苦楽園オフロード雑記帳

兵庫・京都・鳥取・岡山の自然と林道をSHERCO TY125、 TRRS XTRACKで楽しんでいます。乗れない時などはスノーシュー、クロカンスキー、たまに料理ネタも入ります。

Happy go Lucky!

僕がオフロードバイクに乗る理由 10/10 但馬

10月に入っても暑い日が続きます。
紅葉にはまだ少し早いですが、すすきの見頃を迎えて今週もとっておきの場所に照準を合わせます。
ところですすきは英語ではいろいろな呼び方があるそうですが、"Japanese silver grass"が一般的なようです。
日本では『黄金色に輝く・・』という表現が使われますが、僕は光を浴びてたなびく銀色のその風景が本当に大好きです。
そう、すすきを楽しむのには光の量と角度がとても大切だと思うんです。

いつものように道の駅に着くと、同じShercoオーナーとなった倉敷のリョウジさんとバッタリ。
ひとしきり話をしてからの別々のスタートは福岡作山からです。


ここではバックに山々を入れるのがお約束のようになっていますが、ヘンコな僕は別の構図で。


女郎滝を横目で眺め、見晴らしのよい広場へと。



無粋なチェーンやポールの無いここは、最近かなり知られてきたようです。


妙見蘇武線から三川線を北に向かうのは、このところすっかりとルーティーンになってきました。


途中、神鍋でダウンヒル&クライム。





この場所は何度か来ていながらも、なぜか晴れた日でもここだけなかなか青空が拝めなかったのですが、ようやく満足のできる画像が残せました。

少し南に戻ってコークスクリュー林道の粟ケ尾線(あわがお)。
ここって確か重鎮に最初に教わった時は栗ケ尾(くりがお)だったような気がするのですが、改めて林道標柱を確認すると確かに『粟』でした。


それはともかく、ここは大好きな林道のひとつ。


山頂方向の1/4ほどの区間はご覧のようなテクニカル。

これからの紅葉の季節には目を見張るほどの美しさになる中間区間。


そこから麓方向の1/4はガレた路面。

そしてまた麓の出入口までは舗装まじりのフラットになります。

そこから30分ほどひとっ走りして、この日も香住までやってきました。

テトラ帯がカモメの学校になっているなあと思っていたら、1羽だけとぼけたウミウが混じっていました。


海辺に松はやっぱり定番?

美しい海です!
ただこれだけ潮が澄んで波も無いと魚はなかなか釣れません。


そしてこの日も2週連続で同じ店に。
前回は炙り海鮮丼に衝撃を受けたので、この日は刺身定食を試してみました。
正直に言えば、この1週間はこのことが頭から離れず楽しみにしていたのです。


そしてその味はというと、もう刺身はお約束のように文句無し!
驚いたのはそれ以外の品で、ウスバハギの煮付けはもう最高!!
さらにそれだけでなく小鉢の白和えやタコのポテサラにはもうビックリ!!!
マヨネーズを使っていないポテサラで、最初はオカラかな?と思ったのですが、これはもうイタリア料理の前菜アンティパストといってもいいくらい。


いや〜、ここの若き大将の本業は魚屋さんだそうですが、実に立派なセンス良き料理人です。

味わいにうっとりとしながら店を出て、時間調整を兼ねて少し探索をしてみます。
ここは以前に一度来たことのある小さな浜のその奥にあった小径。

ヤバそうなので食後ながら歩いて登ってみましたが、途中のターンでこれは難題ですね。

しかしそれをクリアーできれば、読み通りに素晴らしい眺めがありました。
どうやらこの小径は釣り人が断崖絶壁と言えるようなルートを下る途中に使われているようです。
僕も以前はこんなことをよくやっていたのでよくその気持ちが分かります。
船釣りはマイボートでもない限り、基本的には船長さんの判断で釣らせてもらいます。
釣れた成果の7割は船長さんの腕次第なんて言われています。
でもこんな地続きの場所は、自分でデータを集め、季節や条件を考慮して狙った魚を仕留める楽しさがあります。
そのためにはしんどい思いをしても、多少危険を冒してでも、こんな場所で釣りをしたくなるのですよね。
(もちろん船でしか釣れない魚も多いので、それを否定するわけではありません。)

