苦楽園オフロード雑記帳

兵庫・京都・鳥取・岡山の自然と林道をSHERCO TY125、 TRRS XTRACKで楽しんでいます。乗れない時などはスノーシュー、クロカンスキー、たまに料理ネタも入ります。

Happy go Lucky!

苦楽園プロデュース多可ツアー 2/28 北播

久しぶりのグループツーリングです。
いつもの探索班メンバーのえでーさん、KANAMEちゃん、まこっちゃんに新人のリョウタくん(なんと息子と同い年!)を加え、さらに煮過大隊長とそのお仲間の初参加KOMA2さんの総勢7名のレベルもキャリアもマシンもジェンダーもバラバラなメンバーです。


その内容はこのところ成果を上げていたエリアのお披露目と、ソロではためらったガレ?ルート1本の開発も兼ねて、いろいろと頭を捻ってプランを立てました。

まずは中安田の作業道から。
こちらは池の周囲にダートがいくつもあり、うまく走ればLOOPで回ることもできます。
そこでまずサラッと案内をしてもつまらないので、入り口で適当にバラけてもらい、頂上付近の眺めの良いところでワタシが皆の到着を待つという、ゲーム形式で始めました。


なんとなくふた手に別れ、隊長班は池の向こう側に消えていきました。
隊長とKOMA2さんはレーサーマシンなので、遠くからでもエキゾーストサウンドが響いてきて、その様子が手に取るように分かります。


もうひとつの班はKANAMEちゃん♀を先頭に立てましたが、いきなりまさかと思うようなルートを選択!
何を隠そう、実は一番アヤシイそのルートこそが正解への近道だったのです。
さすがのガレ好き林道女子!これはいきなり当てられてしまったな・・・と思いきや、ゴール直前のトリックに引っ掛かり、パーフェクトは成らず⤵️ヒャハハ

ま、それでも先着の座は確保、してやったりの表情がヘルメットの中に見て取れます。

隊長班はやや遅れての到着でしたが、みんなこれで身体も暖たまってきたようです。

そこからすぐお隣のヤスダスーパーストレートでワイルドオープンを楽しんでもらい。


奥の作業道で行ったり来たり。

KOMA2さんFXの甲高いエキゾーストノートが響き渡ります。

そこからさらに奥の謎のルートへ大隊長を先頭に、みんな続いて行きます。
今日はここの解明がワタシにとっては大きなポイントでしたが・・
意外にもあっさりと予想した場所に抜けられて、ちょっとビミョ〜でした。
もう少し苦労するかと思っていたんですけどねぇ。
新人リョウタくんでもなんとかコケずにクリアできるくらい。
まあ一部は降りて押したり、誰とは言いませんがベテランが九十九折で転けたりという場面もありましたがね、ウフフ。
とにもかくにも貴重な完抜けできるルートが増えたというのは嬉しいことであります。

そこからまた2kmも離れていない場所ですが、次の鍛冶屋ブロックに入ります。
ここは本線から入るとイージーなフラットなので、わざととても特定が難しい支線のゲートから入り、みんなを撹乱させる作戦です。
ここではえでーさんが倒木帯で2度目の転倒、へへへ。

一旦眺めの良い場所に出ると、それが頂上かと思いきや・・・

実はまだその先に・・・

このまるでジオラマのような風景があるのです!

ワタシが前に来た時は気が付かなかったのですが、すぐ目の前には廃線となったJRの鍛冶屋駅跡が見えていると教わりました。
そう言えば、この麓の金毘羅さんはかつてこの地方では3本指に入る人気のお祭りで賑わっていたそうで、その列車に大勢の人が乗って訪れていたとのことでした。

豊部のダートで時間調整を兼ねて遊び、昼飯は贔屓の鳥富にご案内。
バッチリ開店5分前に到着で、個室で焼き鳥定食or唐揚げ定食+もも焼き(塩)を堪能してもらいました。(画像は無し)
この日はとても珍しく他のお客さんは少なめ。
でもこれからも応援しますよ、なんたって昼に営業している焼き鳥屋さんは貴重だし、味は保証します。

