苦楽園オフロード雑記帳

兵庫・京都・鳥取・岡山の自然と林道をSHERCO TY125、 TRRS XTRACKで楽しんでいます。乗れない時などはスノーシュー、クロカンスキー、たまに料理ネタも入ります。

Happy go Lucky!

夕暮れ散歩 6/17   三田

先週末が雨だったので、もう10日以上乗っていません!
ダート成分ビタミンDT(Dirt)が枯渇してきました。
ええ、すっかりとダート中毒ですから、身体がシェイクされないと新陳代謝も悪くなります。

それに梅雨は本番真っ盛り!
もうすぐ夏至だから日暮れは遅く、関西では晴れたら7時を過ぎても充分明るい。
ならば仕事を終えてから、貴重な晴れの日に乗らない選択はないでしょ。

家から近く自転車でも来られる範囲で、こんな場所があるって幸せだよね。

夕方は鳥たちも活動が活発になるのか、いろんなさえずりが聞こえてくる。

この天空の池が気に入ってしまったのです。

魚のライズも盛んだから、ルアーを投げたら釣れるだろうな。

雲の流れは早く、刻一刻と変化している。

短いダートでも栄養補給には充分なのです。

里山・・好きなんですよねぇ。

大きな川が無いところには立派な溜め池があるのは必然。

日没にはまだ1時間以上あるけれど、夕焼けは見られるのだろうか?

滅多にこんな時間にこの辺りには来ないけれど、たまには違う雰囲気が味わえていいもんだ。

さて、待ち侘びた夕焼けは・・・?

残念、不発でした!
でも気分は上々、いつも全てが上手くいくわけじゃないのさ。



悲願達成‼️ブナの巨木に囲まれる空間 6/5 但馬


それは今を遡ること2年前、恐れていたことをとうとうやっちまいました・・。
それ以来いつかは必ず乗り越えてやらねば、と思いながらもなかなかタイミングが合わず、ずっと先送りにしていたことを実行に移すその時がついにやってきたのです。


今日のメンバーはえでーさんとKちゃんと僕の3人のみ。
早すぎたかな〜と思いきや、道の駅但馬蔵でトイレ休憩をしていたらバッタリと遭遇。
そこから一緒に本日のベース、牧場公園駐車場まで。
8時半出発予定はさらに繰り上がりました。

そこから中辻肥前畑線まではわずか1分!

今日も大好きな里山の風景が美しく広がっています。

まずはまだ入ったことが無かった作業道で軽く肩慣らし。

ここはやはり予想通りで、割合とすぐに行き止まりでした。


さていよいよ本日のメインステージへと進んでみましょう。
以前からの読者の方ならばご存知でしょうが、2年前にこんなことがありました。
今更ですが、恥を忍んでその時の記事のリンクを貼ります。



この直前には高山長さんがすんなりと走られているのですが、ブログでは画像も無く、直接聞いてもどうも腑に落ちないことがありました。
いえ疑っている訳ではないのですが、そんな簡単な道なのかと?
そして入口と出口は本当にその通りなのかと?


それはさておき、今の主力機Sherco TY125 Classicが欲しいと強く思い始めたのも、この道を走ってみたかったからに他ならないのです。
高山長さん曰く、トレールでもなんとか・・ということですが、僕の腕ではとても自信が無いし、同じ過ちを繰り返したのではシャレになりません。

さて、意を決して(大げさか?)広場側からエントリーします。
前日はワクワクしながらも、その反面ちょっと憂鬱でもありました。
ジジイ心は複雑です。

下ってすぐのT字路を左に進み・・


道幅は狭まりキャンバーもある嫌なパターン。

プチ崩落の沢を渡るKちゃんはまさかの減点0でクリアー❗️
僕は足付きベタベタの5点です⤵️

苔の素敵な洗い越しが現れたり・・

今日も木こり作業に励んだり・・


午前中は湿度が高く、風も無いのでどんどん体力が削られます。

張り出した枝も低いので、それをかわすために体勢も低く保たねばならなく、時々枝に頭をゴツンとやられると、ヘルメット越しでもクラっときます。

それでもラッキーだったのは致命的な崩落や、絶望を覚える程の太い倒木が無かったことです。

ただこの前と同じような、『絡まった魚網』タイプの倒木には手を焼きます。
こんな時はゴムボーイ(もうご存知ですよね?ノコギリの名前です)ではなく、ナタでバッサバッサとやる方が効率的でしょうが、これ以上荷物を増やしたくはないしね。

