苦楽園オフロード雑記帳

兵庫・京都・鳥取・岡山の自然と林道をSHERCO TY125、 TRRS XTRACKで楽しんでいます。乗れない時などはスノーシュー、クロカンスキー、たまに料理ネタも入ります。

Happy go Lucky!

テナシウォン TENACI-WONG TWJ200L カミング⁉️ 10/23

秋晴れの但馬の朝。
いつもの神鍋高原道の駅に現れたのは、なにかとお世話になっているアニキ分TOM'S社長の吉川さん。
かねてより話題のニューモデル、テナシウォン TENACI-WONG TWJ200L を積んでこられました。
このバイクはお店の試乗車として卸されたものもので、ごく数カ所TOM'S SPECIALのパーツを組まれたほぼ新車。
ご自分で林道での走りを確かめたいとのことで、およそ1年ぶりにご一緒します。



そしてメンバーはもう一人、僕と同じくSHERCO TY125に乗る彦星さんです。



二日前には急激に冷えましたが、この日の朝はポカポカと暖かく、良き日になりそうな予感。



ルートは先週の下見をしたのとほぼ同じ。
軽く1本こなしてから、早速あの問題のセクションです。



軽く下見をしてから、まず吉川さんがトライ!



ステアケースは余裕でこなし・・



ここのターンから先は路面がフカフカでやや手こずって減点3。



さすがトライアル歴50年あまりの現役ライダー、腕はいまだに衰えずというところでしょうか。
ターンから足つきはありましたが、これがもし本番で本気だったら減点0で終わっているでしょう。



2番手は彦星さん、ここまではスムーズに。
その先でちょっと躓いてしまいました。



3番手は僕です。
ターンでコケかけたものの、竹に寄りかかってなんとか踏ん張る?
減点5ですがまあいいか。
これが逆からエントリーすれば全員クリーンだったでしょう。



吉川さんは前日もご自身が運営する奥宮トライアルパークでみっちり練習されてきたそうで、いったいどんだけ体力あんねんと言いたくなります。



この三川東作業道群はあの土管セクションを除いて、台風前に比べると荒れ具合は3割り増しといったところ。
初めは慎重に乗っていた吉川さんも、マシンに慣れてくるとガンガン飛ばし始めます。



しかしここは何度来ても変化に富んでテクニカルな面白い道です。
ただリスクもあるので要注意。



途中のレストポイントで、改めてテナシウォンを眺めてみます。



パッとみて羨ましいなと思うのは4POTキャリパー&大口径ローターの前後ブレーキ。



標準のアンダーガードは厚く滑らかな形状。



なんといってもユニークなのはこの3段階切り替えできるヘッドライト。



吉川さんにこれまでの印象や気になった点を説明してもらいます。
その内容はこの後の動画をご覧ください。



リスタートしてからも、嬉々としてマシンを操る大ベテラン🎵
トライアルライダーとしてだけでなく、エンデューロレースなどでも活躍されていたので簡単にブッチ切られます。



最近レーサー乗りの方達ともよくご一緒するんですよとお話しすると、ならばぜひ勝負したいともおっしゃっていました。
そんな機会があればレーサー組の皆さん、ぜひよろしくお願いします。



日本海に抜けて、これまで何度も下見をしたものの、ソロでは入るのをためらっていた海岸に初めて降り立ちました。



この辺りは整えられた砂浜以外は切り立った崖が多いので、こんな岩場まじりの入江はまれです。



海の美しさも気に入ってくれたようで会心の笑顔🎵



降ったら登らなければなりません。
登り始めがやや難しかったですが、その先は思ったよりもイージーでした。
いずれにしても先に見本を示してもらえるので、後に続く場合も自信が持てます。



彦星さんも出だし苦労したものの、ヘルプは無しで戻れました。





上の広場で僕のリクエストに応えてのパフォーマンスはフローティングターン!



キャンバーターンもさすがの正確さ。



TOM'S スペシャルのシートは移動中も非常に快適で、こうしたトライアル的に乗っても足付きを妨げないとのこと。



吉川さんが特に楽しみにしていた海鮮料理の昼食は先週と同じ店。
週末だとなかなか入れませんが、やはり平日だと比較的スムーズです。



もちろん食後はいつもの場所で。



缶コーヒーでくつろいだ後は、吉川さん自らインプレッションを語ってもらいました。
あいにく風が少し強かったので音声が聴きにくくなってしまいましたが、どうぞ熱演をご覧ください。



TENACI WONG TWJ200L インプレッション PART.1





テナシウォン TENACI-WONG TWJ200L インプレッション PART.2




シート下の左右にドリンクホルダーがあるので試してみましたが、確かにペットボトルは収まりますが、残念ながら金属製のガソリン携行缶は500ccでも無理でした。



そして午後からも林道を繋ぎながら、景観の良い場所でロケを続けます。



特徴的な2分割のタンクデザインは、正直に言えば賛否が分かれるところだと思います。



しかしスケルトンのそれは、やはり残量の確認にとても便利だし、負圧によって自動的に移動する構造は画期的とも言えるでしょう。
ちなみにこの日の燃費はリッター30km台の後半だったとか!
ということは満タンで軽く200kmは走れる計算になります。
(もちろん環境や条件によって変わりますので、あくまで参考として)




そうそう、標準で付いているタイヤはMADE IN CHINAの初めて見るブランドですが、性能的にはなんら不満の無いところだそうです。
強いて言えば、フロントをエンデューロ用のガミータイヤに替えればコーナーの突っ込みでも無敵かと?