お腹いっぱい満腹でモトパンのウエストを緩めながら、いよいよ午後の部に突入です。
ここはやはり作業道群ですが、うまく選べばコースのように周回でグルグル走れます。
なのでここはまたバラバラに別れて、気の済むまで走ってもらいました。

グループで走る時は、いつものようにあまり撮影に時間を割きません。
それもたまには良いもので、ワタシもちょっと普段よりもペースアップして楽しみます。
たとえもしアクシデントがあったとしても、そんな時に頼りになる仲間がそばにいればやはり安心ですからね。

さあ、そして本日の隠し球!
ワタシが企画するツーリングでは、できる限り何かひとつはアトラクションを加えることにしています。
時にはそれがプチトレッキングであったり、渡河だったり、廃村案内だったりと。

この日はこの広いフラットで存分に走り回ってもらおうと思っていたのですが・・

さあ、これから・・と言う時に、思わぬ横槍が入って撤退を余儀なくされました。
う〜ん残念!

その後は八千代のピストン、かなくらの完抜け、牧野のデザート林道を楽しんでもらいましたが・・

クライマックスはこちらの大屋パノラマビュー!

ちょっと雲が多かったのが残念でしたが、ここもピストンだと思っていたのが、煮過大隊長のおかげでハーフループだと言うことが発見できて、さらに楽しみが広がりました。
大隊長はお歳からすると、ご自分でも言われているように高齢者という範疇のお方ですが、走っている後ろ姿にはそんな雰囲気は微塵も感じません。


ということで、予定タイムスケジュールもバッチリと決まり安堵しましたが、さてご参加の皆さんは楽しんでいただけたでしょうか?


この日のルートは全て半径およそ10km以内にあり、とてもコンパクトに一日遊べます。
なんならば、ご家族をお連れしてちょっと自分だけダートを楽しむ、なーんてことも可能です。
そして何度も書いていますが、お昼となれば山を降りて美味しいものを味わい、また戻るという贅沢なこともできるので、これからも特に冬から春にかけてはワタシも出没する機会が増えるでしょう。
もちろん人気のロングフラット繋ぎの中間にも位置するので、それと組み合わせるのも面白いですよ。
まだ面識のない読者の方々とも、もしどこかで出会うことがあればよろしくお願いします。


じゃねっ!


号外!


応援しているキャンプ場のオープンがついに決定!!



多可エリアの新規探索はエンドレス 2/21 北播

この週末は気温が上がりましたね。
この記事を書いているのは月曜日ですが、今日も2月の最高気温を更新したとか。
でもそれが地球温暖化のせいとは限りません。
世界的には厳冬で天然ガスの価格は暴騰しているとのこと。


ともあれバイク乗りにとってはありがたい週末でした。
土曜日はロードバイク(エンジン無し)でトレーニング。



いつものコースでふと目を脇に注ぐと、何やら良さそうな小径があったので進んでみれば、おやまあこんな溜池があったとは!
全く、以前は目を三角にして走るばかりだったので、気が付かなかったことがたくさんあったんだなということを、最近つくづく感じています。



日曜日は宍粟に行こうと決めていたのですが、前夜にGoogle Earthでふと以前に気になったところを思い出しあらためて確かめていると、もしやこれは・・・と思うことが見つかり、急遽行き先を変更しました。
そんな気まぐれを許されるのもソロの良いところのひとつですかね。


そしてまずは第1エリア、前回は分からなかった入り口から入ってみれば・・



うほほ、これは予想以上にスケールが大きそうです!



林道規格ではなくお得意の作業道レベルですが、四方八方に道が広がっているので、ひとつひとつチェックしていきます。



ここは珍しいホワイトカーペットの路面。
よく見ると、細かい葉の植物が枯れてびっしりと覆い尽くしています。



手入れの行き届いた森ですが、幸いに今は伐採作業は行われていません。



いくつかの支線を探すうちに、急な登りのルートがあり・・



その先には尾根道がありましたが、樹々が邪魔をしてスパーンと広がる景色は残念ながら見ることができません。



それでも天気は最高なので、気持ちの良いことはこの上なく、走り始めに寒さで震えていたのはウソのようです。



何やらやたらとイキったエキゾーストサウンドが聞こえてくるなあ・・・と思っていたのですが、それが近くのサーキットからのものだと気がつくのには少し時間がかかりました。



そろそろシダの緑が鮮やかになる季節です。



ほぼ探索は済んだと思い出口に向かうと・・



あれ、こんなところにまだあったぞ。



で、登ってみれば、先ほどよりも高い場所に出ることができました!
ルートが複雑で、もう一度最短で行ってみろと言われても自信がありません。



ともかく、最初からラッキーだったなと思いながらゲートを出ると・・



あれれ、またここにも別の入り口が!