バイクを寝かせて潜るのも、結構体力を消耗するものです。

それでもこの周辺のブナを主とする広葉樹林の美しさは必見に値します。



転石、落石も多く、そのために起きたあの事件の現場もクリアーすると・・


とうとう抜けることができました‼️
三叉路に出て、やはり予想が正しかったことを裏付けられました。
その出口では、どこからともなくフクロウの声が僕らを祝福してくれるように聞こえてきました。


そして今思えば、あの崖落ちも引き上げたりしなくても、あのまま崖下までバイクを運べば(落とせば)下に続く道に出ることができたことになります、ああ・・・。

その後は塩山中辻林道を北上します。

ここはレスキューで来てくれたAzumiくんと花鳥君が帰る時に軽トラで通った道ですが、今は倒木が多くて四輪ではとても無理です。

途中の支線の一部にも初めて入ってみました。

ここもかなり複雑で迷いそうになりますが・・

抜けられそうで・・・

抜けられた⁉️

と思いきや、本線から大きく膨れてまた戻る、変形ループのようなルートが見つかっただけでした。
ここはヤチ(ヌタ場、湿地場)が多く、バイクもウエアも泥だらけです。

岸田川を越え、シワガラの滝の入り口を過ぎ、今日もまたあの旧草原界の道に進みます。
何度来てもここはしっとりとしていて良いなあ。

時刻は12時をとっくに過ぎてお腹はペコペコ!

本日のレストランはこちら。
たとえコンビニおにぎりでも、その味わいは最高級クラスに昇華します。

そしてお腹が満たされれば、ゴロンとするっきゃないでしょう!


お腹がこなれて一息を吐けば、撮影タイムの始まりです。





たまにはペアらしく?仲良く寄り添うお二人の画像なども・・


ずーっとここにいたくなりますが、そろそろ重い腰をあげましょう。



ショーブ池を眺めてから・・

午後のハイライト、左馬殿道西区間の探索に入ります。

事前調査ではどこから林道で、どこから登山道かがはっきりとしません。

しかし林道(作業道)としてはかなり丁寧に造られた良い道です。

倒木はここでもお約束。

これは想像以上の予感がしてきました!

しかしやはりすぐに行き止まりか!?
と思わせる様相となって、歩いて偵察をしていると、足元から見慣れないヒナ鳥が5、6羽低空飛行で飛び立ちました。
ん、あれはなんだろうと思うと、その直後にヤマドリの雌が慌てて逃げて行くではないですか。
そうか、あれはヤマドリのヒナだったのか!可愛かったなあ〜!!
(画像無しなのが残念)

バイクではここまでかと諦めてUターンすると、その手前にまだ本線が隠れていました。

そしてまた100m置くらいでギコギコと木こり作業を繰り返したり・・

ショートカット、エスケープをしたりしながら・・

行ける、抜けられるぞ、とどんどん盛り上がったのですが・・

最後はまるで騙しのようなミニループで終了。
ま、その先の地形は深い谷になるので仕方がないことかもしれません。
こうなることは想定内のことでした。
結果は残念でしたが、とことんチャレンジをして、途中で諦めなかった自分たちに満足です。


ちなみに、上山高原から麓の集落に続く左馬殿道東区間は、仲間のトライアルライダーYさんが苦労の末に検証済みです。

これも鹿の仕業?(かじられた跡)

いやー、しかしもう体力が底をつきヘロヘロです。

最後は絶景を眺めて、林道成分ビタミンRとDT?をたっぷりと補給。

来週末の天気予報はあまり良くはないけれど、もし乗れなくてもなんとかその栄養は充分に維持できるでしょう。

道なき道を進むのではなく、隠れた林道、作業道を探すのがどんどん好きになる。
その相棒として、 Sherco TY125 Classicの出番は増すばかり。

さあ、ここからでもトランポを停めた場所はすぐ近く。
今日もとんでもなく充実した一日でした!
これって「神回」ってやつかもね。
Kちゃん、えでーさん、ご協力ホントにありがとう!!