この日、唯一残念だったのは、まだ紅葉がほんの僅かだったこと。
それでも暑くも寒くもない、とても気持ちの良い1日でした。



これはジャックナイフのリクエストに応えてくれてのワンショット。
このバイクのブレーキはホントに効きが抜群です!



最後の林道は用野和佐父。
幻の池の周りも紅葉はまだまだだったので、その神秘さはまだ影を潜めています。



サスペンションの動きもとても良く、トライアル的な乗り方から、フラットまで快適に対応できたそうです。



吉川さんのお客様でも、KTMのフリーライドやBETAのクロストレーナーからの乗り換えで商談中の方がいらっしゃるそうです。
僕もそれは非常によく理解ができて、とことことトレッキング的な使い方をするには、上記の2台は少しパワフル過ぎて持て余すことがあるのではないかと。
またこのテナシウォンに近いものとしてはBETAのアルプがありますが、それに比べるとより軽量スリムでハンドルのキレ角も大きく、ステップの位置などトライアル寄りになります。



テナシウォン はこの日のように高速フラットを快適に走り抜け、荒れた廃道をリズム良くこなし、ところどころのトライアルセクション的な場所で遊ぶなんて使い方にはピッタリだと感じました。
ペースを上げても、ゆっくり自然を楽しみながら走っても、どちらでも対応できるバイクではないかというのがひとつの結論です。
扱いやすさにおいては車重や足付き性も含めて、女性オフローダーにもぜひ乗って欲しい1台です。



ぶっちゃけて言えば、値段は手頃・・というかかなりのバーゲンプライス。
あとはALL MADE IN CHINAという隠すことのできない事実を、すんなりと受け入れられるかどうかではないでしょうか?



耐久性に関してまだ未知数ですが、僕の所有しているフルチューンのSHERCO TY125に比べれば、トータルでも十分凌駕していると感じました。
僕自身は果たして乗り換え、もしくは増車はあるのか???
To be continued・・・・


(エトスデザインH.P.より転載)


但馬の秋、いま始まる 10/14


このところの週末は天気が悪かったり、登山をしていたりで、僕としては珍しく3週間ぶりのバイクとなりました。
そしてスターターモーターにトラブルが出ていたTRRS X-TRACKも久しぶり。
TOM'S吉川さんが頑張って直してくれました。


この季節の変わり目にこれだけブランクが空いてしまうと、何を着ていったら良いのかと迷ってしまいます。
結論を先に言えば、最低気温14度、最高21度でアンダー・プロテクター・ジャージ・ジャケットのトップスでバッチリと快適に過ごせました♪


今月はこの後、とある重鎮の方々とご一緒する予定もあるので、まだこの目で確かめていない各林道の台風の被害もチェックしたいところです。
でも日本海香住港で海鮮料理を味わうことと、ハチ北でススキを眺めたいのはこの時期外せない楽しみ。
するとどうしても毎回同じようなルートになってしまうので、読んでくださる方はまたかよって思われるかもしれません。



神鍋高原をスタート地点として、まずは三原水口林道から。
ここはその支線の眺めの良い場所でパシャリ!
この週末の天気予報は各サイトがバラバラで非常に悩みましたが、来てみれば見事な青空が広がっています。




午後からは間違いなく曇ってくるでしょうが、午前中にこの空を見られただけでも来た甲斐があるというものです。



この林道の状況は被害が少なく、何ヶ所かこの程度の土砂、岩石の流出があるくらいでした。



さあ、そして問題は次の三川東作業道群です。
レーサー組のお仲間がすでに調査済みですが、それによれば1ケ所かなり酷い崩落があるが、どうにかこうにか通れたとのこと。
ただし僕よりもその走破能力は格段に上の方々なので、その言葉が僕にも当てはまるのかは実際に見てみなければ分かりません。



桑野本側から進むと、まずはこんな状態。
その先には・・



これか・・・


う〜ん、ここはもともと沢が流れていたところに土管を埋め込んで、その上に土を被せて道を造っていたのが、大雨でその土が全部流れてしまったのでしょう。




横からみると、この青の斜線部分が土を被せていた部分と思われます。



これはお仲間が撮った画像で、反対側からアプローチしています。
聞くところでは、赤の矢印のラインでクリアしたとのこと、ホンマかいな?



あ・・、でもよく観察すれば、確かになんとかなりそうですね。
このステアケースが僕にとってはちょっとムズいかな?
左の木の根がハンドルに当たりそうです。
難易度はこちら側からの方が高そうですが・・。



こちら側からチャレンジするとなると、左側から沢を渡り・・



土管に沿ってステアケースを越えて・・



左ターンで斜面を登るとクリア!
イメージはできた、が、ソロではその先も含めて不安が残るので、またの日にチャレンジしよう。



県道を北上して、国道178号線に合流して佐津から海岸沿いに走ります。



この辺りの海は本当に透明度が高い♪



ふと見れば岩壁に大きな柿の木ががたわわに実っています。
あんな場所では、全て鳥たちのものなのでしょう。



柴山駅の裏側から、まだ入ったことの無い最後のルートを探ってみると、いかにも古そうな道が奥へと続いています。
地理院地図で調べてみると破線ですぐに終わってはいますが、さて本当にそうなのでしょうか?