で、またガレた上りを進めば・・



また別の景色の良い場所に出ました!



まあ、こんな所に突っ込んでしまうことも多々あるんですけどね。
結局ここでは2つのLOOPが確認できました。



第2エリアは前回にも来たところですが、 BETAではちょっとためらった支線がひとつあったんです。



それがこれ、画像では分かりにくいですが、激坂下りの九十九折が続いています。
こういうところはハンドルの切角の少ないトレールでは本当にシンドイのです。



少し歩いてみましたが、その先も谷底に向かって延々と・・・
これはシェルコでもソロではヤバいなあ。
今はカラカラに乾燥しているからまだ良い方でしょうが、湿った腐葉土が現れたりすると大変です。
近々また探索チームを招集してからにしましょう。


くれぐれも『下りの深追いは禁物』ですよ、特にソロではね。



別ルートを探るとこんな倒木が。
バイクを横倒しにすれば通れるくらいでしたが、上半身のトレーニングをしたくなって・・・



バッサリと!



しかしその先は行き止まりというのはよくあるパターン。
多可エリアはこのトゲトゲが特に多いので、この日もジャケットを着ていなかったらボロボロにされていたことでしょう、要注意です。
要注意と言えばもうひとつ、このあたりはかなりイノシシの数が多いようで、餌を探すために掘り返された穴が沢山ありました。
路面にも気をつけなければなりませんが、害獣ゲートを開けたら必ず、いいですか必ずキチンと閉めましょうね!



ここでも支線のひとつひとつ丁寧に検証していきますが・・



三本連続はちょっとカンベンしてよ。
でも後で反対側から入ってみて、ここも物理的には抜けられるルートを確認しました。
3人いたら楽勝だな。



まあブログではまだこれでもサラッと書いているつもりですが、実際には何度も狭いところでUターンしたりイゴイゴしたり、歩いて探ったりと、かなり体力は消耗しています。
お昼が近づいてきたのでお目当ての店に向かいます。


先週、先々週と2連続で食べた洋食の古時計の前を通ると、12時前ですでに駐車場がいっぱいでした。
オンロードバイクも多く停まっていましたが、美味しいものを食べに行くのがツーリングの目的のほとんどで、その過程ではさほどのワインディングや絶景もなく、いつもだいたい同じようなパターンで終始し、何か表情も輝いているようには見えません。
いえ決して他人の楽しみ方を非難したりする気は毛頭無く、私も永くオンだけを走ってきたので多少は分かるのですが、今いるオフロードというジャンルでは、わずか半日の間でドキドキやワクワク、感動や喜びがぎゅっと濃縮されているように思います。


ハー◯ーやB◯Wなどのピカピカに磨かれたビッグバイクに乗っている人から見れば、泥だらけのピンクナンバーのどこがいいのか分からないのかもしれませんが。


そして今週はまたこちらのお店に来ちゃいましたよ♫

焼き鳥定食に追加したのは豪快なもも焼きです!
定食800円+もも焼き800円とちょっと贅沢でしたが、これがもうアナタ、皮がパリッパリで最高に香ばしく、身は程よい弾力で味わい深く、なんといってもその肉汁の豊富さといったら!!
私にとっては焼肉やステーキよりもこちらの方がよほど嬉しく、ガブっとかじればパワーを補充できる気がします。
今回しみじみ思ったのですが、この店の良さのひとつはその『焼き』の技術の高さ。
それを存分に味わえるのは「タレ」ではなく「塩」だなということです。


