苦楽園オフロード雑記帳

兵庫・京都・鳥取・岡山の自然と林道をSHERCO TY125、 TRRS XTRACKで楽しんでいます。乗れない時などはスノーシュー、クロカンスキー、たまに料理ネタも入ります。

Happy go Lucky!

本当はまぐろ丼が食べたかったのだ! 8/1 但馬

土曜日は前週の走行中にやや不具合が出たシェルコを、預けていたTOM'Sへ引き取りに。

水曜日に預けてあったのですが、補修パーツが幸いにも在庫があったためにスピード修理をしてもらいました。
お盆前だし少し時間がかかるかな〜、と覚悟していたのですがありがたい対応です。

MY21も2台並んで納車整備&スペシャルチューン待ちです。
グラフィックやフレームカラーが変わって新鮮なイメージ。
今年の入荷はだいぶスムースになってきたらしいですが、年内入荷分はほとんど予約済みで残り僅かとのこと。
購入を検討されている方はお早めに。
まあ車体周りはあくまでトライアル車の設計なので、林道ツーリングに多用すると細かいところでいろいろありますが、部品の供給も良いしその価格も妥当な線。
おすすめ度⭐️⭐️⭐️⭐️⭐️です。


で、せっかく早く仕上げてもらったシェルコに乗るのかと思いきや・・・


この日はベータで香住港を目指します。
すみません、吉川さん!(TOM'S社長)せっかくお電話までいただいたのにもかかわらず、本当に不義理な奴です⤵️


あくまで目的はまぐろ丼を食べることが最優先!
今日は林道は二の次で、どこを走るかも気分次第。
どちらかといえば舗装路多めになるのでベータをチョイスしました。


但馬蔵から八木川沿いに北に農道を走ると、関宮から先のバイパスが完成していました。

すると石碑の先にある小径に林道レーダーが反応しました。



わわわっ・・なんかい〜んでないかい?

と思っていたらすぐに行き止まりでした、そりゃそうだろね。
しかしこの入り口付近に、昔は番所があったそうです。
9号線山陰道からは外れているのに、昔は交通の要所だったのでしょう。

そして下界は暑いので涼しい所をいつの間にか目指しています。
2週間前に来た時はまだ床の補修資材が積まれていたのが、ほぼ完成に近づいています。
小代みたいにぐるりとベンチもつけてくれたら良いのになあ。

この日は入道雲ではなく、なんとなくカメラ写りの良くない空です。

うーん、イマイチ!
最近、空や背景を入れ替えるソフトの広告がやたらと来るのですが、こんな時はつい触手が伸びそうになってしまいます。


時間はたっぷりとあるので自撮りなんかしちゃったりして。

そこから瀞川氷ノ山ストレート。

ハチマキ展望台と、僕にしては珍しく定番ルート。

ハチマキにはバッタがたくさんいました。
これは何という種類だろう?


ぼちぼち目的地の香住に向かって北上します。
途中の長須にあるヒマワリ畑はさほど広いものではなく、やや期待はずれ。



本谷〜池ヶ平にルートを取ります。
そういえば入り口の目印のドラえもんが無くなっていましたよ。
それと本谷は伐採作業をしていて、平日は通れないかも。


途中こんな花を見かけました。

この時期時々見るのですが何という名前なんでしょう?
お詳しい方、教えていただければありがたく思います。

池ヶ平でも伐採が行われた後で、幾分見晴らしが良くなっていました。

まだ目的遂行するには時間が早いので、以前からちょっと気になっていた支線探索。

ここは地理院地図によれば久斗山方面と続いているのですが途中から破線となり、等高線を見ても標高差があるのでバイクでは無理なのかなあ?

ま、次回はもう少し行けるところまで行ってみることにしましょう。
以前は CRFで結構なところにも行っていたのですが、シェルコに乗り始めるとCRFと比べて圧倒的に軽いベータでも探索はためらってしまいます。


県道に戻ってさらに進むと、矢田川温泉の裏手にもヒマワリ畑がありました。



先程の長須に比べて3倍はありそうな広さだし、バイクを乗り入れできるのも嬉しい!