ま、今日のところは深追いはせずに、西ルートの確認で一旦南下します。



こういう人家に近い林道の出入り口にある竹林の雰囲気っていいですよね。
特に新規探索の時にハラハラドキドキしながら進んでいて、これが現れるとホッとすると同時に、成功の予感が実現に変わり嬉しくなるもんです。



さて、この地区は前回の台風で最も被害があったエリアですが、この林道にはまるでそんな様子が見当たりません。



一番のアトラクションも、むしろ以前よりハードルが下がった感じ。
となれば香住往復ルートのひとつは、あの土管のセクションさえなんとかなれば、今も確保されているということが分かりました。




そこからさらに三川線を南下して大野林道へ。
その間の三川線も全く被害がなかったことに驚かされます。
ということはつまり小城〜三川山の区間が最も酷かったようで、しばらくは通行止めとなるでしょう。


この画像は大野林道に入ってすぐの伐採地入り口ですが、ガッチリと施錠されていて入れません。
中に入ることができれば、かなりの景色が楽しめそうなのですが・・



この林道の稜線区間の雰囲気が大好きです。
左右の樹々が無かったら、さぞや左右に絶景が広がっているのでしょうが、それは仕方がありません。



予定よりも早めに香住についたので、しばし時間調整です。



入江が流木でびっしりと覆われていたのも、ほぼ全て回収してうず高く積まれています。




今日の昼食は山陰名物『猛者エビ』の陶板焼き定食。
このエビは海から上げて空気に触れるとすぐに黒ずんでしまうそうで、地元にしか流通しないという隠れた銘品です。
(今は船内で急速冷凍することも多いようですが)
とにかくこのエビは、このまま頭から尻尾まで殻付きで食べられちゃいます!
そのほのかな甘みと香ばしさが、エビ好きの僕にとってはもう堪りません🎵
一度この食材でイタリアンに仕立ててみたいし、川津エビ(サルエビ)のようにシンプルに素揚げするだけでも美味そうです。


あ、そういえばもう一軒のいつもの店の前に2台のハスクが停まっていましたが、あれはK川さんだったのでしょうか?



いつものルーティーン、食後のお茶と昼寝タイム。
前回のように車ではないので、芝の上に座って缶コーヒーをいただきます。



暑くも寒くもなく、お天気はここまで上々🎵
このまま最後まで続いてくれたら良いのですが。



これもまたいつもの場所で撮影タイム。
最近いろんなところでこのパンパスグラスが目につくようになってきました。
ジギタリスもそうだし、今やセイタカアワダチソウはすっかりと勢力拡大しているし、外来植物で自然風景の変化が進んでいるように思えます。



河原は水位も下がり、だいぶ元の状態に戻りつつあります。
魚のライズがあちこちで見られて、釣り人魂をくすぐられます。



そこから宮神山田林道の被害調査に行ってみました。
そこは台風直後に反対側から進んで、泥にどっぷりとハマって大変な目にあったところですが、山田側から登り始めるとさらに酷い状態です。
以前にも目にしたことがありますが、アスファルトの下を大量の雨水が流れたために捲れ上がっています。



その先には路面を覆い尽くす大量の岩石。



さらにその先は崩壊でわずかに路肩が残っている状態。
その上を歩いて先まで行ってみたのですが、後から写真を撮って見てみるとその下もえぐれているじゃん、あぶねー!




ただこちらはすでに復旧のために行政の確認が済んでいるようでした。
しかし完全に復旧するのは数年かかりそうですね。
この林道はどちらかと言えば退屈するほどイージーなものだったのですが、ここまで酷い被害が及んでいたとは・・。



いつもだったらいろいろと林道を挟んでから、最後のススキと絶景を眺めに行くところですが、今日はあれやこれやと欲張らずにスルーして、廃業?しているスキー場ミカタスノーパークに。



ここのススキはこれまでには無かったほどの成長ぶりです。




完抜けルートもすっかりと草に覆われて、とてもじゃないけど進んで行く気にはなりません。
雪がどっさりと積もり、草が押しつぶされてしまう春まで、その楽しみは封印するしかありません。




峠道をさらに登って、大好きなあの場所に・・
この頃にはすっかりと曇って青空が消えてしまったので、期待感はダダ下がりですが。



うーん、ススキ自体は今がちょうど見頃の状態ですが、やっぱり青空と太陽と風が無いとあの大きな感動は味わえませんね。



まあそれでも、兵庫で最も人気の高い砥峰高原だったら、今日あたりは麓の集落まで長蛇の列の渋滞でしょうが、相変わらずここは独占できるので贅沢だと実感します。



前回来た時に草刈りが行われていて追い返されましたが、おかげでだいぶ走りやすくなっています。



引き返す途中でこんな色鮮やかな実に出会いました。
Google先生で調べてみると、地元ハチ北観光協会の H.P.がヒットしてこんな説明が・・


〜サトイモ科のマムシグサがきれいな実をつけています。秋の草枯れの中でこの色は目立ちます。見た目、何だか美味しそう。でも触っても舐めてもいけない勿論食べてはいけない猛毒なのだそうです。触った場合肌荒れを起こし、人によっては皮膚炎の症状が強く出ることもあり、口に入れた場合、人によっては頭痛、口唇のしびれや舌の腫れ、喉の渇きや声のかすれ、また、味覚が失われたり口を開けることも困難になる場合もあるとのこと。少し舐めただけでも小さな針が口の中にいっぱい刺さった感じで激痛が喉まではしり、唾も飲み込めずよだれをたらしたままの悲惨な状態が何時間も続くとのこと。動物にも食べられずにいつまでも秋の野に残っている理由はこれなんですね。恐るべしマムシグサ。