そして開店時間少し前に店の前で待っている時に、ひとりのブログ読者の方が話しかけてくれました。
今はセローに乗っておられるとのことでしたが、聞けばこの店に来られたのも、私のブログを読んだからだと。
嬉しいですね〜、この際おさらいしておきましょう、また試験に出ますよ。
この多可エリアでのワタシのお勧め『鳥富』以外では、『古時計』『ベロカフェ』『ワッカ』の4店です。
ただし『ワッカ』はジェラートのお店なので冬場はお休みですからね。


そうそう、『スオミ』っていうピッツァのお店も気になっているんですけど、何を隠そうこの私、短期間ながらピッツァを薪窯で焼いていた経験があるので、なかなか自分で納得できるお店は少ないのです。



話はそれましたが、午後の部の第3エリアに突入します。
ここには以前に3、4回来ていますが、やはり結構複雑なところで、衛星画像を見直してこれまでとは別の可能性がありそうだなと感じていました。



ふむふむ、やはり新たな予想通りに好みのフラットが隠れていました。


ここもやはり良き風景は木立の隙間から・・。


正面に見えるのが妙見山で、いつか歩いて登ってみたいなあと思っています。



この一帯、ちょっと怖いところ?に祠があったり、全体に雰囲気は暗く、何か強い霊気のようなものを感じます。



でも唯一こんな明るいゾーンもあって、それも気のせいかなと思わせてくれます。
いや、たぶんこの地域は信仰心がとても篤いのでしょう。



そして第4のエリアもすぐに入り口を特定でき、なかなか深いピストンが数本ありましたが・・



どれも最後はどん詰まりか登山道っぽい感じでそれ以上は進めず。



ラストのエリアが最も収穫は少なかったのですが、それでも全体を通して書ききれないことはいっぱいでした。


昨年まではこの多可町は北部を主に探索していて、今年になってから南部を攻めていますがほとんどハズレ無し!
ロングフラットダートの千ヶ峰や笠形以外にも、こんなに楽しいマニアックなダートがある北播エリアは冬場の救い神だと断言します。



身も心も満足したので少し早めに終わり、時間があったのでセルフィーで遊んでみました。



そして今日は我が家のネコではなく、この日の林道内で出会ったネコの写真。



堂々としてまるで逃げようとしない鷹揚さ。
茶トラは人間で言えばO型?比較的人懐っこいのが多いのですが、コイツもきっとそうなのでしょう。
ガタイも良く、面構えも逞しい。


それ以外にもこの日はとっても可愛いキツネに出会いました。
画像には残せなかったのが残念ですが、やはりすぐに逃げたりせずに振り返ってこちらをじっと見つめてくれました。
キツネは年に一回くらいしか遭遇できないのですがラッキーでした。
そんな野生動物との出会いがしばしばあることも、オフロード遊びの楽しさのひとつなんですよねぇ。

ちょっとドレスアップ 2/14

ワタシは元々ブルーが好きなんですが、乗ってきたバイクメーカーのイメージカラーは赤が多く、このシェルコになってから何だかとてもしっくりときています。
半年ほど前からブルーのスポークラップにしたのですが、ネットサーフィンをしていたらMC GEARさんで面白そうなブツを見つけてしまったのです。

その名は『ホイルカラーチェンジデカールSET』¥7229(税込み)
S3はトライアル界においては有名なブランドです。
オリジナルのブラックリムはカッコイイのですが、どうしても岩で擦れたり、タイヤ交換の時に傷がつきやすく気になっていました。
通常のものはアクセントを付ける装飾的意味合いのものですが、これはプロテクションに重点を置いているようです。


動画だとそのまま作業していますが、施工前にきれいに洗車をして、さらに脱脂をしてホイールを外しました。

届いて実物を手にすると思っていたよりも分厚く、表面は細かなディンプル加工のようにブツブツしています。
前後6枚ずつ、つまり片面では三分割されています。

説明書きにはスポーク側から貼っていくようになっていますが、そうするとシェルコのホイールリムの場合は凸型なのでどうもうまくいきません。
それに内側でシワが入ってしまいそうに思えます。