この春は菜の花畑でしたが、見事な変貌でした。
最近こうしてインスタ映えを狙ってか、あの手この手で集客に努めているところが増えてきましたね。
僕もそれにまんまと引っかかっていますが・・


さーて、そんなかんなで時刻は11時を過ぎてきました。
お目当ての店に着くともう営業中!?
前回はパンクの神様ご降臨で危うく営業時間を過ぎるところでしたが、今回は少し早めに開店されていたようです。
店内に入り、おすすめ品のボードを見ると『天然生まぐろ丼』が書かれていない・・・
店主に聞くと、何とシーズン終了で今は入荷がストップとのこと・・・
ざざざ、残念無念!!
なにせね、前回かなり葛藤があったのですよ・・白いか丼にするかまぐろ丼にするか。
いや白いか丼も抜群に旨かったのですが。
聞けばまぐろのネタはお隣鳥取県の境港で水揚げをされたものだそうで、だとすれば漁場はあの松方弘樹さんが釣り上げたことでも有名な萩沖でしょう。
大間産は一度ご相伴に預かったことがありますが、それに並ぶ評価の高い近海モノを食べたかったな〜。


で、ガッカリとしながらもそれよりもややお高い『さしみ定食』をいただきました、ハイ。


その中でふた切れだけ盛られてあったまぐろでもかなり旨かったので、これはこれでとても味、量ともに全体ハイレベルなものなのですが、このことの顛末をFBに投稿すると・・


これね、お値段たしか1400円か1500円でしたよ。
もし都会の寿司屋で食べたらどんなに安くても倍の値段は取られるでしょうね。
あ”〜、それにしてもナイスなレスポンスを送ってくれるオトモダーチ・・
ブログネタに使わせていただきます、あざーす!



さて、これにて本日の予定は終了。
途中で前々からより良い撮影ポイントがないかなあと探していたのですが、ありましたありました!


まずは舗装林道船越線からの香住の眺め。

もうひとつは夏らしく水辺での風景。
今の水量ならば対岸まで渡れそうでしたが、そこはグッと?我慢のしどころです。
Kちゃんをそそのかしたら、嬉々として渡るかな?



僕は奥の淵に水中眼鏡をつけ、ヤスを持って潜りたいなあ・・
それは無理でも、せめて次回は海パンを履いてこようかな。


帰路は宮神山田を過ぎ、用野和佐父に進む予定でしたが・・

この日もまた2時を過ぎた頃から雷雲に覆われてきたのでスルー。


下道で帰っても、明るいうちに洗車ができるほどでした。


さて来週は遠路はるばるのあのゲストの方とご一緒できるのか?
どうも天気予報が良くなさそうだけど、なんとか晴れて欲しいなあ。


真夏のチャレンジ・最後の大物三成山林道 7/23

※ 画像は居組港、県民サンビーチ


学校は夏休みに入りましたね。
普通であればこんな場所で海水浴でもするのが間違いなくキモチイイですが、我々オフローダーは暑苦しいプロテクターやごっついブーツに身を固め、よせばいいのにわざわざ苦行のようなことをして楽しんでいます。
この日もまたモノ好き5人組が早朝から集合しました。

そのメンバーはえでーさん&Kちゃんペアと、まこっちゃん、リョータ君と僕の5人で、大隊長は残念ながら今回不参加。

さて、今日の全体図はこのエリア。
牧場公園からすぐの中辻肥前畑線には目もくれず、反対の北に向かって走ります。
この地図は我がバイブル『鳥取周辺の林道NAVI』からの抜粋ですが、古い資料なので現状とは誤差があります。(池ケ尾林道がこの図では完成していない等)



安定の草太林道でウォーミングアップを済ませて、2本目の竹田甚白林道を進みます。



その途中の以前から気になっていた支線を探ってみるも、大きな倒木があり脇の斜面で迂回を試みます。



しかし最近すっかりとトライアルに没頭しているまこっちゃんでも斜面を登りきれずに断念します。
まあ、ここで無駄な体力を使ってしまっても今後に響きますからほどほどに。


なんと言っても、本日のメインステージはこちらです。




数年前にこの「林道合流」地点を通り、その入り口があることは知っていました。
しかしその時はソロで、あきらかにその先の道の様子は荒れていること間違いなしと思えたので入ることはためらいました。


そしてその後、お知り合いのMさんがFBでチラリと完抜けをされたようなことを投稿されたり、鳥取のトライアルライダーYさんが途中まで行かれたりとの情報はありました。
ただ何度も何度も地理院地図や他の媒体で調べてもどうも納得がいかず、半分諦めかけていたところに見つかったのが上記の地図を記載したハイカーさんのブログです。
なんと、このピンクのルートの林道が赤の登山道と並行して伸びていたことが分かって小躍りしました!
そうか、そうだったのか・・これならば何とか抜けられるかも・・・?