えー、そうなの!!
おっそろしいなー、触らなくてヨカッター。




最後の締めくくりに、またお馴染みのあの場所『東ハチ』にも行くつもりでしたが、黒い雲が迫ってきたので早めに撤退。
いつもに比べれば疲労度もまるで感じられないくらいですが、たまにはこんな日も良いでしょう。
TRRS X-TRACKには久しぶりに乗りましたが、やっぱりこれは素晴らしいバイクです🎵


但馬の残りシーズンはあとわずか、いよいよ山々が紅く染まる季節です。


氷ノ山ブルー  10/2

今回は登山です。
日本の二百名山に名を連ねる氷ノ山。
兵庫県と鳥取県の県境に位置し、那岐山や瀞川平とともに「氷ノ山後山那岐山 国定公園」に指定されている自然豊かな山です。
標高は1510m、中国地方では大山(1,712m)に次ぐ高さを誇ります。
「秘境100選」にも選ばれ、天然記念物のイヌワシやツキノワグマ(僕、どちらも見たことあり)、ブナの自然林など多くの動植物を見る事ができます。
天照大神が旭日に映える樹氷を見て、『ヒエの山』と呼んだことが名前の由来であるといわれ、今でも冬季には巨大な樹氷が登山者に人気で、それはモンスターと呼ばれています。



いつもはオフロードバイクに乗って、その周辺の林道を楽しんでいますが、これまで一度もその山頂に立ったことはありませんでした。
しかし下から見上げる度に、いつか機会があれば・・と想い続けていたのですが、ちょうど平日の休みと晴天がマッチしたので、車の荷台を空っぽにして(いつもはバイクが積んである)大段ヶ平(おおだんがなる)という中腹の駐車場に到着。


氷ノ山には兵庫側と鳥取側、合わせてざっと9つのルートがあるのですが、ここからは兵庫県側の最もビギナー向けのルートです。
なにせこの駐車場は瀞川氷ノ山林道の途中にあるのですが、そもそも林道は1000m付近を横断しているので頂上までの高低差は400mほどで、距離も片道2.7km。
関東にお住まいの方ならピンとくるかもしれませんが、あの日本一登山客が多く訪れる高尾山のルートとほとんど変わりません。
もちろん絶対的な標高は違いますし、冬場になれば最大8mを越す積雪もあり、まるで別世界になりますが、この時期ならば小学生でも登れるでしょう。



この画像は大段ヶ平の駐車場からのもので、いつも見慣れた風景ですが、これがどれほど変わるのか楽しみです。



駐車場から林道を挟んで、この登山口がありますが、この先はバイクやスノーモビルは立ち入り禁止となっています。





歩き出すと思わず『うわっ!』と声が出てしまうほど、緩やかで美しい登山道が伸びています。



氷ノ山はブナの木が多いことでも有名です。



下草と呼ぶには背丈の高い、笹の茂みもずっと続きます。



歩き始めてすぐにあるこの標識。
先ほども述べたように、片道は約2.7kmです。



なだらかな、まるでウォーミングアップの区間を過ぎると、やや傾斜が増してこの丸太の木段が現れます。



時折、樹々の間から下界の景色が広がります。



また緩やかな登りが続き、最初に現れる建造物。



真冬はホワイトアウトになって犠牲者も出るくらいですから、こうした避難小屋はいくつあっても良いですね。



その後も、ところどころ小さな難所はありますが、むしろ丹波地域の低山の方がよほど急峻です。
あちらは平野からニョキっと突き出たような小さな山々があり、登り始めからいきなり急勾配になることが多いのです。



それでも正直に言えば僕自身はこの半年ほど山登りはしていなかったので、結構ゼイゼイハアハアしてしまいます。
オフロードバイクは乗ったことの無い方の想像以上に、体力はひどく消耗するものですが、やはり使う筋肉や心肺にかかる負荷も違います。
だから山登りのシーズン初めはかなりキツイのですが、その意味ではちょうど良かったかも。



ふと振り返ると、宍粟方面の山並みが。



左前方に見えるのは東ハチかな?