今日は旨い魚を食べに行くのだ! 5/28 但馬

本来ならば土曜日にグループで走る予定でしたが、よんどころない事情でやむなくキャンセル。(予定を組んでいた方々、誠に申し訳ございません!)
代わりに有給休暇を取っていたこの日に、ソロでゆるゆると日本海まで行くことにしました。
最近、とんと旨い魚を食べていなかったので、いつものあの店に行くことが最大の目的。
あくまで林道はそのオマケというスタンスでした。


先日、林道店長さんから聞いた良い情報を元に、やって来ましたこの場所はいつ以来のことだったか?

前回の時はまだ工事の途中で重機があったこの場所も、今はスッキリとした状態です。

この村岡エリアは軒並み酷い倒木の嵐が冬の間に起きましたが、情報の通りにこの道はすっかりと処理をされていました。

なるほどね、たしかにMX をされている方などにはたまらないバンクでしょうね。

以前に来た時もこの辺りまでは見覚えがありますが、まだ工事中だったのでチュルチュルの状態でしたが、この日は雨上がりでも割合と落ち着いた路面です。


あ〜、これが登山道と並行している区間ですね、馬の背になっていて確かに気持ちイイ!

入り口にあった案内板にこの辺りまでは林道の表記があったのですが・・

この先は明らかに登山道なのでダメですね。
深い谷へと降る道も、たしかにおいそれとソロで入れるような道ではありません。
てっきり山頂方面へと続く道がどこかにあるのではないかと思いましたが、どうやらそれは予想と違ったようです。
となると、妙見蘇武岳線にできたあの新しいふたつの入り口はいったい・・・?

ということで残念ながら僕の調査も同じ地点までで、それ以上の進展はありませんでしたよ、店長殿。

一旦9号線に戻ってから大好きな栗ヶ尾で登り直します。

名物の連続ヘアピンの内側には苗木が植えられているので注意しましょうね。

ここから眺めるこの風景が何度見ても良いもんです。
『雲ひとつ無い晴れ』よりも、ある程度あった方が良いのは人間と一緒かな。

妙見蘇武岳線から三川線に向かうすがら、四つ辻を過ぎてからの左にある作業道?入口にふと入ってみました。
思えばここは大したことはなかろうと思って一度も入ることがなかったのですが、白菅山登山道へとの案内板があって気が変わりました。


これがなんとまあ入ってみれば、想像以上に素晴らしい道。

ブナなどの広葉樹も美しい!

しばし進むと広い空間があり、その先に白菅山への登山道が伸びていました。
もしかして、Yさんがアタックしたというのはここのこと?

分岐を左に進むとこれまた幅員も広く、美しい道が麓に向かって続いています。

えっ、こんな道があったの?いったいどこに続いているの??と頭の中はカオス状態。

いくつかの道と合流しながら、沢沿にゆっくりと下っていきます。
美しさには見惚れるほどですが、行き先がさっぱり分からないのでだんだん不安になってきました。

そんな時に倒木や崩落で進めなくなると、逆にホッとすることがあります。
ジオグラフィカで引き返した位置を記録して後で調べてみれば、この道は白菅山林道から合流した神鍋村岡林道であり、そのまま進むと482号線の蘇武トンネル南側に抜ける道だったことが判りました。
まだ但馬に来始めた頃、四つ辻から入った時は大荒れにビビって引き返し、それ以来ここは使えないなと思っていたのですが、白菅山林道から入ればこんなに雰囲気の良い道だったとはねぇ・・
しかし、おそらく麓付近は他と同様に倒木祭りになっているのだろうなあ。


注:データはかなり古いために、現在とは異なる区間も多々あります。

三川線に戻り廃村・小城を俯瞰して・・

ブログ仲間のgonzoさんの記事にあった電波塔の奥にある三川山からの絶景ポイント。

そんな最も山深いところで、いきなりリアタイヤに違和感が発生!!