南に戻る途中にもうひとつの探索も、以前入り口までは来たことがある場所。
もしかすると三川線から繋がっているのではないかと淡い望みを持っていました。

中に進むと思っていた以上に奥の方までフラットな枯れ沢に沿ったルート。

ちょっと変わった重機の残骸がありました。

これは見込みがありそうだぞと、倒木も処理をして奥へと進むも・・・

残念ながら道が消えました。
ハイカーさんの目印テープもあったので、どんどん膨らんだ期待はもろくも萎みます。

そこから池ケ平林道を走っていると、路面に何か落ちているので止まってみれば・・

それは惜しくもツノの先の折れた鹿の頭蓋骨。
そういえば以前走っていた時に、この辺りに死体があったっけ。
かわいそうなので路肩に置き直して南無阿弥陀仏を唱えておきました。

出口付近で見つけた支線(迂回ルート?)らしき道。
すぐに倒木があって諦めましたが、ここはまた課題として残しておきます。

次の本谷はお約束のグリーンカーペット。

この辺りはMTBで走っても気持ちいいだろうなあ。

なんだかんだで時間調整をして、いよいよ今日の本命に向かいます。
過去のデータやこの日の日没から、この時期の日暮れ時のベストな時間帯を予測しました。
すると・・・

この風景を目にした途端、独りで思わず叫んでしまいました!
どんぴしゃり、見たかった風景はコレなんです!!
オフロードバイクに乗る理由は人それぞれあるでしょうが、僕はこんな風景を独り占めして心に焼き付け、できることならあるがまま画像に残しておきたいのです。

この日は10月にしては暑い日でしたが、山頂には心地よく風が吹き、すすきの穂が海面のように波立っています。

スマホ用の携帯三脚を使い、セルフタイマーとバースト機能で自撮り。
ちょっと三脚の高さが足りなかったのが心残り。

それにしてもこの景色!
これが全くの無名の場所って信じられますか?(別の目的では有名ですが)
兵庫ですすきの名所で知られる砥峰高原では、間違いなくこの日は駐車場待ちの長い渋滞とたくさんの人に溢れていたことでしょう。
それが夕暮れ近くとは言え、ここでは完全に独り占めできてしまうんです、なんという贅沢!!

釣りもそうなんですが、オフロードバイクで行く林道の先、あるいは途中にある狙いどころが、自分の読み通りに当たった時の喜びはたまりません。
バイクと付き合い始めて約半世紀、そのうちオフはまだ5年ほどですが、本来飽きっぽい僕がますます深みにはまっています。

そしてこちらはそこから少し下った場所で、来るのは2週連続です。
これ以上陽が沈むとすすきの輝きは無くなってしまいます。
ただできれば一度、満月の月のあかりに照らされた風景も見てみたいものです。

この国に生まれて良かった・・と思えるような瞬間です。
この日は晴れ過ぎて、夕焼けにならなかったと残念に思うのは贅沢というものでしょう。

そして最後はお約束の場所。

ここでもいつも同じような構図で撮り尽くした感があったので工夫してみました。

楽屋裏をバラすと、ひとりでアタフタしながら撮っているので誰かに見られたら恥ずかしいかも。

美しき但馬の自然に今日も感謝。

30度近くもあった日中は暑かったこの日ですが、来週からは20度にもならないくらいでジャケットが必要になるそうです。
紅葉が終わるまであと1ヶ月、今年もまたあっという間に秋が通り過ぎていくのでしょうね。


2021ver. キミはすすきの本当の美しさを知っているか? 10/3 但馬

予告通り前回から連日の但馬です。
いつも言っているように一年の半分は雪で走れないこのエリアは、今年もあと2ヶ月でシーズンは終了します。
そのうち何回休日と好天がマッチするか・・。
走れる時に走っておかないと必ず後悔してしまいます。