竹田甚白の北の出入り口から田君川を渡り、川沿いの道を上流に向かって進むと右手にある登山口を過ぎ、お地蔵さんの横からこんな竹の倒木帯が現れました。
実はこれを見て早々に諦めかけたのですが、Kちゃんが『ここまで来て諦められへん!』と歩いて奥まで調査します。
すると案外なんとかなりそうなので開拓作業を開始します。

しかーしまだ時刻は9時前だというのに、これだけの竹を切るだけでもう汗だく!
普段竹を切ることはあまり無いのですが、これが結構切りにくくて大変です。
道沿いにはこんな美しい清流があり、ザブンと飛び込みたくなるのをグッと我慢。


もうこうなりゃ後には引けません、意を決して突入します!



しかしほんの数百メートル進んだ木陰ですぐに休憩。
Kちゃんがみんなに配ってくれた冷凍エナジージェルで生き返ります。



地図にもあるように、かなり途中まではコンクリート舗装が残っていました。
朽ちた作業小屋の横には年代物の日産キャラバン。
このデザインが好きだったなあ。
しかしいくら舗装されていたとはいえ、こんな道を頻繁に往復していたのだろうか。


最初の1/3ほどは倒木の連続で、なるべく体力温存のために迂回できるところはそれに努めます。

いやはやしかし、次から次へとアトラクション満載です!

倒木銀座を過ぎると、その先はガレたキャンバーとのダブル攻撃。


一見もはや道には見えない区間も多々あるのですが、その都度歩いて偵察してから進みます。
それもまた若手ホープのリョータ君がいい仕事をしてくれて大助かり!
中堅のまこっちゃんといえば・・・

滝汗で頑張っています!


ひとつクリアーしては休みを繰り返し、亀の歩のように進みます。

なんとか絶望的な状況には出会いませんでしたが、中にはとても切れない太さの倒木もあり、そんな場合は人力でバイクを持ち上げて越します。
(業務連絡:Yさん、倒木処理を済ませたとお伝えしましたが、一部こんなのを残しているのを忘れていました)

ガレ区間を過ぎると周囲の見晴らしも良くなり開けた空間となってきました。

ルート確認をすると、ゴールの池ノ尾林道との合流地点まであとわずか。
座り込むと2度と立つのがイヤになりそうなところを奮い立たせ、なんとか鼓舞しながら前に進みます。

ヨッシャー!抜けられそうなことを次第に確信してきました!!
そして・・・




GOAL !!!!!!
ヤッタァ!超うれしい!!だから未踏林道の探索はやめられません。
この達成感は一体何なんでしょう、しかもこのところ探索は3回連続して大成功です!
これで前回の香住ルートに加えて、今回の浜坂ルートが完成しました。



諸寄に入り、お隣の居組と繋がる林道に進みます。



ここ、さほど距離はありませんが好きな林道のひとつです。
その理由のひとつがこのJRのメガネ橋。



夏場はいつも枯れていますが、川と道路が左右にあるメガネ橋って珍しいと思いませんか?



時間調整のためにとある場所で遊ばせてもらって、この日のお昼は道の駅に入った「春木そば」でざるそばと天ぷらセット。(写真撮るのを忘れた)
人気店がテナントで入っているだけに、道の駅の食事としてはとても満足できる味でした。



そしてその後は期待薄ながらも、確認のために熊谷から高山に抜ける道を調査。



う〜ん、これはやはり無理でしたね。
以前は高山側から入ったのですが、こちらもそれ以上に廃道化しています。



ならば最後は、その対極側にある自称『大空山林道』へ。




ここは爽やかに流すつもりだったのが・・



ここも昨冬の影響か、倒木が随分と増えていました。



ここまで今日も何度か派手にコケていたKちゃんも、疲れで脚の踏ん張りが効かなくなり、スローモーションのように倒れていきました。



今日のMVPはこのヒトに決定です!