あちゃー、番線が見事にズブリと刺さっています・・
「林道内でパンクなんてするの?」って思う方も多いかもしれませんが、釘ではなくこの太い針金で何度もヤラレています。
しっかしまずいなあ〜、ランチの営業時間内に間に合うのか?
もうね、自分に焦るなと言い聞かせながら、ミス無く確実に直すことを第一に心がけましたよ、そして・・


ギリギリセーフ!
これでアウトだったら、この日は何のためにここまで来たのか分からなくなるところでした。

いつもは海鮮丼を注文するのですが、一度試しにさしみ定食を食べてみようと思ったのが正解でした。
なんとサザエまるまる一個分プラス10種類の刺身で税込1550円ですぜ、奥さん!
僕は出されたら食べるけれど、ウニやイクラにはまるで頓着しないのです。
海鮮丼にはそれが入っていて、この定食にはありません。
強いて望みを言えば、これもマグロやサーモンなどは無しにして、地の魚だけにしてもらえたら嬉しいんだけどなあ。
メバルとかキジハタ、今の時期だったらサワラをその代わりなんでどうっすかね、ご主人!

はぁ〜、それはともかくとして、久しぶりに旨い魚をたっぷりと食べてお腹いっぱい。
復路は、いや復路ものんびりゆるりと走りましょう。

My favorit place Yatagawa riv.

それにしても最近は川で遊ぶ人の姿が少なくなりましたね。
僕の父は内陸育ちなので、幼い頃はいつも川遊びに連れて行ってもらっていました。
海とはまた違う良さがあって楽しいんですけどねえ。

そしてのんびりフラット(のはず)の池ケ平林道を流しましょう。

継いで本谷のグリーンカーペットを踏みしめながら進めば・・


うほっ、これかぁ〜

ほうほう、これは開幕直後は大変だったことでしょう。
あの爽やかフラットのこの2本はどこに行ってしまったのやら。


さてさて、のんびりと撮影ポイントを探しながら走ると。

普段できるだけ人工物は写さないようにしているのですが、これは撮影後の出来栄えを見てニヤリ。


こういう場所で泳ぎたいなあ・・あんな淵には大物が潜んでいるかもしれません。

ここは道の駅あゆの里矢田川の裏手なんですが、ロケーションは素晴らしいのに、利益が出ていないことを自虐ネタとしていることで有名です。

撮影と言えばやっぱりここ、用野和佐父です。

妖艶な毒花ジギタリスが早くも咲き始めていました。

和佐父側の入り口付近はそこそこの荒れ具合でしたが、そこを過ぎると一旦落ち着きます。

さあ、今日のあの場所はどうでしょう?

ヨシヨシ、ここは午前中の方がいい光が入るのですが、水量も水草もまずまず。

しかし、たぶんここでじっくりと写真を撮っているのは僕くらいなものでしょう。

周囲は落ち葉に覆われて、いかにもズブズブと足元が沈みそうですが、意外にも地質はしっかりとして水際にも行けるんです。
だからナニ・・って話かもしれませんね。


その後、用野側に続く道はアトラクションの連続でした。
もうどこがのんびりやねん!ってな感じです。
特に最後のヤツは道が完全に寸断されているような状態で、何がどうなっているの?というくらいです。
開通に携わっていただいた方々、誠にご苦労様でした、心より御礼を申し上げ奉ります。