この日のスタートはこの公園です。
この前、福山のたらさんとご一緒した時に横を通り過ぎたのですが、ふと気になる風景があったのです。



それがこちら、堰で止められた流れの中にこんな立ち枯れの樹々がありました。

朝日の角度によって、こんな光のカーテンができました。

公園内にはふたつの滝があり、これはそのうちのひとつ。
なかなか良い公園でしたが、ほとんど知られていないひっそりとした雰囲気でした。

少しだけ引き返して水口林道へ。

途中わずかに残っていた雲海に巡り合いました。
自走していた時は霧に遭うのが辛かったですが、今はこうして余裕で眺められるのに幸せを感じます。


但馬を走るオフローダーには有名な三川山山頂付近からの香住港の眺め。
ここはハイカーさんも多いそうなので、もう少し伐採して見晴らしが良くなればと思わずにいられません。


三川線と繋がる広場から・・

その三川線を北に向かうルートは、これからドラマチックな紅葉シーズンを迎えます。

こちらからも少し角度を変えて見える港。


途中、大野林道から降ります。

ここは尾根道なのですが、左右の見晴らしは樹々に隠れて見逃しがち。

途中で走りを止めて、その風景を楽しむのも悪くないですよ。

三川線寄りは幅員もあるフラット林道ですが、麓の集落寄りになるとやや狭まり、路面も多少荒れています。
ビギナーの場合は麓から登る方が良いでしょうね。

下りきると矢田川の河原で遊べます。

この辺りは海にも近い下流なので流れは穏やかです。

そのまま県道4号線で香住港に到着。


まだお目当ての店がオープンするには少し早いので、ビーチサイドでのんびり。
実は前日たまたまこの店のことをネットで見つけて、絶対に食べてみたかったこの一品!
オープン5分前に入って大成功!!
小さなお店で他の客の予約もあり、すぐに満席になってしまいました。


ウフフ、具を説明しちゃいますと、わさびの左から時計回りで、スズキ、ノドグロ、サワラ、白イカ(身とゲソ)、ハマチ、そして真ん中はモサエビという全て地元前浜で上がったネタです!
いつもよく行く近くのお店もとても美味しいのですが、あえて言えば刺身の切り方が小さい(その代わり種類は多い)のと、イクラなど地元産以外のものを彩りで加えていることが僅かながら不満でした。
それと満席だったりして、もしも入れなかった時のために保険をかけておきたかったのですが、いやいやこちらが大本命になりそう!


ノドグロや白イカが旨かったのは言わずもがなですが、驚いたのはスズキとハマチ。
僕はかつて海のルアーフィッシングに没頭していた時期があり、今の季節ならば週に三回は仕事前であろうと通っていました。
そこで釣れたスズキやハマチは数え切れないほどその場で活け締めをして、家に帰って自分で捌き食べましたが、この海鮮丼のそれは想像を遥かに超える旨さ!
もうとにかく大、大、大満足の味でした。


あ、TOM'Sの吉川さん、次回はここでいいですか?

その後、途中の道の駅で休憩をしていると、ツイッターで繋がりのある「ゆうさん@丘ローダー」さんと遭遇。
今や貴重なDR-Z400Sのファクトリーカラーは迫力がありカッコ良かったです。

実はさらにこの日のラストで但馬蔵にいると、駐輪場には画像で見覚えのあるWRがポツリと停まっていました。
ご本人にはお会いできませんでしたが、こちらは「Mondo」さん。
センス良くまとまったWRはこれまた良い感じ。


それとは逆?に、サプライズでお会いできるかなと思っていた煮過大隊長とは、とうとう最後まで遭遇できませんでした。
後で知ったのですが、やはり香住ではニアミスだったようです。

さて、いよいよこの日のもうひとつの目的を果たすため、途中の林道もすっ飛ばしてお目当ての場所を巡りますよ!


大照林道脇の廃牧場。


最近オフシーズンも集客に力を入れ始めた小代スキー場。


こちらは小代のもうひとつのスキー場ですが廃業が決定的のようです。
自称『但馬のコロラド』




こちらは自称『但馬のトスカーナ』で、ブログ読者にはもうお馴染みの杉ケ沢。

そしてなんと言っても、圧巻はこちらです!