しかしリムの形状に合わせようとすると、今度はリムの外側にはみ出てしまって折り込むか切らねばならず、結局は外側にピタリと添うように貼っていきました。
最初は普通のデカールを貼るように、水と中性洗剤を混ぜた液体をスプレーしなければダメかなと思ったのですが、少しズレて何度か貼り直してもちゃんと粘着力は効いています。
一応ヒートガンも用意していましたが、今日は暖かくそれも必要ありませんでした。
ただ動画のように指先だけではどうしても空気が溜まってしまうので、画像のようなスキージがあれば効率よく貼れます。


https://www.amazon.co.jp/3M-高品質-スキージ-1-フェルト貼り付け済み品/dp/B079YXVVVY/ref=sr_1_27?__mk_ja_JP=カタカナ&dchild=1&keywords=スクイーザー+フィルム&qid=1613294837&sr=8-27


全体の印象としては程よい厚みと弾力性があって、素晴らしい製品だと感じました。


最初だけ少し手間取りましたが、コツを掴めば思ったよりも簡単!
あとはどれだけ剥がれずに、高圧洗車機をかけても頑張ってくれるかどうかですね。


話は変わり、先日神戸の車検場でこんな乗り物を発見しました。


HINO製(今はTOYOTA傘下)の燃料電池車で水素を燃料(と言っていいのかな)とする公害ゼロの路線バスです。
何でも東京などではもう走っているそうですが、実物を見るのは初めて・・というよりすでに実用化されているとは知りませんでした。
Twitterに投稿すると初の1000を超えるいいねと300以上のリツイートがついてビックリ!
自分で運転する車はいつまでもレシプロエンジンがいいと思っていますが、公共交通機関はこういったのが適しているのかもしれません。
ただし基本リースだそうですが、もし購入するとなると1億円だそうです。
ま、ブガッティのシロンは3億円だそうですから、それに比べたら安いですね。


新規探索ノウハウ教えます 神河町 2/13


冬場のこの時期は毎年の恒例で新規探索にハゲんでいます。
雪さえなければ、下草も無く走り易いし、葉が落ちて見通しも利き、イゴイゴしても汗をあまりかかないので適しているというワケです。
夏場だとUターンひとつしても汗だくになりますからね。
だいたい家に居ても最近のくだらないテレビなどは見ずに、好きな音楽を流しながら夜な夜なパソコンでGoogle Map(Earth)と睨めっこをして、次はどこへ行こうかと考える毎日です。


例えばココ、ため池の上に林道か作業道らしき道が伸びています。

同じ場所を地理院地図で確認しますが、ここの場合は何もありませんでした。
まあ、地理院地図は決して最新の情報でもなく、正確ではないことも多いですが、等高線でどれくらい険しいかの判断にはなります。


とりあえず入口を特定して侵入しますが、ここの場合は道なりなので容易でした。
そうでないケースの場合は後述します。

時にはものの数百メートルで行き止まりなんてことも珍しくはありませんが、ここは予想以上に奥まで進めます。

景色もまずまず。

ふむふむ、結局2、3キロのショートでしたが、ウォーミングアップにはちょうど良いところでした。

たぶんここはかつて別荘地奥の公園であったのでしょう。

2本目はこちら。
以前は縮尺を合わせると、まるで蛇のようにニョロニョロと林道が浮かび上がってきたのですが、なんでもゼンリンとの契約?が切れてしまったとか何とかで、それ以来林道を探すのが難しくなりました。
でも見慣れてくるとこれほどはっきりと道らしきものが見えなくとも、樹々の微妙な変化などで想像ができるようになってきます。

ここはミツマタロードでした。
まだこれから咲き始めるところですが、満開の時が楽しみな林道です。

三叉路にぶつかりました。
左だけ行き先が表示されていますが、本線は右っぽいのでそちらに進みます。

その先も左右はミツマタの群生地帯です。

グイグイと高度を上げて行きます。

次第に展望も良くなってきました。

これはスゴイ!
スイッチバックしながらまだまだ奥に進めそうです。

楽しい道だな〜♫

空が明るくなってきて、もうすぐ頂上か!?
・・というところで倒木が行く手を塞いでいます。

合計6本で、いずれも50〜60cm級の太さ、ひとりでは無理です。

バイクから降りて歩いて進むと、樹々の先にはダム湖が見下ろす絶景がありました。

道はさらにその先へもまだ続いています。
残念ですがここで引き返します。

戻る途中の支線はやはり行き止まり。

大きな分岐に戻り、南小田という方へ向かいましたが、こちらも行き止まり。

いやあ〜楽しい道でした、また来よう!

