林道中辻肥前畑線の長い1日・・どうなる苦楽園? 5/26 新温泉町
ずっと以前から気になっていた中辻肥前畑林道の支線群。
一昨年の6月か7月に中辻側の広場横から入ろうと試みたものの、あまりに草で覆われていたために断念していました。
その時私はこの道を往復していたのですが、途中でボスこと高山長さんとバッタリお会いしました。
その時はとよべえさんもご一緒でしたが、やはり同じ場所を入ろうとしながら諦めたそうでした。
思えばこの頃から、この場所には深いご縁があった訳です・・・。
その後も「まあどうせ廃道状態でたいしたことはないだろう・・」とタカをくくっていたのですが、先日ふと同じ場所から様子を覗くとこれがなかなか!
しかしその時はあまり時間もなく、ガレもあったのでボスに報告すると・・
ななな、なんですと〜!
草太林道くらいに穏やかで四方に抜けているですと〜!!
これを読んだその晩は、自分の迂闊さに枕を濡らしておりました。
ま、そんな大発見もボスがトラ車を増車されたおかげと思いましょう。
さて、では改めて苦楽園視点で詳しくレポートいたします。
まず但馬牧場公園の案内に従って、左折をせずに103号線の終点まで進みます。
ドン突きにあるお墓を右折。
方向が違うやんって思いそうなんですが、すぐ先でぐるっとUターンするのでご安心を。
しばらく岸田川沿に進むと簡易舗装からダートへと入ります。
これが共同作業道中辻線です。
ちなみにこの前に広場から覗いて、分岐右に見えた中辻林道はオール舗装だったそうで、枯葉の堆積やヘビーウエットな状態で走る価値はほとんど無いそうです。
こうした集落の近くには必ずある竹林。
簡易舗装の区間には突起状の段差がありますが、ダート部分はこのようにソフトで穏やかな状態です。
登りきったところで視界が開けてきました。
やはり真夏になれば相当草が深くなりそうな所もあります。
中辻方向の視界が開け始めました。
分岐に出ました、矢印の地点です。
右折して塩山中辻林道に入ります。
その先にまた四つ辻がありますが、そのうちの2本は電波塔への作業路です。
鉄塔フェチにはもう一方のルートの方が面白いかも?
塩山に向かうこの林道、こりゃ最高ではないですか!
いや〜まさに私のストライクゾーンですよ❣️
支線があります、後で入ってみましょう。
う〜ん、グリーンカーペットもたまりませんね。
広場のようなところにも支線入り口あり。
その先にある細い舗装路は、おそらく集落からの道でしょう。
より広い舗装路に出ました、下の矢印の地点です。
まず右折して塩山集落に下りてみましょう。
なるほど、この三叉路が目印ですね。
反対側の岸田集落へはここに出ます。(岸田川右岸道)
道端に今年初めてみるアザミが咲いていました、好きなんですよね〜。
出入り口に戻ります。
ここは気をつけていないと何も目印がないので通り過ぎてしまいそうです。
途中にあった支線を探ってみましょう。
一つ目の広い分岐はなかなか良さげ・・・
この林道群では概ねドライだったのが、いきなりヌタ場が現れました。
もう一本の少し細めの作業路はかなり入り組んでいます。
この辺り衛星画像で見ても、うっすらとその存在が確認できます。
暇さえあればGoogleのマップを見ては想像しているワタクシですが、読みが当たった時の喜びは最高です。
先ほどの支線もこの支線も、おそらく岸田に繋がっているのだろうと確信に近いものがありましたが、どちらも途中でヌタ場が阻んでいます。
ご存知ない方に少しだけ説明をすると、こうした小さな泥沼のような場所でイノシシや鹿は泥だらけになってダニや寄生虫などを落とします。
いわば彼らにとっては泥風呂か薬用風呂という訳ですね。
イノシシの足跡だらけ・・・💦
さらに戻って鉄塔筋から・・
分岐に戻り、本線方向へ進みます。
それにしてもこのしっとりとした雰囲気は申し分ありません。
中辻肥前畑林道の本線は、牧場側から広場までがかなりガレている区間があるので、それを回避する意味でもこのルートはとてもオススメです!
あとはこれ以上草が伸びなければ・・・
これまでの完全土質の路面から、少しだけバラスが混ざり始めました。
大きく開けて本線方向が見えてきます。
中心の白っぽい部分が広場です。
あと1kmくらいで本線合流か、というところで左に支線あり。
前回来た時には広場側から覗いてみましたが、軽い崩落とガレがあったので引き返した反対側です。(赤い線ではなく、黒の実線です)
もしもこの時、この分岐を入らずに直進していれば、楽しく有意義に午前の部を過ごせたのですが・・・
これがこの後とんでもない悪夢に繋がるとは夢にも思っていませんでした・・・💧
その先はブナ、ミズナラなどの巨木が立ち並ぶ本当に素晴らしい空間に目を奪われました!
停まるとフクロウかミミズクらしき鳴き声も森の中に響いています。
あまりの素晴らしい空間に、この時少し酔っていたのかもしれません。
倒木があり、ガレもひどくなってきたのでUターンをし、リスタートした直後に・・・☠️
そしてその約1時間後に現れる白馬の騎士?
この先の顛末は高山長さんの記事へとバトンタッチします・・・
とまあ、恐れていたことをついにやっちまいました・・・
最初に落ちたバイクを見た時には、これで愛車とお別れかもと諦めかけましたが、皆さんのおかげでちゃんとバイクに乗ってその日のうちに帰宅できました。
いくつかの偶然とラッキーが重なり、また熱き友情のおかげでもあります。
高山長さん、azumiくん、花鳥くん、本当にありがとうございました🙇🏻♂️🙇🏻♂️🙇🏻♂️
そしていざという時には迎えに来てくれると言ってくれた、えろ爽やかでいこう♫さんの心遣いもとてもありがたかったです。
オフローダーにとっての仲間の大切さを、強く教えられた1日でした。
完