あ〜、しんどかったけど楽しかった!


ちなみに僕はかつて自転車とランニングの複合競技(デュアスロン)をしていたので、暑さに対しては自信があり、今回もそれなりの準備と対策は怠ってはいません。
またその経験の中で幾人もの熱中症にかかった人を見ているので(自分でも何回かは危なかった)、それなりの兆候を見分ける目を持っているつもりです。
メンバーの中には医療従事者もいますし、リーダーとして他のメンバーにも危険なサインが出ていないか、常に目を配っています。
それができない場合は(ソロでもグループでも)こんな天候の下で探索をするのは自殺行為に等しくなる可能性があります。
どうか安易に真似をしようとはせずに、みんな楽しく無事にこの夏も過ごしてください、じゃねっ!


夏が来た! 7/18  但馬

いや〜長い梅雨でした。
前回スッキリとした青空の下で乗ったのはいつだったのかと思いブログを見直してみると、なんとそれは5月28日だったので実に約50日ぶり!
今回は2回の週末を乗ることを諦めたので、このブログを書くのも3週間ぶりになります。


ようやく天気も安定してきたようなので、まずは林道繋ぎというよりもお気に入りのポイント巡りに終始しようと思いました。
なんといっても僕がオフロードバイクに乗る目的の大部分は、『その先』の美しい風景や自然を楽しむこと。
それにはやはり青空は欠かすことができないんですよね。
それに永年親しんだロードバイク(エンジン無し)のおかげで、耐暑性は充分に備えたこの身体。
暑い夏は僕の季節です!


道の駅但馬蔵にトランポを停めて、まず目指したのは杉ケ沢高原。
そのためには天谷加保坂を通って行くのが定番ですが、いざ入ろうとしたところに逆に出ていくバイクが1台。
見紛うことなく、それは但馬のBOSSこと高山長さんでありました。
(知らんぷりをして過ぎ去ろうとしたように思えたのは気のせいかな?)
暑い季節は苦手な方なので、この日も5時にスタートをしてこれを最後に帰宅されようとしていたそうです。
あれやこれやと情報交換などをして、楽しい時間を1時間ほど過ごしてお別れしました。

その天谷加保坂はごく一部の荒れ具合が進んだ程度で大きな変化はなし。

そこから程なく繋ぐ梅ケ久保にも大雨の影響は皆無に等しい状態です。

その奥の杉ケ沢の森はいつ訪れても大きな包容力に魅了されます。

夏の陽射しの木漏れ日が、これまたいいんですよね。

ぬかるみトラップはエスケープして、深さを増した草の海にダイブします。
今年の春のうちに精緻な調査を済ませてあるので、たとえ草で路面が見えなくてもリスクは回避できます・・たぶん。
でもまあ、そもそもこんなところを走りたいなんていうモノ好きは他にあまりいないでしょうが。

この日は珍しくトビの姿が見当たらない。
暑い日中は彼らも木陰で休んでいるのかな?

何度も書いていますが、僕の心の中でここは『但馬のトスカーナ』。

本場イタリアだったらこの木は糸杉のはずなのですが、そこは我慢しましょう。

少し下っていつもならば轟安井から氷ノ山林道でハチ高原まで進むところですが、まだ途中の復旧工事が終わっているかどうかは不明だったので、出合から東鉢に登って行きます。

向かう先は当然いつもの展望広場。
またパラグライダーのイベントでもあるのでしょうか?
今年は早めに草刈りがされていました。


もしもここが立ち入り禁止になってしまったら、但馬に来る価値が何割か失われてしまうかもしれません。

僕にとってはそれほど価値のある場所、大切にしたいものです。


標高はそこそこあるせいか、早くも赤とんぼの姿が増えています。
まだ赤くなりきれず、少しくすんだオレンジ色くらいですけどね。

だいぶ劣化が進んで床の一部が抜けていた東家も補修するらしく資材が積まれていました。
日陰ができれば真夏でもゆっくりとここの風景が楽しめることでしょう。



瀞川氷ノ山林道から、途中支線の野間を下り・・。

春にはヒルクライムに成功したコースを見下すと、もはやその面影はすっかりと変わっています。
ここはこうなってしまうと草の抵抗でパワーが喰われてしまうし、隠れて見えなくなった浮石に足が取られてしまいそうで、再アタックはまた来年ということになるでしょう。


少し移動して高丸山方面から。
心から惚れ込んでいる小代地区の眺めはここからが一番好きです!