そしてお次は以前から何度も来ているお気に入りの林道です。
入口付近のヘアピンの連続がお分かりでしょうか?

実際の様子です、行き過ぎると行き止まりですよ。

この道は全線にわたって落石が多いので要注意です。

グイグイ高度を稼ぎ、展望の良いところに一旦出ます。

そこからまた樹林帯に入っていくと・・

ややガレた区間もあり・・

こんなフラットもあり・・

南側の斜面は深い深い谷となっています。
そのいちばん下には県道8号線が走っています。

もう少しでゴールというところで危惧された倒木銀座は綺麗に無くなっていました!

これは数年前の画像。

同じくtohoo.jpさんの撮影ですが、この時おひとりで獅子奮闘して開通してくれていましたっけ。


そしてゴール地点に到達!
曇っていたのがちょっと残念。

誰もいないひっそりとした空間、それもそのはず、ここは正面からは厳重なゲートがあって入れません。
したがって物理的には抜けられる林道なのですが、残念ながらここで引き返さねばなりません。

それでもひと粒で2度美味しいと思えば良いのです。

久しぶりにこの林道を満喫できたな〜!

さて、こんな楽しい林道の名前はこちら、『林道カクレ畑線』
変わった名前ですが、昔は年貢の取り立てから逃れるため、今で言う脱税を計るために隠田(人目につかない山奥に田畑を作る)ということが結構あったそうです。
きっとこの辺りも昔はそんな田畑があったのでしょうね。

さあ、お次はこちら、今日の本命と目しています。

ここはなかなかエントリーが見つかりませんでした。
先週もこの辺りをウロウロしていたのですが、ストリートビューで遂に見つけました。
つまり、GoogleMapでおよそのアタリをつけ、地理院地図で地形や道の有無を調べ、入り口が定かでなければストリートビューで辿ってみる・・といったプロセスです。
(ストリートビューは全てを網羅しているわけではなく、あったとしても積雪のシーズンの撮影でダートかどうか分からない💦なんてこともあります)
もうひとつ大切なのは、普段から馴染みの林道を走っている時や、リエゾンの途中であって目を光らせてアンテナを広げておくこと。
忘れないうちに、帰ってから気になるところをすぐに調べることも、いつものルーティーンです。
もちろんこれらはあくまで一つの方法であり、ワタシなりのスタイルを押し付けることではありません。


もともとワタシがオフロードバイクに乗り始めた動機の一つが『この道の先はどうなっているのだろう?』ということが大きな割合を占めていました。
なのでこうして初めて走るダートはいつもワクワクドキドキ。
もちろん人類初なんてものではありませんが、事前に情報が無く、何年も人が入った形跡が無いような道は本当に冒険心がくすぐられ、宝探しゲームのようで楽しいものです。
そしてその先に素晴らしい絶景が広がっていればもう最高!
もちろんリスクも伴いますので、ソロの場合はくれぐれも慎重に。


さあ、そして入ってみると・・・

うっひゃ〜、ダイナミックな道じゃあないですかー!!

これは大当たり!!

緩く上りが続き・・

さらに展望が広がっていきます。

もう感動です、まだこんな道がこのエリアに残っていたなんて。

この辺りで何となく違和感を感じていました・・

でもあまりの景色の良さに気を取られて撮影に無我夢中。

何やらリア付近からおかしな音が・・?

これか〜い!!!

はい、長い結束バンドは必需品ですね。

そして道はどんどん下り、これは抜けられそうだと鳥肌が立ってきました。

電柱が現れ、一旦行き止まりかと思いきや、振り返るとさらに続いていました。

やったー、抜けられたぞー、と思うのも束の間。
なんとこの先は大きな工場の敷地の中でした。(しかも産廃関連?)
その上、何とか頭を下げて通り抜けさせてもらおうと思ったのですが、どうやら休日のようで守衛さんも不在で門はがっちりと施錠されてどこからも出られません・・

仕方なくここも引き返し、播但道に並行した出入り口から脱出します。
ま、楽しかったしいいんですけど、完抜けできる林道とはカウントできませんね。
それでもここはリピートの価値ありだな。

最後はこちら、砂防ダムの先に道が伸びています。

しかしここは入ってすぐ、伐採作業が盛んに行われていたのですぐに撤退。
林道は林業があくまで優先ですから、決して邪魔をしないことが鉄則です。


全てが良い結果ではありませんでしたが、今週二日間にわたっての探索は、生まれ変わったシェルコのおかげでとっても楽しく、収穫も溢れんばかりのものでした。
気温も上がり春の気配も少しずつ感じられるようになりましたね。


さーて、次はどこへ行こうかな?