『旧草原界』に佇む道 5/23 但馬

異例の五月の長雨も一息ついた日曜日、こんな日こそ新緑の美しさに酔いしれたいものです。

トランポは小代に停めて、まずは稲荷尾からのスタートってこれも異例です。
夏になれば草だらけの入り口付近も、今はまだシャギーラグくらいの長さでとてもソフト。

この林道は明暗がはっきりとしていて、前半はジメジメゴロゴロで少しややこしいのですが、この広場を右に進むと・・

素晴らしい林間ルートが待ち構えています。

ただここも出口付近は夏になるとススキの勢いが凄まじく、その海に溺れそうになります。

再び本線に戻りゲレンデ方面に向かえば・・

キジの雄がトコトコと歩いていました。
森の奥からはペアの片方らしき鳴き声が心配するように響いています。
雄は派手な色合いですが、こうして見ると保護色のようでもありますね。

この日は鹿も異常なくらいにたくさん出会いましたが、こんな1m以上もある青大将にも遭遇。
関東ではさらに大物の脱出劇で賑わっていましたが、これからの時期は日向ぼっこをしているのが増えるのですよね。
こやつも危うく轢きそうになりました。

そこから仏ノ尾へ進むのは定番中の定番。
ひょっとすると僕自身もこの林道を一番多く走っているのかも。

高山長さんが最初にアレンジしてくれたアトラクションですが、

何台も通り過ぎるうちにだんだんハードルが下がってきたようです。
ただ・・

上を見上げると、今にも落ちてきそうな木と岩があるではないですか!
工事が入ったら、しばらくは通れなくなりそうだなあ・・。

周りにはアカシア(たぶん?)の花が咲き出しました。
この花が咲くと養蜂が盛んになって巣箱があちこちに置かれ始めます。

ずっと前から気になっていた佐坊側に最も近い支線に入ってみました。
美しい渓流沿に道がありましたが、こんな木の橋でこれ以上はバイクでは進めません。
歩きだったら仏ノ尾山に登るルートのひとつなのでしょう。

集落を抜けて国道に出る手前のこの風景。
好きなんですよね〜、まさにこれぞ日本の原風景という感じ。

そこからワープして扇ノ山の麓を走ると・・

ハイ、情報は収集済みで想定内ですが、ぬちゃぬちゃと倒木の連続パンチの始まりです。

ぬちゃぬちゃでは3回転びそうになりましたが、何とか踏ん張ってセーフ!
この最後の倒木は幾人ものライダーが跳ね返されたそうですが、どなたかがアレンジしてくれたようで意外とスンナリ。
しかし枝は落としながらも、太い幹は残すというあたりにアレンジャーの意図が伝わってきます。

路面が荒れてはいるものの、ここは本当に美しい道です。

扇ノ山林道に合流すると、ここから畑ヶ平までが今まで以上に荒れていましたが、中級者以上なら楽しめるレベル。
そこから中辻肥前畑線には進まずに上山高原に向かいます。

目的は前回途中まで調べたこの道の全容解明。
いろいろと調べているとこんな取り組みがあったという記事を見つけました。

前回は反対側に僅かな踏み跡を見つけたのですが、もしススキ刈りをしてくれていなかったら、絶対見つけるのは不可能だったでしょう。
それにしても『草原界』って趣のある言葉だと思いませんか?
僕はこんな文字を見ると、もうワクワクしてたまらなくなるんです!

入ってみると細い倒木が塞いでいましたが、ゴムボーイにかかれば瞬殺です。

さらに奥に進むと・・『うわ〜気持ちいい!!!』

ちょっとこの植生はあまり出会ったことがありません。

う〜んシビレるなあ、こんな場所で丸一日過ごしてみたい。

ショートなのですが、森を抜けるとパッと視界が広がり・・。

舗装つづら折りの県道側に出ます。
こちら側は本当にごく微かな踏み跡しかないので、夏場以降はトレースする自信は無いほどです。
でもこの道は最高です!同じように思ってくれる人が多くいるかは分かりませんが・・。
走り屋さんならばササッと走りきって「んっ、これがどうした?」となるかもしれません。

