苦楽園オフロード雑記帳

兵庫・京都・鳥取・岡山の自然と林道をSHERCO TY125、 TRRS XTRACKで楽しんでいます。乗れない時などはスノーシュー、クロカンスキー、たまに料理ネタも入ります。

Happy go Lucky!

謎の「畑林道」その全貌がいま明らかに! 10/3 但馬

今日はもともとグループツーリング を予定していたのですが、天気予報がイマイチだし、参加者も少なかったので、絶景フラット繋ぎから急遽探索に変更しました。
予定していたルートは青空が見えなければ、その良さは半減してしまうからです。
そこで選び直したトップバッターは1年半ほど前に発見をしていながら、伐採や崩落修復工事などが重なって入れなかったこの「畑林道」です⬇️


今日のメンバーは探索にかけてはグループ内不動の四番バッターのシバちゃんと、アウトドアスポーツに広く精通し、現在もカヤックと掛け持ちのまこっちゃんです。

で・・・林道入り口の倒木を潜る時に蔓が絡まってヒゲダルマ状態!
何やら不吉?それとも楽しさの前触れ?のスタートとなりました。

工事はすっかりと終わっていて目論見通り。
今日は秋にしては湿度が高く、せっかくの展望も霞んでしまっていますが、それはそれで墨絵のような雰囲気です。

以前、行く手を塞いでいた倒木は処理されていましたが、幾分ガレが酷くなり、この時期なので草が路面を覆って危険度は若干アップ。

慎重に進んで行きますが・・・

ほらね、浮き石に足をすくわれるとポテンといってしまいます。

でもゴメンなさい、私のバイクは先週サイドスタンドのスプリングが折れてしまい、結束バンドで止めているのですぐにヘルプには行けません。

その先になるとシダボ〜ボ〜!ススキや笹で行く手が見えないということはよくありますが、シダで道が塞がれていることは滅多になく、こんな時は歩いて下見が欠かせません。
左手の谷は深く、落ちたら引き上げることは不可能に近いのです。

この林道は途中から稜線をわずかに下がったところで続いているので、片側は絶景が眺められるものの、もう片方はこんな感じ。
よじ登って向こう側を見てみたいと思っていましたが・・・


なんと!一旦下ってその先で巻いたと思ったら、ドーンとこんな風景が現れたではありませんか!!

ありゃ、しかしこちらは朝来方向で竹田城が見られるのかなと思っていたら真逆の北西でした。
それまでエラソーに講釈していたのに赤っ恥です。

そしてこちら側からは土手にも簡単に登れて、南東側も広く見渡せます。

感動の新たなる絶景ポイントを発見し、まだこの先も道が続いてそうだぞと、意気込んでリスタートしたのですが・・・チ〜ン、すぐに行き止まりとなりました。
でも走りごたえはたっぷりとあり、他にはない方角が広がる絶景林道として、私の引き出しがひとつ増えました。
危険ポイントも把握できたので、またいつか天気の良い日にソロで来て、より満足できる画像を撮ることにしましょう。

さて本日のミッション2は「但馬大仏裏作業道群」の完抜けチャレンジ。

まずは廃牧場の山側からのアタックは、仮説を裏切り本線と再び合流するループでした。

なかなかスリリングで楽しいルートでこれはこれで正解でしたが、ふと思い直せば選ばなかったあの支線の先はどうだったのだろうかと、また新たな疑問が湧いてきました。

そしてそれに続いて9号線に抜けるルートを探したのですが、これがもう3回目であるにもかかわらず迷ってばかり。
まこっちゃんの派手な丸太越え失敗も何も、写真を撮る余裕がまるでありませんでした。
昼食を挟んで国道側から再調査しましたが、どうしても30mあまりの間が道が無く、斜度もキツくてお手上げです。
ミッション・インコンプリート!


続いてミッション3は仏ノ尾登山道の調査。
ハイカーさんのブログによれば美しいブナ林や、高所(高層)湿原があるとのこと。
頂上まではとても無理なようでしたが、その湿原を見てみたい・・・が。

これもブログにあったように、林道は途中で大崩落。
歩きなら上から巻いて進めますが、バイクではどこにも走行ラインが見出せません。


しかし、少し歩けばすぐ上の場所にお目当ての湿原はありました。
さほどウエットな感じではなく、美しいススキ野原が広がる静かな空間にキジ(?)の鳴き声が響く楽園のような空間。

少し戻り分岐を進むと、これまたもうひとつのお目当ての廃車たちが眠っています。
一番手前はサンバー、その先はファミリアとバネット。
サンバー以外はさほど古くはなく、レア度はありません。
しかし、意外や意外・・・・


行き止まりのはずのその先に道がつながっているではありませんか!

一方は廃放牧場らしき空間で行き止まりですが、もう一方はずっと続くススキのとても美しい道です。

そしてこの道は再び本線と合流しました。
つまり佐坊側から入ってくると登山道入り口から大きく一旦膨らみ、並行しながら大照林道に向かって進み、2つ目の分岐で合流するコースだったのです。
この2つ目の分岐というのは以前調査したつもりだったのですが、どうもそれは勘違いだったようで(それとも初期だったので怖くなって引き返したか?)、全くの盲点でありました。
快適に走れる長いフラット林道にありがちな見落とし、また他も再調査する楽しみが増えました。
ミッション3、プラスマイナスあれどもトータルではコンプリート以上120点満点です!

最後はオマケで前回発見したゲレンデに案内をして、春になったらチャレンジするよ〜って見せるだけのつもりだったのですが、ちょっと草も少ないヒルクライムができそうなルートがあったのでチャレンジするも・・・
ワタクシとえでーさん、二人並んで大撃沈!
やはりここのゲレンデは他よりも凸凹が酷く石もあって難しい。
こんなに派手にシェルコ で転んだのは初めてですが、草の上にぶっ飛んだのでナンバーが曲がっただけで済みました・・・。

その後、瀞川氷ノ山のダートから舗装路に入った途端にリアタイヤがズルリ!
はーい、これで3回連続(ベータ・ワンウエイクラッチ死亡→シェルコ ・サイドスタンドスプロング折れ)のトラブルで終了でーす。
まあ、あとは恒例のあの場所で夕陽でも楽しもうかと思っていただけなので、それは諦めてそのまま道の駅・但馬蔵のトランポを停めた場所まで騙し騙し帰りました。
ちょうどこの日限りでタイヤも交換しようと思っていたところなので良い機会です。
はい、特に1日の最後はポジティブシンキングで締めくくりましょう。


いやぁ、想像以上の良いこともそれ以下の残念なこともありましたが、とっても楽しい1日でありました。
これを書いている翌日は筋肉痛でバキバキです。
お付き合いいただいたお二人もありがとう。


今回はいつものブログとは違い画像は思うようには撮れず、それを期待してくれている読者の皆さん(がいたとしたら)は残念かもしれませんが、また来週は天気さえ良ければ見頃の美しいススキの風景をお届けできたらなと思いますので、乞うご期待です。


じゃあねっ!

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