その先、2つ目の建造物は『神大ヒュッテ』。
神戸大学山岳部が60年以上前に建てたもので、一般の方でも利用できる山小屋だそうです。



ここまで来ればもうあと少し。
絶対許されることではありませんが、もし許可されるのであればバイクで乗ってみたくなるルートです。
ここまでも2、3ヶ所はトライアル中級以上の腕が必要かと思われるものがありましたが、
ヘルプがあればこの僕でもなんとか・・。
4、50年前だったら許されていたのかなあ。



ただ、その先のこの太い角材で組まれた道は、とても滑りやすくて歩きにくい。
もっと横板(棒)があれば良いのですが、多分大勢の人が通ってるうちに無くなってしまったのでしょうね。



頂上が近づくにつれて、背の高い木はほとんど少なくなってきました。



逆水の国際スキー場が眼下に見えています。



ラストスパート区間です。



植林された杉と違って、古代杉は迫力がありますね。





氷ノ山はとても水が豊かな山でもあります。
だからこそ、こんな場所に湿原もあるのでしょうか。



秋の空の代表、うろこ雲やいわし雲とも呼ばれていますが、学術的には拳積雲というそうですね。
こんな雲に映える夕焼けをそろそろ見たいなあ。




さあ頂上直前から360°雄大な風景が広がってきました🎵
こちらは鳥取市内方向かな?



これは若桜方面。



宍粟方面。



ハイカーお馴染みポーズで一枚。
気温は13度ですが、陽射しがあるのでそれほど寒くない。



三脚立てて、セルフシャッターでパシャリ!
iPhoneとApple Watchを組み合わせると文字盤にカメラファインダーの画像が映り、リモコンでシャッターを押せるのでとても便利です。




避難小屋の内部はこんな感じ。
土日の天気が悪い時は、ここが登山者でいっぱいになるそうです。
この日は月曜で、歩き始めたのは9時でしたが山頂は貸切状態!
行き帰り、すれ違った登山者も全部で6人だけでした。
これがもし東京都心から2時間くらいのところにこの山があれば、平日でもすごい数の人が訪れていることでしょうね。



それにしても空の蒼さがスバラシイ🎵



撮影はいつものようにiPhone 14Proです。



僕が但馬で一番好きな場所、小代越から高丸山、鉢伏山に繋がる区間は見晴らし最高の稜線です。
ここからだと今いる場所まで片道約8kmですが、最もハードなもので通称『ぶん回し』と呼ばれる周回ルートは約15kmで周囲の山々をいくつか含みます。
これだと何ヶ所かの鎖場(補助のためのチェーンが張ってある難所)もあるそうですが、いつかはきっと踏破してみたい。




秋らしく、いろんな形状の雲が浮かんでいますね。



氷ノ山ブルーと中国山地の山並み、たっぷりと心に焼き付けました。



この山頂で買ってきたパンでも食べようかなと思っていましたが、ふと気が変わって下山します。
途中の地面には鳥たちに啄まられたのかナナカマドの実が落ちています。
姿は見えませんでしたが、素敵な囀りがずっと聞こえていました。



見上げればまだ枝にもたくさん生っています。



無理とは分かっていても、つい習慣で攻略ライン(バイクで走った場合の)を考えながら降ります。
もしかしてe-MTBなら許される?
もちろん土日や人が多い季節ではそれでも御法度でしょうが。



それにしても期待を裏切らない、いやそれ以上に素晴らしい山であり森でした。
散々迷ったけれど、来てみて本当に良かったなあ🎵



車に戻り、瀞川氷ノ山林道を初めて四輪で走ります。
鵜縄に向かって分岐を降りたので、それほどダート区間は走りませんでしたが、親水公園まで走るのも面白いかも。



そこから1時間も走れば日本海の香住港。
これが但馬良いところで、日本中見渡してもこんなロケーションはそうそう無いでしょう。
前回訪れた時は日曜日だったのでこの店は満席でしたが、今回はすぐに入れました。
猛者エビ(山陰地方の名産品ですが、空気に触れるとすぐに変色してしまうので地元でしか食べられない)の陶板焼きという新メニューにするかとても悩みましたが、やっぱりここは刺身定食。
刺身定食と言いながら、ハマチのあら炊きの存在感が光ります。



食後は浜辺でコーヒータイム。
車なのでいろんな道具を持ってこられます。
JET BOILで湯を沸かし、豆を携帯用ミルで挽いて、HARIOの真空二重マグコーヒーメーカー Zebrangというものを買ってから初めて使ってみましたがこれは美味しい♪
豆は深煎りの粗挽きが合うかな。


本当は午後からもう一ヶ所、以前に探索しながらも途中で断念した古道を、もう一度歩いて検証したかったのですが、この時点ですっかりと頭から消えました。
オンショアの風を受けながら、しばしウトウトすれば至福の時です。



さて、これで何かスイーツがあればもう思い残すことは無いという状態で、閃いたのは夜久野にある牧場直営ジェラートの製造直売『あいす工房らいらっく』。



ここの製品は家の近くのスーパーでもカップで売られていますが、やはりこの直営店で食べるそれは一味違います。
とてもフレッシュさに満ち溢れていて、後味がとても爽やか。
真夏にアイスを食べたらかえって喉が渇くことがありますが、ここのジェラートにそれは全く当てはまりません。



今日はピスタチオとみるくの香りのダブルカップ。
本当はナッツがたくさん入ったフレーバー(名前は忘れた)を食べたかったけれど、この日は並んでいませんでした。
でも心から満足した一日、良き休日でした。


絶景ツーリング撮影ロケ with オフロードハンター 9/17

先日ご一緒したオフロードハンター・カズ@offroad_hunter_kazuさんが、苦楽園イコール絶景フラットだろうとの思い込みからまさかの廃道探索だったので、そのお詫びを兼ねてお望みのルートをプランしてみました。
さらに日本海の海鮮でお昼を楽しむのはどうですか?と尋ねたらふたつ返事でOK!
その海鮮ホイホイに釣られて、カズさんのお友達のK田さんとM山さんも集合場所に揃いました。




そのお二人はどちらも今ではレアなSUZUKI DR250でご参加。
M山さんが何やら小さなクーラーボックスを抱えて不審な動きをしているな、と思っていたらなんと!!