ここに来て何も感じずに通り過ぎてしまう人とは、残念ながらお互いの心を深く通わせることはできないでしょう。

また少し移動して、老木が印象的なこの空間へ。



国道に出てガソリンを補給しようと思っていたら、頼みの綱の一軒がまたしても日曜休店になっているではありませんか!
困ったなあと案じていると、後ろから来た鳥取のりょうじさんとバッタリ!!
この方とはやたらとアポなしでお会いすることが多いのですが、その確率たるや驚くほど。
もしも女性だったら間違いなく恋に落ちていた?

ガソリン調達で戻るように香住に向かうか、そのまま北上して鳥取岩美に向かうか悩んだ末に、どうせならこの白浜を見ようと後者を選びました。
一度味わってみたかったトレーラーcafebloomは、人が多かったのでパス。


兵庫県内に戻って、とっておきの場所でのんびりと休憩。
もうキャプションは必要ないですね。











3時を過ぎてもう1ケ所行きたいところに向かっていたのですが、突然の雷雨でトンネル内に避難。
幸い30分くらいで止んだので、ほとんど濡れることなくトランポまで帰ることができました。
夏場なのでどうせ濡れてもすぐに乾いてしまうのですけどね。


青空と雲の強いコントラスト。
深い緑と白い砂浜。
とても満足な1日でした。



チャレンジ&ディスカバリー作戦 2週連続成功なり! 6/27 但馬

この週末は台風の接近もあり、天気予報は目まぐるしく変化。
2日前にはかなり午後から降った模様。
走りたい所はあれども、どうするかとても悩んだ末に決行!
さて、どうなることやら・・・


直前に決まった大隊長の参加もあり、今日はいつもの3プラス1。
前回と同じ万場スキー場で集合して北東へ進みます。

最初は矢次山周辺の林道作業道群。

ここも出だしは美しい竹林から。
日本海側は山の麓や集落の近くには竹林が多いような気がします。

分岐がいくつもあって判断に悩みます。

路面は土がメインで堆積物も多めです。

四つ辻にはMINICA軽トラの廃車。

倒木は無く、快調に進んでいきます。

やっと現れたかと思ってもこのレベル、しかし・・

伐採工事区間が現れると、状況は一変してヌタヌタネチョネチョ地獄です。

何度かコケそうになりながらも、別の出口へ抜けられることができました。
しかし、なんか引っ掛かるものがあったのですよねぇ・・
ここは今回、新規探索で来たつもりだったのですが、後で自分のブログで確認すると2年ほど前に来たことがありました・・
大丈夫かオレ?早くもアルツハイマーか??
実はその前日にもありえない忘れ事をしていたことがあり愕然としていました。

次に向かったのは、先週途中まで進みながら時間切れ&体力切れで撤退した若山林道の反対側出入口。
178号線旧道の廃トンネル横にその入り口はあります。
何気なく写真を撮ると、左上にあるはずのない赤い影が・・・OMG!

ま、それは置いといてと、この先には平家落人の集落跡もあるそうで・・

いい感じのエントリー区間で期待は大いに膨らんでいたのですが・・


2kmも進まないところでかなり古そうな大崩落!
偵察でKちゃんがその先を調べますが徒歩以外で進むのは不可能のようです。

エスケープラインも探してみましたが、どうにもこうにもならず撤退を宣言。

それでも178号線を挟んだ向かい側には、本見塚という廃村があるはず。

美しい枝ぶりの青モミジが目を惹きます。


廃村はここかな。
しかし残念ながら、さほど趣のある建物や遺構は見つかりませんでした。

その奥の林道をチェックすると。


う〜む、路面崩落でこれまたキビシイ。

これも反対側からも調べると、やはり崩落とガレ。

もう大隊長殿がウズウズされているようだったので、少々工事をして通っていただき、単独で奥の調査へ。
しかし結局これもその先でどうにもならない状況とのことで撤退となりました。

