美しき秋晴れの但馬の海と山 10/16 但馬
例年ならば、天候次第では毎週のように通っている但馬ですが、今年は8月2回、9月1回と激減していました。
今月に入っても週末や、他の空いた休日も雨や台風と、まるで祟られたようになっていましたが、ようやくその悪循環から抜け出せる日が訪れました。
16日の水曜日、フリーライド乗りのナッちゃんからのお誘いもあり、まだ少し山が残っていたリアタイヤも交換して準備はバッチリ!
自走派にとっては辛い時期の到来です。
豊岡道の遠坂トンネル出口の表示板は気温7度!寒い〜!!
道の駅但馬蔵で待ち合わせをして、トランポ派のナッちゃんの準備を待ちながらおしゃべりをしていると、ふとフリーライドのリアタイヤに何やら番線の切れっ端のような物が刺さっているではありませんか!
これはまさかのスタート前にパンクの神様が降臨かっ?
しかし刺さっていたのはごく先端だけで、しかも斜めに入っていたので難を逃れました。
もし最悪の事態でも、この場ならばものの30分もあればリカバリーできる自信はありますが、まだ傷も無く綺麗なKTMのブラックリムを傷つけない自信はありません、やれやれ。
今日はあらかじめ行き先を決めていなかったので、ナッちゃんに「どこか行きたい所はある?」と聞くと「海が見える所まで走り抜けてみたい!」と言うので、ならばと妙見・蘇武・三川線を北上することに決めました。
午後からは晴れの予報でしたが、山の上に登ると曇り空に覆われています。
途中でチラッと万場にも降りてパシャリ!
それにしても途中からでもこの県内有数の舗装林道は長いことったらありません!
トータルでは約55km、うちダートが残っているのは100mあまり・・・。
全線ダートだった時のことは知りませんが、タイムマシンに乗ってタイムスリップしてみたいものす。
しかも、途中から県道4号線に降りようと思っていた大野林道は伐採作業で通れず、終点まで走らなければならない始末。
本当はあと2週間もすると紅葉が素晴らしいエリアなのですが、まだほんの少し色付いてきた程度です。
何ヶ所か工事通行止めの看板があり、崩落の修復や伐採の作業が入っていましたが、どこも気持良く通してもらったのはラッキーでした。
11頃には着くかな・・・と思っていたのに、香住海岸に着いたのはすでに12時前。
でも来た甲斐がありました!
青空と海のコンビネーションが見ることができれば、もう気分は最高。
手前の浅瀬は先日の台風で引っ掻き回されたせいでしょう、少し濁っていましたが、沖の潮目から先は美しく澄んでいます。
ソロだとなかなかできない自撮りですが、こんなチャンスに撮ってもらいました。
その後、近くの寿司屋に向かう途中に、1台のオフローダーとすれ違い挨拶を・・
って、レディースメンバーのYUKAさんやん!!
なんでも彼女の今日の目的は、念願の少し離れたとってもお洒落な海岸の移動カフェに行くこと。
前々からぜひ行ってみたいと言っていましたよね〜。
やっと行くことができて良かったね!
我々はというと、海岸沿にある老舗の寿司屋で海鮮丼定食。
ちょうど昨日お知り合いのNさんがFacebookにアップしていたのを見て我慢できなくなりました。
二人ともコンビニでおにぎりを用意していたのですが、それは夕飯に回しました。
(ちなみにシャケむすびを崩して、お茶漬けにするとなかなかイケますね)
老舗の寿司屋と言ってもランチのお値段は良心的で、この海鮮丼スペシャルで1500円。(並は1000円)
特に白身の刺身が絶品でありました、あ〜幸せ!
ここはブロガー林道店長さんもご贔屓のお店。
オフローダーには有名ですが、なぜか平日はオンロードの人とは出会いません。
小浜のかねまつなんて、いつ行ってもオンロードライダーでいっぱいですが。
帰路は4号線を南下して、途中矢田川を挟んでその東西にある林道を走り抜けます。
池ヶ平〜本谷は特に台風の被害も無く、むしろいつもの大きな水溜りが消滅していました。
ここのグリーンカーペットはいつ来ても気持ちがイイ!
西側を走り終えると、少しだけ北に戻り山田から東側の宮神山田〜本谷奥へと・・ここは3年ぶりくらいに走ります。
高山長さん情報だと、修復後にかなりフラット化が進んでいると聞いていましたが本当でした。
どちらかと言えば、前半は修復路面に敷き詰められたバラスの量が多く、走り難い感も否めません。
がしかし、この辺りの雰囲気も決して捨てたもんじゃなく、いつもの定番コースとは違い新鮮でした。
途中、良さげな農道に入り込みますが・・・
どうもミスコースした模様。
スマホ地図を駆使するのが得意なナッっちゃんが代わりにナビゲート。
ところが結局、走りたかった用野和佐父はいつの間にやらスルーしてしまいました。
あそこの丸太越えは今もあるのでしょうか?
9号線に戻り、村岡高校前から瀞川氷ノ山林道へ進み、ハチマキ展望台でパシャリ!
月曜日に来られたお仲間たちは、残念ながら霧に包まれてこの景色を見ることができなかったそうなので、代わって目に焼き付けておきます。
氷ノ山ストレート、ハチ北を過ぎてハチ高原の奥へ進み、ぜひとも見たかったあの風景へ・・・
広大な斜面を覆い尽くすススキ野原が、西陽を浴びて光り輝いています!
個人的には近くの有名な砥峰高原を凌ぐ美しさと雄大さで、この時期この場所に来るのが毎年とても楽しみです。
そして本日最後のメインディッシュはやっぱりこの場所。
右後ろに見えるのは氷ノ山山頂。
夏の青空からすると、その濃さは次第に薄れていきますが、晩秋に向かうこの空と雲のコントラストは雑念や不安や煩悩を振り払ってくれるようです。(ホンマかいな?)
こちらは手前、轟安井林道を眺めることができます。
そしてこちらは妙見山方向、山々が遥か彼方まで連なっています。
ふと足元に目を落とせば、可憐な高山植物?
植物には全く疎いので名前は分かりません。
秋の日はつるべ落とし・・・
一度この場で紅く染まる夕暮れを、暗闇が訪れるまで楽しみたいものですが、ここから我が家までは約2時間。
また気温もグッと下がってきます、そろそろ最高に楽しかった1日にピリオドを打ちましょう。