それはヘッドライトの上に括り付けられて、中にはドライアイスとPINOが!!!
おまけによく見れば片側にはチェーンソーのガイドバーカバー???



聞けば僕も以前に利用したことのある、Enduro Engineering社製のチェーンソーマウントで、それを利用して今日は暑いのでクーラーボックスにドライアイスを入れて使っているそうです。
探索をする時にチェーンソーがあればなあ・・と思うことが多々ありますが、その重さや積載方法を考えるとなかなか無理筋ですが、これならば最高でしょ!
ちなみに以前購入した時より今は円安で割高のようで、だいたい3万円くらいだそうです。


クリック⤵️


さて前置きが長くなりましたが、今日のルートは粟ケ尾林道からスタート。
とにもかくにも、OFFROAD×HUNTER Videosからご覧ください🎵
制作監督総指揮、カズさん渾身の一作です!




【セロー225we】但馬地方 絶景林道ツーリング


いかがでしたか?
たまには静止画ではなく、こうした動画で残すのも自分自身楽しめるかなあと。
僕も以前にGoProを使って試してみたことがありますが、いろいろと面倒臭くって続きませんでした。
なので時々こうしてコラボさせてもらうのがベターだろうと勝手に思っています。



ただ今回はルートの策定には頭を捻りました。
なぜならば、過日の台風の被害で使えない林道が次々と明らかになり、さらに連休中日だったので昼メシ難民になる恐れがあったのです。



ま、それでも妙見蘇武線周辺のオープンスペースでひとしきりプレイタイム。




京都から参加のM山さんとてもユニークな方。



加古川から参加のK田さん。
後から知ったのですが、知る人ぞ知る大ベテランで普段はMXライダーとか。
僕は林道に入れば最後尾をのんびりなので知る由もありませんでしたが、常にぶっちぎりだったらしいです。



そこから耀山に移動して・・



どうしようかなと悩みながら、やはり早めに香住に行きたかったので舗装路を移動していつもの矢田川の河原へ。
しかし、ここもまだまだ台風の被害が色濃く残っており、流されてきた泥があちこちに堆積して好きな場所まで行けません。
それでもM山さんは下見では躊躇した赤矢印のラインを強行突破して、さらに向こう岸まで一気に!



カズさんも続いた後、K田さんは危うく水没の危機!!
一旦止まってしまうと、川底の砂利をタイヤで掻いてしまってズブズブと沈んでしまったそうです。
こうした場合はとにかく途中で止まらないことが大切なんですね。
僕は対岸の火事で遠くから望遠モードで撮影係。
いや〜、だってホラ案内役がリタイアしたらまずいでしょ。



引き返す時は流石に大ベテランのK田さんもスムーズに渡河成功。



M山さんは派手にスプラッシュして、頭から水を被っていました。



カズさんは安全策で土手走り。



まだ体も乾き切らぬまま、お目当ての店に行くと開店20分前にも関わらず、店内のは数名の先客が。
僕らもそこへ混ぜてもらって、焼き魚定食のノドグロの塩焼きを注文!大好物でーす🎵
他の3人はそれぞれ海鮮丼で、M山さんはなんとそれにカツ丼(小)を追加。
K田さんから『燃費悪いな〜』と突っ込まれていました。



食後はいつものルーティーンで浜辺のひとやすみ。
撮影に夢中なヒトが約1名。
案内してもノーリアクションだったらガッカリするものですが、こうして楽しんでもらえるとその甲斐があったというものです。



さて午後の部に臨もうかと走り出すと、コンビニの前には見たことのある怪しげな一団が!
なんと先々週もご一緒した、レーサー組の皆さんではありませんか♪
いろいろと話は弾み、この後の最初の1本は同じ池ヶ平林道を走るというので、ならば一緒にと。
その中で、なぜか謎のおひとりが(しかも足元はクロックス履き)、どノーマルのカブで混じって走ると言い出して・・・
心配だったので(ホントはシャッターチャンスを狙って)僕がシンガリとなってずっとその後を走りましたが、けっこう本気を出さないと離されてしまいそうになるくらい速い速ーい!!
おまけに後で聞けば、フロントブレーキもまともに効いていないし、サスもあんまり動いていないそうな・・ハァ、どーなってんの???



そんなかんなで、その先でレーサー組の皆さんとはお別れして、僕たちは本谷林道へ。
まだ入り口の倒木はこのままですねえ。
だいぶ通った跡がありますが、誰もこの上に伸びた枝を切ってくれていないからちょっと面倒。



そこから鹿田釜谷林道へ。



こういう木漏れ日が好きです🎵



拙宅はますます荒れ放題に⤵️



途中の休憩もそこそこに、本日のクライマックスへとやって来ました!



しかーし、なんと草刈りをされていてこれ以上進めません。
せっかくここにフォーカスしていたのに残念至極!



