苦楽園オフロード雑記帳

兵庫・京都・鳥取・岡山の自然と林道をSHERCO TY125、 TRRS XTRACKで楽しんでいます。乗れない時などはスノーシュー、クロカンスキー、たまに料理ネタも入ります。

Happy go Lucky!

林道笠形線北工区に盲点あり! 2/23  多可

毎年この時期は新規探索に勤しむのが私の恒例ですが、もう調べ尽くしたと思えるエリアでも、まだまだお宝が眠っているというケースがあります。
このところ頻繁に来ている多可エリアもそのひとつで、メジャー林道ばかりがクローズアップされがちですが、そんなところの周辺こそ穴場なのです。

北上するにつれ雲が多くなってしぐれてきましたが、スタート時は晴れ間も。

まずは目星をつけていた黒川新田の支線をチェック。

ここはどなたか先行車の跡もあり、意外に奥まで伸びているようでしたが、ピストンであることに間違いはないようなのでそこそこで撤退。
その後、新線工事中の三国岳もチェックしようとしましたが、以前と変わらず「私有地につき立ち入り禁止」の札がかかっているので断念。
工事の掲示板を見るとプラス600mほどしか計画されていないようでした。

ふるさと村の裏にある伐採エリアに入ってみると、予想通りの展望が広がっていました。
荒々しく切り出された作業道がいい感じですが、ポツポツと小雨まじりの空が広がって気温も上がりません。

千ヶ峰を走っていると3台編成のセロー部隊と、しばらくして1台のKTMとすれ違います。
ン、なんとなく見覚えのある方のような気がする・・・・

県道8号線の出入口には姫路ナンバーの白のD5が停まっています。
あ〜、やっぱり!去年氷ノ山〜扇ノ山でご一緒したYさんでしたね!!
こちらのバイクが変わっていたから分からなかったかなぁ。
(後に最初の3台もSNSつながりの方だったということが分かりました。)

ランチは今日も古時計、三連休のうち一度くらいはランチ贅沢しましょう。
黒田庄和牛のハンバーグ、とっても美味でした!
付け合わせにも手抜きは一切なし、やはり腕は確かです。
それとお皿の縁に散らされたジェノベーゼソース(バジリコ)が抜群に香り良く、食後もしばらくその余韻が楽しめるほど。
私の基準で良い料理は幸せな後味を長く感じられることが必須ですが、まさにそれに当てはまります。
ご主人の姿もチラリとお見受けしましたが私と同年代くらいの垢抜けた方で、奥様らしき方もとても感じの良い素敵な女性でした。

午前の部、林道ではイマイチ収穫に満足できない状態でしたが、さて午後の部はどうでしょう?
県道8号線を神河方面に向かい、ばくの家を過ぎた先から南の山に入ります。


広い栗農園を過ぎたその先に伸びるダートは・・・

おおっ、いいじゃないですか!

全体の雰囲気や路面状況も好みのタイプ!!

展望もまずまず・・・

越知川沿の集落が見下ろせます。

途中で支線もいくつかチェック。

このまま松ヶ井の水旧道に合流できるかと思い始めたその時に・・・

残念!沢を横切る所で崩落行き止まり。
この画像では分かりにくいですが、3人以上いたらクリアできそうでした。
その先にもしっかりと道は伸びていたので、きっとあのポイントと繋がっているのだろうと確信しました。
捜索隊員募集中です!

ところでこのエリア、所々にこのトゲトゲが枝を伸ばしているので注意が必要です。
冬場はジャケットを着ているので大丈夫ですが、ジャージだけだと血だらけになる危険性もあります。
そうそう、粟鹿山林道の山東側のコーナーから伸びていたヤツは去年暮れに成敗していますよ。


しかし今日はやっぱり冴えないな〜と思いながら、笠形線北工区の支線チェックに移動します。
ここは本線ほぼ全て舗装済なので、普段はほとんど走ることはありません。

おや、入口はショボい感じでしたが、入ってみるとなかなか良いではないですか。

ワオ、ここもラビリンスだ!!

こんな赤土路面の作業道って大好きです。

いいなあ、迷いそうになるほどに四方八方に伸びる道。
いわゆる「路網」ってやつですね。
舗装路を挟んであちらこちらに支線があるので、何度もグルグルと楽しみました。

路肩にはたくさんの間伐材が積まれていて、広場のようなところに出ると工事車両がありました。
たぶん平日は作業中で入れないでしょうが、最近は林業関係の皆さんも働き方改革で週休二日が徹底されているようです。
やっぱりそんな意味でも土日休みになって正解だったかな。


ゲートを出たのはこの辺り。
すぐにまたその先にあったゲートを入ってみると・・・

広大な伐採地に入りました。

ずっとネットが張られているのが興醒めですが落石防止でしょうか。

眼下にはゴルフ場が・・
実はこの後、県道に出ようとしたらゴルフ場内のカート道に合流して、お客さんが乗ったカートと並走しそうになってしまいました。
林道探索のあるあるのひとつではあります。

一旦県道143号線に出て、少し北上してから金藏寺に向かって登ります。
お寺の手前を右に入ると(鉄板が敷いてあるところ)ダートがあります。
ここは過去2度来たことがありますが、どうも薄暗くあまり好印象ではなかったのですが、あらためてTYで走ってみましょう。
すると木立の間から小さな虹が見えました!
今日はその後も別な所でも虹が見えたのでラッキーでしたー。


前回の記憶を辿りながらも、これまで入らなかったルートを進めば・・・
おお、こんな明るい場所もあったんだ!
前方に見えるのは美味しい太巻きで有名な八千代の集落でしょう。

いやー最高、最高!!
そのまま下ると県道8号線の「寿しよし」の所に出ました、なるほどね〜。

途中気になる支線があったのでもう一度戻ってから入り直すと、これが強烈なつづら折りの下りルート!
下りきってから分かったのですが、以前に逆から見た時は「こりゃ登るの無理だろう」
と思って入らなかったルートです。
その時も見かけましたが、地元の方が麓の集落から徒歩でお寺の参道として昔から使っている道なのでしょう。
さすがに最初は冷や汗が出ましたが、TYだからこそのハンドルの切れ角と軽量さで次第に楽しさに変わってきます。
もう・・可愛い奴っちゃ!

エリアとしてはこの周辺。
ゼンリンだったかな?そことの契約が切れたとかで、それ以来Google衛星マップから未踏の林道を探すのは難しくなりましたが、それでもまだ経験と想像力を働かせれば見つかるところも多々あります。
そのヒントは舗装路を走りながらも山肌を眺めて「あそこがアヤシイ・・」とかいろいろです。
今は国土地理院の地図もネットで全て無料で全国閲覧できるので、それと併用すれば鬼に金棒です。
とにかくこの多可はまだまだ潜在能力が秘められているようで、本格的シーズンインまで楽しめそうですね。
途中からスピードメーターがゼロのまま作動しなくなるという輸入車らしいプチトラブルが出ましたが、今日も1日満足でした!

ラストに閑話休題って変ですが、帰路の途中でいつも気になっていること・・・・
この地域「氷上」は「ひかみ」と読むのですが、こうした名称にするとややこしくなりません?
知らない人が見たら氷の上のダンス、すなわちフィギュアスケートのアイスダンスかい?
って思いそうですよね・・ま、どうでもいいか。


×

非ログインユーザーとして返信する