この世とは思えないほどの美しさにはいつも圧倒されてしまいます。



ここにもポツリと一本だけ老木が立っていたのですが、とうとう倒れてしまったのがちょっぴり寂しい。



山頂部分は雲に覆われていることが多い氷ノ山(ひょうのせん)ですが、この日は終始快晴でその姿を四方八方から眺められました。


思えば外泊禁止の僕が、2日連続で但馬に通い氷ノ山周辺を走るのはこれが初めて。
行こうかどうしようか散々迷った末のことでしたが、本当に心の底から来て良かったと思えたこの日。
少々大袈裟かもしれませんが、美味しい料理と数々の絶景に出会えて『生きていて良かった!』と心の中で叫んでいました。


 古道探索と登頂アタック 10/2 但馬

ずっと以前から気になっていたとある古道があるのですが、先日一部区間ではありますが完抜けできそうなアプローチを新たに発見しました。
それを聞いたトライアルライダーのとおるさんが、それならばぜひ行ってみましょうと話がすんなりと決まったのです。
実はとおるさん、以前にその古道をソロでアタックしているのですが、100%完走完抜けとはならずやはりモヤモヤが残っていたようです。(その時は遭難しかけたとも・・)
この日はそれに加え煮過大隊長と、アタック大好きのえでーさんの少数精鋭(僕を除く?)の4人組です。


まずはとっかかりからこんな有り様で、どこが道なのか、季節的にも草が多くて非常に分かりにくい状態です。


かつては殿様が通ったり、麓の村から牛を連れて山上にある草原に行くのに使っていたそうなのですが、もはやその面影などまるでありません。

それでもなんとかルートを探し出して進むも・・


薄い板状に割れる浮き落石に手を焼いたり。

もちろん倒木もあちらこちらに。



道はどこ・・・?

指導標柱がありました!・・・が、これを進めと!?


ムリです、これは完全に登山コースが荒れた状態で、さすがのトライアルライダーでもトップレベルの腕前が必要です。


ま、そもそも成功確率はかなり低いだろうなとは覚悟していたのですが、これではあっさりと断念せざるを得ません。
でも『無理』だと分かっただけでも気持ちはスッキリ、このルートの諦めがつきました。


お口直しにショート林道を抜けて高原へと向かいます。

ここはやはり木漏れ日があるとムードが最高です!


この辺りは標高が高いので、ススキの見頃にはやや早い感じです。

先日新たに発見したエリアでは、より奥まで探ってみましたが・・

う〜ん、思っていたような風景には出会えず。

でも足元を見ると珍しい植物がありました。
ヒガゲノカズラというシダの一種のようで、枝が落ちたのかな?という感じで地面を這っています。

そこから一段下の草原にまた寄り道しました。
とにかく大好きなこの場所、キャプションは無しで数枚の画像を載せておきます。




そこから午後の部には、一旦トランポに積み直して大きく移動します。
目的はとおるさんイチオシのブナの森。

スバラシイ!!!
杉ケ沢の通称『癒しの森』もかけがえのない場所に間違いはないのですが、ここはそれに輪をかけるように、なんと言ってもその植生が美しさを引き立てています。

かつてはこんな森が全国的にも多くあったのでしょう。
それが諸事情で杉や檜に代わってしまい、さまざまな問題を孕んでいます。

ここもまた、しばしキャプションは無しで・・



一旦林道に戻ってさらに奥のエリアに進みます。


その先に素晴らしい尾根道があり山頂に出られるとのことでしたが・・

手前の急坂で大隊長ととおるさんは登頂に成功するも・・

えでーさんは惜しくも失敗!
それを眺めていた僕は白旗宣言でノーチャレンジ⤵️
おふたりもさらにその先の急坂があと少しで登れず、山頂には到達できなかったそうです。
原因は前日に降った雨で滑りやすかった・・ということにしておきましょう。


結局、この日のふたつの目標はどちらも達成ならずで終わりました。
まあ予想を超える成果が出る日もあれば、こんな日もあります。
いや、むしろこんな日がほとんどなので、成功した時の喜びが際立つのでしょう。


最後に◯◯さんが絶景ポイントに登ろうとして、途中で誤ってギアがニュートラルに入り、バックしながら大捲れしたというのを見逃したのはくれぐれも残念です。


そして翌日の日曜は家でゆっくりするつもりでしたが、あまりの天気予報の良さに連チャンで但馬へと!
青空たっぷりのその様子は次回のブログで近日公開します!!