午前の部、最後は先週も来た柴山駅周辺の残りのうちのひとつ。


ここは地図で見ると小さな半島の尾根にルートが伸びているので、正面の日本海や東西の入り江の絶景を期待していたのですが・・
残念ながら木立が覆い茂り、視界はほとんど遮られています。
古い小さな公園もあったので、かつてはもっともっと素敵な場所だったのでしょう。


入り口付近には山陰本線の趣のあるレンガ造りのトンネルがあります。

一旦戻り香住海岸を西端まで行くと突き当たりに小さな浜があり、ここで本日のランチタイム。
そりゃあここに来れば海鮮料理を食べたくはなりますが、事前の予想通り下半身泥だらけになっているのでおにぎりで我慢です。


(縦向き画像はKちゃん撮影)
ここまで雨はほんの少し落ちてきただけで、気温も低く過ごしやすい天候でした。

さて再び柴山駅に戻り、残った西側の林道にチャレンジします。

ここでもお約束のように最初は竹林が現れます。

高度を上げるにつれて視界も広がってきました!

さらに見事なグリーンカーペットの区間も登場!!
ここは地図上では途中で切れているのですが、抜けられそうな予感が強まってきました。

下り区間に入るとアトラクションも次々に現れてきます。

この倒木は直径60cmオーバーの手強いヤツでしたが、大隊長は見事に一発クリア!
僕はというと、3人がかりでよっこらしょと持ち上げてもらいました。
しかしこの倒木にも全く先人が走った形跡がなかったので、僕らが今年初なのは間違いのないところ。
いや、そもそも一体何人のオフローダーがこの道を知っているのか?



さらにもうひとつの大きな倒木は根っこ側から越えることができ・・

ついに南側の隼人地区に完抜けです!!!
ここは勝手に『柴山隼人林道』と名付けさせていただきます、エヘン。


こちら側出入り口は三川線終点からほんの100mくらいの所にあります。
これが使えるとなれば、この後走る大野〜池ヶ平〜本谷、そして宮神山田〜本谷奥〜用野和佐父〜福岡作山〜八木谷大谷と繋げれば、壮大なルートで日本海と道の駅ようか但馬蔵を結ぶことができます!
なかなか京阪神から来るもの好き?は少ないでしょうが、爽やかロングフラットから絶景ポイント、アトラクションそして海鮮グルメが楽しめる超々お勧めルートです。


またさらに付け加えるとするならば、先週の三原水口〜三川東作業道群〜柴山丹生地などを往路もしくは復路とすれば、これはもう氷ノ山一周を上回るウルトラロングルートとなること間違いなしです。


そのうちのひとつ、大野は何があっても安定のフラット。
強いて言えば、麓付近の流水ワダチが以前よりも増えた程度です。

これはオマケ、矢田川のお遊びスポットは、気持ちよくスロットルを開けてストレートが楽しめます。



池ヶ平もまた爽やかフラットでテンポよく走り・・


グリーンカーペットの本谷を抜けると・・

道の駅あゆの里矢田川の河原で一服。


実はその後、先月途中まで行った村岡神鍋林道を走りました。
Azumiクンが倒木処理をしてくれて開通しているということを高山長さんのブログを読んで行ってみたのですが、確かに倒木は問題ないものの相変わらずの極悪凶暴林道でした!
狭い道幅で片側は断崖絶壁の谷、路面は荒れたコンクリート舗装が残り、その上に大量の転石や落石があって、いつフロントが跳ねられるか気が気ではありません。
ある友人はここで鋭い岩の角でフロントタイヤをバーストしたということもあります。
まあお好きな方にはたまらないかもしれませんが、ビギナーの方はたとえグループでも走らないようにしてください!
妙見蘇武岳線の白菅山方面から下ってくると、途中までは嘘のように爽やかなジキルとハイド林道です。
ハイ、もちろん写真を撮っている余裕などひとかけらもありませんでした。