シェルコ TY125 リボーン!by TOM'S 2/11 多可町

年明けから京都のTOM'Sに預けていたシェルコのスペシャルチューンアップがようやく完成しました!

このスケルトンの車両は同時に預けられた彦星さんの車両ですが、こちらはサイドオーダーがいくつかあって只今進行中。
一足お先に失礼しますぅ〜。

店内では最近人気急上昇のTRRSが整備中。
何せ代表の吉川さん直々に作業をされているのでちょっぴり時間はかかりますが、そのマジックハンドにかかれば、不具合も嘘のように治り、良いものはより良くなります・・と言ったら褒めすぎかな?
でも本当に親身になって相談に乗ってくれる頼もしいアニキのような存在で、我が家から少し遠い場所にはありますが選んで悔いは全くありません。
おまけにバイク以外でもいろいろと趣味が一致することが分かってきました。
拙ブログも見てくれて、今年は一緒に走りたいと言ってもらっているので、実現する日がとても楽しみです。

まあこの場でワタシのバイクに何を施してもらったかは伏せておきますが、これまでとはまるで別物になるとのことで乗り比べが楽しみで仕方ありません。
こちらはあくまでご参考までに・・・👇




こちらは先日もブログに書いたKRAZyのグッズのひとつオリジナルパーカ。
とても良いデザインで気に入っています!
購入すると無料マガジンとステッカーが付いてくるのですが、今回の販売予定は先週で終了。
もしかしたらまだ残っているかもしれませんので、欲しい方は直接コンタクトしてください👇


http://www.krazy-web.com/custom/1月のkrazygoods通販「パーカー特集」その1-2colors-parka/

さて祭日の木曜日、この日もまた多可町にやって来ました。
今日は風が無いので、湖面に鏡のように映る青空と山々がとても綺麗です。

エンジンに火を入れるとエキゾーストサウンドにほぼ変わりはないものの、鼓動感が明らかに増しています。

走り出すと・・・・おおっ、これは確かに別物だー!!
舗装路での発進低速時から中速に至るまで、本当に滑らかでトルクアップしています。
ダートに入るのがさらに楽しみです。

そして最初の林道は前回発見したこのルートです。
この前はピストンで帰りましたが、実際に抜けられるのかどうか検証してみます。

入り口付近では治山工事中です。

入ってすぐの分岐は右手方向。

緩やかにフラットダートを登っていきます。
いや〜いいなあ、例えばこれまで2速で登っていたのが3速でも余裕です。


二つ目の分岐は左に進みます。
後で検証しましたが、右はすぐに行き止まりでした。

次第に馬の背の尾根道となり・・・

明るくなってきたところで三つ目の分岐です。
この右手がおそらく抜ける道だということが、前回来た後に衛星画像で確認できました。

それは一旦後回しにして、まずは頂上で絶景を楽しみます。

ちょっと高度が低いので播磨灘は見えません。

こちらは北西側で・・

こんな感じで宍粟や但馬の山々が望めます。

それでは少し戻って検証スタート!

しばし明るく眺めの良い道を下ると・・

三叉路があって、最初に細い方を選んでみました。

軽い倒木帯はやや強引に進みます。
こんな時もエンジンに粘りがあってら〜くらく。

竹林帯が現れたら、そこは人家が近い証拠。

抜けられました!
ゲートの先には来たときの舗装路が見えています。
ゲートを開けてみようと思ったのですが、かんぬきが固着していて動きません。
きっと長い間誰も往来をしていないのでしょうね。