シルバーウィークの二日間   9/19&9/23 但馬

中秋の名月と満月が一致したとかで盛んにニュースで言われていましたが、家からiPhoneで撮っていたらこんなSFチックな画像が撮れてしまいました。
おそらくレンズの乱反射か何かでしょうが、まるでUFOからレザー攻撃でも受けているようでした。


そしてこれは夕暮れの一瞬を撮ったもの。
西側は山で遮られているので我が家からはまともに夕焼けは見られませんが、時折こんな風景にも出会えます。


さて、バイクの話題では広島県福山市から、良き友のたらさんが来られて1年ぶりに一緒に走りました。
たらさんは片道自走250kmの日帰りでの遠征ですが、何かと但馬ではアンラッキーが起こりがち。
さらに前回ご一緒した時は僕のBETAがトラブルでDNF。
さて今回はどうなりますやら・・


1本目はたらさんのご希望で寺河内から。
前回のブログでもお伝えした絶妙な倒木処理をかわしながら進みます。


万場で下り再び三川線に登ろうかとしたところで、たらさんの GoProの電源が繋がらず・・・やっぱり何かある!!


応急処置で走り続けて・・



小城廃村俯瞰ポイントを楽しみ、大野に下るその入り口で停まると・・・



サイドスタンドを出し、バイクを傾けたらそのままバッタリ!
え〜っ、なんでーと思ってよく見ると、サイドスタンドが根本からポッキリと折れているではありませんか!!
ま、バイク、自転車、四輪といろいろイタリア車を乗ってきたおかげでこれくらいのことで動揺はしません。
たとえこんなことがあろうとも、イタリア製の乗り物って色気があって、有機的で、楽しいから許せちゃいます。

というわけで、それ以降はほとんど写真は撮れず、この日単独でのブログ不成立と相成りました。
でも、たらさん自身が組んだスケジュールはスムースに消化できて喜んでもらえたようです。
とにかく理系バリバリということもあり、ほぼ完璧な事前準備で僕は単なる伴走者で済んでしまうくらい。
実にお見事な走りっぷりでした!

その4日後、この日はソロで扇ノ山を一周することに。
事前情報では中辻肥前畑線は大雨で荒れているとのことでした。

まだこの辺りでは天気は上々!
最近、天気予報は晴れでも現地では崩れることが多くて困ります。

しかし何回きても良い林道だなあ!
トータルでは但馬の中で一番好きですが、もうちょっと近かったら・・なんて贅沢ですかね。

さて、そのあれ具合はと言うと。


こんな感じや・・

こんな感じで、ちょうど3年前の台風後に近い状態です。
まあここは割合と早く修復されるので、そう遠く無いうちに元に戻ると期待しています。



ここは紅葉も綺麗ですから、1ヶ月後くらいがまたとても楽しみです。



途中で入ったことのなかった支線に入ってみました。



う〜ん、なかなか良い感じでしたが、予想通り行き止まり。
周囲の地形からして抜けられることはまず無いでしょう。


肥前畑側の出口付近にはこんな落とし物が!
アンダーカバーが落ちているのは見たことがありますが、フロントバンパーがナンバー付きで落ちているとは・・・
荒れた路面を無理やり走っているうちに脱落して、それに気付かず撤退したのでしょうね。


県道103に合流して畑ケ平林道(舗装)に進みます。


ここはまさに滝銀座の道。
道路から少し歩かなければならない滝もありますが、こうして道沿いにも何本かあります。



マイナスイオンに溢れていますが、現在は北側からしか四輪やオンロードバイクは入れないので人出は限られています。



その途中にある古道『左馬殿道』に入ってみます。
ずいぶん以前に一度入ってみたことがあるのですが、その時は怪しい雰囲気にすぐ引き返しました。


その時のイメージを覆すように、途中まではとても良い感じ。

しかしやはりハイカーさんのブログでもあるように、途中からは険しい登山道となりオフロードバイクでは無理なようです。

なにせ徒歩であってもこれですから・・


その先、左右に大根畑入口が現れるところから扇ノ山林道に繋がります。
入り口にはロープが張られていて四輪などは入れませんが、オフロードバイクならばそれほど問題ではありません。(ビギナーには荒れ気味と感じるでしょうが)

流水ワダチにはご注意を。

途中にある東因幡林道の入口。
チェーンとロープのダブルロックですが・・それ以上は申しません。

この日は過去最高に多くの鹿と遭遇しました。
そのほとんどがまだ若い、あるいは今年生まれたばかりと思われる小鹿ちゃんたち。
すぐに逃げてしまいますが、このコだけはじっと見つめ返してくれました。


これはカモシカではなくシェルコです・・


この道は水捌けが悪く、一年中こんな感じで水溜りが消えることがありません。
そんな瑞々しい道がお好きな方は、この支線の『広留野林道』は強くお勧めします!
なんたってアナタ、まるで田んぼですから!