そこからもう少し先に進んだ小径から、これは昨年発見したルートで山頂に。

青空には恵まれましたが、遠くは少し霞んでいます。
夏になればはっきりと日本海も見えるでしょう。

そして遥かに中辻肥前畑線を見下ろすこの場所はいつ来ても雄大で、いつもあんなところを走っているんだ・・とあらためて感じさせてくれます。

そして以前からずっとずっと知りたかった歴史ある『左馬殿道』。
ワタシ、勘違いをしていました・・てっきりとトイレの裏からその道が始まると思っていたのですが、意外にもその少し先に別の入り口が隠れていたのです。

入ってみればしっかりと整備された林道でした。

どなたかのお言葉を借りれば極楽フラット!
どこまで行けるのか?

と思った矢先に、すぐ倒木が現れました。
その気になれば開通させるくらい容易なレベルでしたが、この先の苦戦が予想されるのでここはひとまず撤退。
また後日、例のメンバーで訪れてみることにしましょう。

そしてその先の緑の草原地帯!
ゴールデンウィークの時には残雪がとても多くたどり着けなかったので、まだ新緑には早いかなと思っていたのですが、意に図らずもベストな状態。
カッコーやヒバリにウグイスが、競い合うように囀っています。

何回か書いていますが、今の自分にとって一番好きな空間は『草原』なんです。
海や川でもなく、山や森でもなく、本当に我が身をその中に置きたいNO.1は『草原』なんです。
歳を重ねてくるうちに、遠い祖先のDNAが目覚めてきたのでしょうか?
遥かなモンゴルあたりの草原で、馬に乗って駆けっていた記憶が時空を超えて蘇ってきたように思えて仕方ありません。

今日はこのままここでのんびりとしてから早めに帰ろうかと思っていたのですが、ふとスマホを見ると仲間のえでーさんとKちゃんが近くに来ていることが判明。

「合流する〜?」と提案すると、15分ぐらいで現れました。
ふたりにとって念願のトランポを手に入れて、初めてのロングツーリングに笑顔が溢れていました。

そこでまだ未経験のお二人も草原の世界にご案内。

さらにもちろんこちらにも・・
気に入ってくれたようでよかったです。

そこからすっかりと田植えも終わった山間の田園地帯を抜けて・・

ソフトムードの草太林道から中辻肥前畑に進むのはあまりにも芸が無いので、今季初めての作業路中辻線というマニアックな道をチョイス。
それにしてもKちゃん速くなったな!油断するとすぐに離されてしまいます。

この前の秘境ほどではありませんが、それでも途中からは誰もまだ入ったことが無かったようで、5か所ほど開通儀式を執り行いました。

本線と合流したところでおふたりとはサヨナラ。
気がつけば4時半くらいになっていて、帰宅したのは8時。
陽の長い季節なので、ついつい遊び過ぎてしまいますね。

続編⭐️氷ノ山林道パーフェクトガイド・その周辺のおすすめ 5/15 但馬

前回の記事で瀞川・氷ノ山林道について詳しく書きました。
ビギナーの方であれば、それだけでお腹いっぱいになるかもしれませんが、それだけじゃあ足りないよ〜!という方に向けて周辺のおすすめを書いておきます。
この日は7:30に道の駅ようか但馬蔵をスタートして一路氷ノ山林道を目指し、途中で度々写真撮影をしながらヤマメ茶屋まで到達。
たしかそれは11時頃だったと思います。
そこから少し引き返して、支線(枝線)の轟安井林道を下りました。
夕方から雨になりそうだったので、遅くとも3時には切り上げる予定だったのです。