ならばと野間を経由して瀞川氷ノ山林道からハチ高原を目指します。



間に合った!
ここは西側に山があって、太陽が隠れてしまうのが早く、日陰になるとススキの美しさがイマイチ映えません。
これからの時期だと、昼過ぎから遅くても3時半には着かないとその美しさは味わえないのです。
そのために皆さんを急かせてしまいましたがお許しを。



今回はとにかく台風被害の影響で、本来使えるはずのルートが使えず、どうしても舗装路でのリエゾンが多くなってしまいました。
それに他にもまだまだ案内したい場所はたくさんありましたが、時間切れでそれも叶わぬままでした。
また機会があればこうしてまたカズさんの協力を得て、動画を交えてお見せしたいと思っています。
ご参加の皆さん、ありがとうございました。


氷ノ山の裏と表・秘境林道から絶景巡り 9/9

台風7号から3週間ほどが過ぎましたが、徐々に各林道の被害状況が分かり始めています。
今回はまだ友人知人からの情報も入って来ていない、氷ノ山の裏側(西側)に位置する林道群のリサーチから始めます。



いつものように湯村カントリークラブの前には、放牧された牛たちの姿がありました。



牛舎に入れられたままの牛たちよりも、やはりずっとストレスフリーで良いのでしょうが、この牛たちは食肉用の肥育牛ではなく繁殖牛だからなのでしょう。



照来(てらぎ)地区の一角にはさっきまで霧雨が少し降っていたためか虹がかかっています。
それにしてもこんな低く、横一文字に近いのは珍しい。



牧場公園の横から但馬No.2のロング林道・中辻肥前畑線にエントリー。
ここが今日のリサーチの最優先項目。
豪雪や台風の被害を受けやすい林道なので、さて今回はどうなっているのやら。



早速現れました!
普段は枯れ沢になっているところから土石が流れ出しています。



数箇所同じような状況がありましたが、それでも最初の広場までは特に大きな被害は無く通過。



いつものように穏やかな空間・・足元にはたくさんの鹿のフンがありますけどね。



さらに先へと進むとこんな穴が開いていたり・・



カーブミラーのこの変形は、たぶん雪の重みのせいでしょう?



これくらいの法面崩落はいくつかありましたが、どれもやはり致命的なものは無く・・



第2の広場、石碑のある所まで到達。



ここは紅葉の美しい所ですが、山肌にはすでにほんの少しだけ色付きが垣間見れます。



ここからの景色は塩山地区。
日本の里山の美しさは世界でも屈指でしょう。
特にこの時期は色付いた田んぼと、刈り取りが終わった田んぼのコントラストがモザイクのよう。



振り返ると自分が走ってきたルートが見えるスカイライン林道。
SNSで知り合った海外在住の複数の日本人の方とのやり取りで知ったのですが、意外にも北米やオーストラリアなどは国立公園や私有地が多く、あれだけの広い土地がありながら自由に走れる場所はとても少ないそうで羨ましがられました。
そんな意味でも、規制が皆無に近い但馬は、林道天国に間違いは無いのでしょうね。



ここも他と同様に、途中の平坦が続く区間は至って平和な状況です。



しかし予想した通り肥前畑に近づき下り始めると、状況は一転してガレの連続!
それでもトータルで幸いにも絶望的な箇所は無く、ビッグオフやビギナーの方以外ならばある意味楽しんで?走ることもできるでしょう。
ソロだと不安でも、グループだと RPGのようになるから不思議です。



県道に合流してからリエゾンとして畑ヶ平林道(舗装)を走ります。
ここはその途中にある支線ですが、たしか以前にも走ったけれど、こんなに奥へと深かったかな?



でも何やらここはイヤ〜な雰囲気、邪気のようなモノが漂っています・・。
なのでそそくさと撤退、どう考えても行き止まりのピストンでしょうし。



畑ヶ平本線が舗装される前はさぞや素晴らしいダート路だったことでしょう。
途中の巨樹やモスゾーンが美しい♪



そこを通過すると、名産の大根畑のあるエリアから扇ノ山林道に接続します。



ここは晴れていても少し暗めの林道ですが、秋の紅葉の美しさは必見です。



画像には無いですが、畑ヶ平寄りの区間は普段から路面荒れ気味、ふる里の森寄りはフラットが続きます。(水溜り多し)



ただし今回は迷った末に、その途中から但馬随一の秘境林道に!
普段からただでさえ荒れ気味で、超ウエットのスポットもあり距離もたっぷり。
そこで何かトラブったり、途中で倒木や崩落で引き返すのは非常にツライ。
心の中で拝みながら進んで行くと・・。



はい、出ました〜!



まあ、これくらいならササっと5分で完了!



