休暇、紅葉シーズンに合わせて取りました。
予定ではある方と初めて走る予定でしたが、残念ながらそちらはお流れで、それならばと新規探索と後日別のお約束の下見をすることに決定。
まずはベース基地・道の駅但馬蔵からいつもとは反対方向へと走ります。
長い間林道上村米地線(舗装)は通行止めだったために、なかなか行くことができなかった奥米池線にエントリー。
このエリアでは珍しい赤土主体の路面です。
ドカンと一発・・という眺めはありませんが、解放感もあり良い雰囲気です。
が、しかし予想と情報通りにこんな感じで行き止まり。
次は上村の集落から西に向かうダートの調査。
雨上がりのおかげもあり、しっとりとした落ち着きも感じます。
ここは佐中に似たような良い雰囲気でしたが。
2kmも行かないうちに・・。
倒木銀座でジ・エンド。
まあここまではあくまで確認したかった程度なので、やっぱりそんなものかと納得です。
そして3本目は大江集落の奥に伸びる、全く情報が無かった道。
行ってみると立派な林道標柱に「普通林道大江線」と明記されていました。
標柱には延長は短く書かれていたので、ああここもショートかなと思っていたら、途中から幅員が狭まり作業道レベルに変わってきました。
むむむっ、これはもしかすると・・というシックスセンスが蠢き始めます。
できてから長い時間が過ぎているようですが、車もバイクも全く走った形跡が見えない無垢の道。
これはすごいぞ!
この画像では分からないかと思いますが、木立の先には但馬ドームの屋根が見えます。
秘境感はこの上なく、先日の畑林道にも匹敵するほど。
主な倒木はこれ1本で、根元側を難なくクリア。
周囲が広く明るくなってきたなと思っていたら・・ドーンと!
やったゼイ!また新たな絶景ポイントを発見です!!
え〜先日見事なススキのフィールドを発見した時に、それが今年ナンバーワンと宣言しましたが、早くもここが更新したことをお伝えします。
もうこれだから止められません、探索は楽しいなあ!
さて、その景色は峠の頂上で、その先からは下りになりますが、道は怪しい雰囲気に様変わり。
支線もいくつかありますが・・。
危険なシダの群生で路面が全く確認できません。
この先も倒木で厳しそう・・撤退します。
とはいえ、ここはそれまで片道約6kmほどあったので、手応えは充分。
もしかすると完抜けも果たせそうですが、またそれは別の機会に。
このエリアでは珍しくゲートがあるので、開けたら閉めましょう。
さあ、少し場所を移動します。
リエゾン途中の円山川河川敷のススキがとてもきれいでした。
ところで皆さん、こんな地図はご存知ですか?
これは兵庫治山林道協会というところが発行している林道マップ(非売品)ですが、たしか他の有料刊行物を購入すると同梱してくれたはずです。
あるいは直接訪ねたら貰えたと記憶しています。(現在は未確認)
ご希望の方は先方にお問い合わせください。
そして久しぶりの日影金山線で妙見蘇武線に駆け登ります。
しかしまあここは以前にも増して流水ワダチが酷い、スリリングで体力を使う道です。
そんな道をなぜ選んだかといえば、それとクロスするこの道が、仲間のtenさんが先日さほど苦労せずに走り抜けたと聞いたせいなんです。
それまで長いこと、情報では荒れていて通行止め?ぶっとい倒木?工事中?暗く雰囲気もイマイチ・・などとネガティブな印象ばかりで、位置的には中心部に近いものの私自身は走ったことが無かったのです。
走り出すと新しい情報通りに金山側は真っ新なバラスが轢かれてフラットに整備されています。
2kmほどで補修区間は終わりましたが、それ以降も景色は素晴らしく、路面も程よく荒れた良い感じ!
この山脈のかなり高い位置ですが、いくつかの沢も流れています。
進んで行くにつれ、あまりの長さと奥まった感じがプレッシャーとなって襲ってくるほどです。
これで何かトラブルでも出たらどうするよ?
後半はそんな思いが交差してハラハラ・ドキドキ。
そして・・・ここもドッカーンと広がりました!
そうそう、たしか花鳥クンのYouTubeで見たような覚えがある風景です。
前方中央は近畿唯一の火山口である神鍋山。
いや〜良かったなあ、これは定番ルートに組み込まなければなりません。
一旦482号線に下ってから、こちらはその定番ルートである万場を再び登ります。
蘇武岳周辺は標高も高く、毎年美しくスケールの大きな紅葉を見ることができます。
実はこの二日後に、エンデューロやラリーの大ベテランの方とご一緒するためのレッキも兼ねてのことでした。
ワ〜オ、ちょっと支線のようなところに入ってみたら、こんな場所もあったんだ!
蘇武・三川線を走ればすでに見事な紅葉が始まっていました。
これですよ、これ!
今回は途中から南下したわけですが、妙見側から北上して香住に向かうと、おそらくこの一週間前後の絶景は、一生心に残るほどの思い出となることでしょう。
山麓を50km以上にも亘って続くこの道は99.99%舗装済みの1車線(センターラインは無し)のワインディングですが、今ならばたとえアメリカンでも走れます。
そしてオフローダーには、その周辺に無数のダート林道が伸びているのでルートは選び放題。
おすすめは「三川線大展望駅」からの風景・・駅と言っても単なる路肩のちょっとした場所で日本海も見えます。
GoogleMapで検索したら出てくるはずですよ。
よしよし、これで明後日の下見は充分。
最後は耀山峠のいつもの場所でパシャリ!
この時期は万難を排して毎日でも走りたい、但馬はそんな季節です。