ここは本来ならば轟地区から登りで走る方が面白いですが今回は下り。
そこで高山長さんが6年前ほどになりますが、撮影した動像を貼っておきますね。


さらにバイブルの地図もどうぞ ↓

ここも幅員は広く、山腹に緩やかに続くミドルクラスの距離です。
そしてガードレールや舗装区間は一切無いので、ワイルド感溢れた人気林道です。

適度なコーナーが連続して、腕を磨くのにもピッタリ。

荒れ具合はこの程度。
以前より流水ワダチが少なくなって走りやすくなりました。


リズミカルにテンポ良く走るのも良し。
あるいはトコトコと景色を眺めながら走るのも良しです。

麓付近ではやはり伐採作業のために路面はペタペタ状態。

5km強?くらいだったかな・・舗装路のヘアピンコーナーに突き当たります。

この画像で言えば、左に進むと杉ケ沢高原を経て天滝の方角に進み、右に進むと出合という集落から、国道9号線の関宮方面になります。

今回はこれもだ〜い好きな杉ケ沢高原へと。
何度も何度も書いているので、拙ブログの常連読者の方にはお馴染みでしょう。

ここではちょっと曇り始めて残念でしたが、かなり新緑が進んできています。

独特な風景はどこか異国を感じてしまいます。

その入り口付近に広がる草原に入ってみました。
ここまで奥に入るのは僕自身も初めてです。
もう少しすると背の高さくらいのススキ野原になってしまい、そうなるととても走れたものではありません。
この日は枯れてはいるものの、その下の地面が全く見えないので恐る恐る、場合によっては歩いて確かめながらルートを確保です。
なぜならもし湿地帯が隠れていようものなら、ハマって抜け出せなくなる可能性もあるからです。

ここももう少し新緑が進み、スッキリと青空が広がれば良い写真が撮れそうです。

少し戻って奥に進めば梅ヶ久保林道。
赤く染まったモミジやカエデも良いですが、この時期もとても綺麗なのですよね。

これまたお馴染みの癒しの森。
もう少しいい名前を付け替えようかな〜?
ネーミング募集中!採用された方には『絶景林道ジャンキーズ』のステッカープレゼントします??

ここに来ると、とても穏やかな気持ちになれるのは僕だけではないはずです。

最後は天谷加保坂林道です。
伐採工事も終了してスッキリ!
路面は梅ケ久保側は少し荒れていますが、それ以外はフラットです。

ミズバショウ公園の近くに出て、そこからベースの道の駅ようか但馬蔵へは20分程度。
予定より早く走り終えたので、以前から行きたいお店に寄ることにしました。
9号線を和田山方面に向かうこと30分ほど、藤で有名な白井大町藤公園近くにその店はあります。



個人牧場が作る手作りのジェラートなんです!
以前から道の駅などで移動販売されている時に食べたりしたことはあったのですが、このお店で食べるのは初めて。
この場所に来るのはいろいろな理由でもう5、6回目になるのですが、定休日だったり、激混みだったり、はたまた極寒の日だったり・・。


初めての方は、まさかこの場所にこんなおしゃれなお店が!?と信じられないかもしれません。
オーナーのセンスがひときわ光る雰囲気です。

商品はジェラートが20種類ほど、季節によって変わります。

それ以外にもこんなヨダレが出そうなものも!
これも買って帰りたいけれど、独りでは多すぎるなぁ〜。

で、この日はジャンドゥーヤマーブルとキャラメルをカップで注文。
コーンもありますが、ジェラートそのものの味をしっかりと確かめたかったのです。
その味はどうだったかって・・? そうりゃあもうあーた、特にジャンドゥーヤ(ナッツとチョコレートのミックスペースト)が絶品でした!!
特筆すべきは後味が素晴らしいのですよねぇ・・素材の良さが光っています。
それとやっぱり作り立てはひと味もふた味も違うなあと実感しました。


そこからの帰路は時間もあったし、GW中に何度も走って散財したので一般道オンリーでのんびりと。
高速道路使用だと我が家(西宮)から但馬蔵までは1時間45分なのですが、一般道だとトータルでプラス1時間でした。


さて、初めての方も久しぶりの方も行ってみたくなりましたか?
兵庫県のH.P.ではいずれ瀞川氷ノ山林道も全て舗装化する計画がすでに決定しています。
(予算が何時付けられるのかは未定ですが・・)


行けない理由をあれこれ探すよりも、思い切って行ってみれば、きっと良い想い出ができることでしょう。
そんな想い出作りのちょっとした参考にでもなれれば幸いです。