普段は展望の良い所でも、残念ながらガスが出てきて見晴らし悪し。



その分、さらに秘境感は増し不安が高まります。



はい2本目、でもこれはくぐれます。



これ、画像では分かりにくいでしょうが、左の方向から土砂が広く路面を覆っています。
先日の失敗を踏まえて、今回は慎重に下見をしてから右のラインでクリアします。



3本目ははモジャモジャ倒木。
2年前だったかなあ・・羽尻線で大いに苦労したことを思い出します。



ここもお決まりのように平坦区間にはアトラクションやトラップはありません。



しかし何度走っても良い林道だなあ🎵
様々な要素が兼ね備わっていると言っても、それは過言ではありません。



と思っていたら、現れましたイチバン嫌なヤツ、広範囲の泥濘ゾーン!
慎重に下見をして、ラインを決めて突入しましたがあと一歩のところで捕まり、この日卸したての新品ブーツが膝下まで泥だらけ。
でもこの前ほどは苦労せず、なんとかすぐに脱出はできたのでひと安心。



最後の関門はこの崩落ゾーンだなとハラハラしていましたが、ここはさほど以前と変わらずに通過できてやれやれ。



『やったー!』と大きく安堵して出口に着くと、軽トラに乗った地元の方にバッタリ出会い『おっ、バイアルス?』と聞いてこられました。
(注:バイアルスとは50年ほど前にHONDAが初めて販売したトライアル車。)
よくよく話を聞けば、以前はよく乗っておられたそうで、今はこの林道では罠猟で鹿などを獲っているそうです。
ある時は熊が罠にかかってしまい、その人が近づくと自分で罠を外して襲いかかって来たところをライフルで一発で仕留めたなんて話も。
車に積んであった缶コーヒーまでご馳走になり、他にも楽しいお話をたくさん聞けました。
こう言っては何ですが、地方の過疎エリアにお住まいの方は、たとえ見た目は無愛想であっても、話しかけるととても饒舌な方が多いです。
なので最近は挨拶をするだけでなく、こちらから積極的に話しかけるようにしています。
時には林道情報も頂けるし、面白いお話もたくさん聞けますよ。



そこから国道(酷道)482号線を下る途中、矢田川源流の河原に入って泥を落とします。



秋岡から新屋の集落を抜けて高丸山林道へ。
ここからはリサーチではなく、大好きな絶景ポイント巡りです🎵



まだまだ緑が濃く、森は瑞々しさを感じさせます。



この道は冬場の雪景色も絶品ですよ!



ちっちゃい秋見つけました🎶



そして遥かに広がる谷あいの村、美しき小代。



仲良く並ぶ鉢伏山と高丸山。



その先からススキをかき分けて進み・・・



鞍部に出て前を見れば・・



広い空が広がり・・



ススキをかき分け天空へ進む、まるでモーゼの海割りような道が続いています。




ここに来ると、どうしてもセルフシャッターで自撮りしたくなるんです🎵



正面は頂上にガスがかかった氷ノ山。



今日も文句なしに素晴らしい景色でした!
そしてあと1ヶ月ほどすると、銀色の穂が波のようにたなびくススキの海がさらに楽しめます。



そこからは同じ道を引き返して、くつのき村の中に入ると、街路樹に植えられているナナカマドの実が赤く染まっています。
そう、これも見たかったんだよなあ♪



次は久しぶりに野間林道に進みます。
噂に聞いていた八反の滝の崩落は本当に凄まじい!
大きな滝がこれほどまでに崩壊しているのを見るのは初めてです。



途中の展望箇所、通称イヌワシポイントはアマチュアカメラマンの方達が陣取っていたので、その少し上の場所でパシャリ!



そしてその先のハチ高原奥にあるススキ野原。



してい言えば今のところはまだ2分咲きって感じですかね。




出始めの穂はまだ茶色がかっていてマダラ模様。



それでも見る価値は有り余るほどだと思いませんか?



少し下って行く途中には別宮の棚田があります。


ここで今日ふたつ目の嬉しいことに遭遇しました。
それは舗装路の真ん中に、車と衝突でもしたのか、カラスアゲハが飛べずにいたのです。
このままでは轢かれてしまい可哀想だと思ったので、羽根を摘んで田んぼの方へと離すと、息を吹き返すようにふらふらとしながらも舞い上がっていきました、ヨカッタ! 
いつか恩返しに姿を美女に変えて現れてくれないかなあ・・なーんて不純な気持ちだとダメかもね。



ほっこりとした気持ちになりながら、これまた僕らの仲間内では定番中の定番、東ハチです。



ここのアプローチも本当に良いんです🎵



さっきと同じ、誰もいないこんな風景のところでは、ついつい三脚を取り出して自撮りターイム。



ふと思ったのですが、このところゲロ中心の探索ツーリングの記事は閲覧数があまり伸びません。
まあ別にそのことを気にしてはいないのですが、乗っている本人達は楽しくても、読む方はそれほどでもないのでしょうね。
ならば今度、僕が選りすぐりの場所を選んで、YouTuberカズさんとジョイントして但馬絶景巡りの動画を作ってもらいましょうかね?
僕はこうして静止画と文章で構成するのが好きなのですが、この前の動画でやはりその良さも感じました。
でも自分で作るのは苦手なので、カズさん、撮影および監督総指揮、編集制作よろしくお願いしまーす!
(僕の印税分は請求しませんから。)



実はこの日、直前の天気予報はあまり良くはなく、走るのは止めようかなと思っていたのですが、やはり来て本当に良かったです。
季節は進み、但馬のベストシーズンはもうすぐそこです🎵



【業務連絡】
この後、蘇武岳展望台付近まで寺河内林道を使って登ろうとして行ったのですが、途中から大規模伐採が進んでいて雰囲気は一変していました!
妙見蘇武林道に合流する手前で、土曜日なのに作業している人たちがあり、ダメですか?と聞いたらやっぱり✖️。
当分は走行不可のようなので気を付けてください。




猫の後頭部が好き