そんな悪夢を振り払うように、最後の仕上げは草原を気持ち良く下ってトランポの停車地まであっという間。
天気は最後まで崩れることなく、帰路に着く頃には晴れ間も広がってきました。


しかし、その途中からえでーさん&Kちゃんペアの姿が消えてしまいました。
しばし待つとようやく現れましたが、リアに異常を感じたとのことで、よくよく見るとホイールベアリングの外側の面が外れてボールが紛失し、さらにハブにまで亀裂が入ってしまっています。
同じバイクの僕の場合は、以前チューニングにTOM'Sに預けた際に摩耗を発見してもらっていて、早々と打ち替えてもらっていました。
どうやらオリジナルのベアリングは質が悪く劣化が早いようなので、同じシェルコTY
125 Classicにお乗りの方はご注意ください。


でもこれが最後の最後で良かった!
もし途中の難所の中で発生していたら大変なことになっていたでしょう。


そして後日談ですが、TOM'Sの金本さんに相談するとブランドは違うものの、適合する新古品ホイールAssyが見つかり、なんとお買い得価格でチューブレスへとステップアップできる運びとなりました。
『禍福は糾える縄の如し』は僕の座右の銘ですが、この日はまさにそんな1日でした。




高原から海へ・新規ルート発見❗️  6/20 但馬

そのきっかけは五月の末に三川山の山頂に行った時に、日本海を眺めながらふと思ったんです。
「そういえばこの但馬北東の地域にはほとんど縁がなかったな・・」

そのエリアは奥佐津という美しい鳴き砂の浜で有名な竹野と、カニで有名な香住の間に挟まれた、山奥ののどかな地域です。

この日のメンバーはお馴染み探索班隊長えでーさんとKちゃん。
残念ながら他のメンバーは都合が悪く、いささかの不安が残ります。
なぜって、また木こり作業が予想されるからなのですが、そうなると体力的にどこまで保つのか・・なにせネタはたっぷりと仕込んであります。
いつものようにGoogle Earth、Map、それに国土地理院地図を駆使して、これは・・・と思うルートが3本浮かび上がって来たのです!


ところで、今まで使ってきた100%のグローブがボロボロになってしまったために買い替えました。
FIVEという初めて使うブランドのものですが、とても縫製が良くてしっくりと馴染み、これなら長持ちしそうな予感です。

トランポは万場スキー場の駐車場に停めて、まずは近くでウォーミングアップを済ませ、
三原水口林道を北上します。

事前にストリートビューで確認した通り、スムースに入口にたどりつけました。
この作業を怠ってしまうと無駄に時間を浪費することになります。
それに静かな集落の中をウロウロしていては迷惑にもなりかねないし、不審者扱いにされてもたまりませんしね。

もうすっかり夏草が茂ってきましたが、この日の朝の気温は低くまだ薄手のジャケットが要るほどでした。

入ってしばらくは気持ちの良いフラットダートが続きます。

爽やかだな〜と思うのも束の間・・

やっぱりそりゃありますよね、まあしかしこれは他に誰も走っていないことの証。
今年一番乗りは間違い無いでしょう。
但馬エリアでもこちら方面で走るオフローダーはごくごく限られていて、その方々はだいたい想像がつくのですが・・

それでも前回同様、致命的な太い倒木や崩落は無く、なんとか頑張れば進めてしまうのでビッショリと汗をかきながら前へと。

ここは実に変化に富んだ面白い道でした。

こんな馬の背が現れたり・・

崩落でキャンバーになった難所やら。

土木工事でルートを確保し。
(縦向き画像はすべてKちゃんの撮影です)

なんとか通過!

するとやけに綺麗に整備された区間が現れたり・・

はたまた倒木に苦労させられたりと。

途中で何度もダメかも・・と思いながらも。

高度が下がると竹林が現れた!!
これは人家が近い証拠です。

木製の橋を渡ってついに完抜け完走!!!
ちなみにここは「三川東作業道群」という名称が付いています。

県道256に出ると目の前に廃校が現れました。
但馬北部にはいくつもの廃校がありますが、これはその中でもトップクラスのコンディションの良さで、そのミニマムサイズもたまりません!
後で調べてみると、なんと僕の生まれた年(昭和31年)に建てられ、平成21年までは現役だったそうです。


今も避難所として指定されているので、綺麗に保たれているのでしょうね。


そしてこの県道は南に向かってどん突きになるのですが、そこにあるのが三川権現社。
とても由緒ある山岳修険の地として有名だそうです。
毎年行われる春の大祭には、全国から山伏達が集結して様々な行事があるそう。
一度観てみたいなあ!