まあどうせもうひとつのルートを探るのでそのまま引き返します。


それにしても明るく気持ちの良い林道です。

ただこのルートはやや舗装区間が多すぎてやや物足りないことも。
面白さでは先程のルートに軍配が上がります。

そしてこちらもやはり抜けられました!
ただしこの先は神社の敷地内・・・

そのまま進まずに後から表に回ってみましたが、どう見てもバイクで走り抜けるような場所ではありません。
もし通るならばエンジンを切って押して通らせてもらいましょう。

境内には可憐な梅の花が咲き始めていました。
花も良いけれど蕾も可愛らしいね。

さて、昼食にはまだ少し時間があるので、お店に向かいながらいくつかの場所を探索。

細く勾配の急な作業道に入ってもその走りっぷりは際立つばかり。
楽しいな〜!
なんでもTOM'Sの吉川さんによれば車両本体の問い合わせや商談がとても増えて、バックオーダーも溜まっているそうです。
購入を検討されている方は早めに相談したほうが良さそうですよ。

そしてこの日も訪れたのは前回と同じ『古時計』

実は今回、まだ食べたことの無かったハンバーガーを注文したかったのですが、現在はメニューから無くしてしまったのこと。
なのでまた前回と同じ『古時計ランチ』を頼みましたが、やっぱり美味しいなあ!
早めに行ったのですぐに入れましたが、12時過ぎに出る時には外でたくさんの人が待っていました。

午後のスタートはこの画像のエリア。
『行き当たりばったりが楽しいんや!』という方もあって、その考え方や楽しみ方も理解はできますが、私のスタイルはその日の新規ターゲットはしっかり下調べをしてから。
その上でその周辺の目についた場所を隈なく調べると収穫も楽しさも倍増です。
ま、そもそも食べ物と着る物とペットを除き、同じ女性と林道は飽きっぽい(あ、言っちゃった!)ので、まだまだ新たなフィールドを発掘しますよ。

ここも入り口はすぐに見つかり、入ってみると予想以上の良さ。

良いなあココ!

ちょうど朝イチとは反対側からの展望も楽しめます。

うひゃ〜楽しい!!

林道規格ではなく作業道規格ですが、幸い現在は伐採作業は全く行われていないようです。

グルグル回って、たくさんの支線もあります。

果てしないオモシロさ!?

あ〜楽しかった、これだからワクワクドキドキの新規探索はやめられません。
そしてシェルコはこんな遊び方にもぴったりです。

満足して次のエリアに移動する途中にこんな古い建物に出会いました。
おそらく製糸か紡績工場ではなかったのかと思います。
富岡工場が世界遺産になりましたが、そこまでは無理でもこれもきちんと手を入れれば観光資源になるのになあ。

そこからの道中で見逃しになりそうな小径に入ってみればこんな場所も。
走り優先の人はどうしてもいつも同じような道、いわゆる大場所を走ることが多いようですが、ワタシは雰囲気や風景を楽しむのが最優先なので、必然的に小場所も詳しくなります。
そんな中でほんの一瞬でも気に入った空間があれば良いのです。

そしてここは以前にも一度訪れた場所。

人工湖なので風情はやや劣りますが、それでもこの青空と組み合わせれば・・

その場所から、こちらは階段を徒歩で少し登った先の展望台からの風景。

ラストはこれも以前からGoogle Mapを見ていて気になっていたルート。
この辺りに詳しい「おやじいさん」にも聞いてみたのですがご存じなかった場所です。

結果は予想通りピストンでしたが、そこそこの距離も支線もあって楽しめました。
シェルコはこんなガレて岩がゴロゴロし身構えるような路面でも、ウソのように涼しい顔をして登っていきます。

またここではかなり急勾配でタイトな折り返しもありましたが、これまでだと半クラッチを当てないといけないようなシーンでもトコトコと粘ってくれます。
その分トラクションも増して安定して走れて、路面を荒らすこともなく良いこと尽くめ。

一番奥まで進めたところでは、もう少しで尾根に出られそうな場所まで辿り着けました。
こんな植林地の斜面を登ることは控えなければなりませんが、その先の景色を眺めてみたい気にもさせてくれます・・いやいやここは自重しましょう。

最後は親友(と勝手に決めてる)むぎこさんの真似をしたシルエットショット。


週末も天気はまずまずのようなので、続けて行っちゃいますよ〜!