さて、午前中にもう一本やっつけられるかと思っていたのは浅はかで、時間は昼近くになりました。

そこで佐津川でひと泳ぎ・・ならぬひと渡りでブーツとバイクを洗ってやります。
ここは遊べそうな河原が何ヶ所もあって、夏場は特に良さそうです。

そしてお馴染み香住漁港で海鮮料理 ♪♪
事前に他のメンバーに山でおにぎりにするか、海鮮料理にするかと尋ねたところ即答で海鮮でした。
店に入るまでは前回感動した「さしみ定食」にするつもり満々でしたが、ふとカウンター奥に貼られていたおすすめ品を見れば、なんと前々からず〜っと食べたかった白イカ丼があるではありませんかっ!
はい、3人揃って注文しました。
味はモチロン、量も値段も大々的に満足だったのは言うまでもありません、鮮度抜群!!
ちなみに、山陰で『白イカ』とはケンサキイカのことです。
これから旬を迎えるのでさらに美味しくなってくることでしょう、楽しみです。

ソロで走る時はまともに食後休憩を取らないこともしばしばですが、ここに来たらこの風景を眺めなきゃ損でしょ。

松の木陰で水平線の彼方を眺めながらオトナの語らい。
すっかりとおふたりのノロケ話を聞かされてしまいました。

さあ、それでは午後の部にいってみましょう!

午前中に時間を取られたので、途中まで引き返すカタチになります。
なので最初の予定では逆走でしたが、これも苦労せずに見つけられたJR柴山駅の裏からの出入り口。
まるでここは京都嵐山かよ!って思うほどの竹林ルートです。

分岐ではスマホアプリを確認しながら、あーでもない、こーでもないと。
このエリア、とても不思議なほど何処でも電波が届きます。
僕はどちらかといえば、その場ではアナログ派で直感重視するタイプなんですけどね。
その両方を組み合わせればより良い判断も下せます。

ここはまあまあ楽なルートで、アトラクションは少なめでした。

しかし本当に山の上の方にまで竹林があるのは珍しく、その意味では貴重なダートだと思います。

丹生地という集落に抜けるのですが、柴山側には無かったゲートと注意書きも・・。
地元の方とのトラブルを避けるためにも、山菜などは採らないようにしています。
ややショートながら2本目は余裕でクリア。

集落には小さな牧場もあり、超高級ブランド但馬牛が放牧されていました。

さて、3本目の未踏林道調査はここです。

事前にストリートビューで確認すると林道標柱が映っていました。
その頃と比較すると朽ちて倒れていますが、まだかろうじて名前が読めます。

ここもエントリー区間は幅員も充分な爽やかフラット。

今日の中で一番手強いことは想像していたのですが・・

途中で造林作業道に変わってから・・

またしても憎っくき倒木群!


そしてガレ・・・
流石にこの暑い時期に朝から連続してこれが続くと、もうヘロヘロになってしまいます。
おまけに今日は昼メシをたっぷりと食べたためにか、何やらしんどくて集中力もどんどん低下気味⤵️
最近しばし感じるのですが、これって血糖値スパイクというやつなんだろうか?

進めば進むほど雰囲気がヤバくなってきました。
参考資料では4年前にバイクで土生まで抜けた実績があるそうですが、その間大雨もあったので、さて今はどうなのでしょう。

遠くには山腹にウネウネと道が伸びているのを確認しながら、この日はとうとう時間切れ&体力切れで勇気ある?撤退です。
結論としてこの日は2勝1分ということにしておきましょう。
次回やり残した宿題を片付けに来る時には、しっかりとチーム再編成して望みたいと思っています。(少しは楽をしたい・・)


それにしてもこのエリアは盲点だったなあ・・オフローダーにとっての但馬のお宝はまだまだ秘められているようです。