終盤の南側になると、こうしてオープンな雰囲気で明るくなります。


そして舗装林道河合谷線と合流して、今度は扇ノ山の西側を北上します。

ここはただひたすらクネクネと進む道ですが、途中2箇所ある展望台、特に「風の広場展望台」からの景色は一見の価値アリです。
今回は先客がいたのでスルーしましたが、望遠鏡があり鳥取砂丘も見えますよ。

「水とのふれあい広場」の近くで、前日Google mapで目星をつけた場所に入ってみます。


ビンゴ!!
予想通りまたしてもだーい好きなススキ野原を見つけてしまいました♪

この辺りで標高は1000m少し切るくらいですが、すでに見頃を迎えていました。

まあこんな場所を見つけたからって喜ぶオフローダーも珍しいかもしれませんが、僕自身は心の中で喝采です。


さあ、そしてこちらは昨年発見した大草原。







ここのススキも見事でしたが、残念なことは広範囲に猪が野芝を掘り返してしまっていいることです。
我が家でも過去何度もあるのですが、この秋の時期になるとヤツらはこれをしでかすのですよねぇ。
専門家によれば掘り返してミミズなどを食べているそうですが本当なのでしょうか?

そこからこれまた今年発見のショートダート。


ここの雰囲気もとても好きなんですよね〜。
紅葉もとても楽しみです!


舗装路を海上地区に向かって下る途中の「シワガラの滝」駐車場には消防のレスキュー、パトカー、上空にはヘリという物々しい雰囲気でした。
ここはとても個性的かつ幻想的で有名な滝のひとつなのですが、アプローチが普通の方にとってはかなりリスキーで、今年の5月にも滑落事故で亡くなった方がおられます。
今回は翌日の地元紙で確認しましたが、記事にはなっていなかったので大怪我や命を落とされることはなかったようです。
最近はSNSに投稿をするためにムチャをして事故を起こすケースが世界中で増えているようですが、我が身も振り返り気を付けなければなりません。


以前に僕が行った時のブログも貼っておきますので、興味がある方はどうぞ。



そしてその先の集落、海上との中間のこの風景が大好きです!


昼過ぎから天気が悪くなり、すっかりと曇ってしまったので探索モードに切り替えます。

虫嫌いな方、ごめんなさい!


昆虫界の芸術家が見事な作品を作り上げていました。



そしてずいぶんその古道へのアプローチに苦労していたのは実は大きな間違いで、どうもここではないかと確信させるルートを見つけることができました。
ここはあらためてまた仲間達と探ってみようと思っています。



他にもいくつか有望な小径を発見しながら・・



あっちでウロウロ、こっちでウロウロしていると・・



えっ、え〜、立派な但馬牛が1匹フリーになって道路にいるではあーりませんかっ!


ソローリ、ソローリと近寄って、目を合わせないように静かに通過すると無事に通れましたが、なかにはバイクと並走するようなウシさんもいますからねぇ。
と、思わぬ肝試しをフィナーレで、今日も無事に走り終えました。


追記


後日、BetaをTOM'Sに持ち込むと見事な技で溶接して、あっという間に完治しました!
ホントーに頼りになるショップです、吉川さん、金本さん、ありがとうございました!!




スッキリとしない1日もたまにはあるさ 9/12

ようやく夏の長雨が終わったと思っても、なかなか休日と晴れの日が一致しません!
これほどミスマッチになると遊びのはずが逆ストレスになってしまいそうですね。
まあ自然相手にグチをこぼしても仕方ないので、そんな中でも楽しみを見つけていきましょう。

まずはいつかチャレンジしたい廃スキー場の下見です。
以前にも一度来たことがあるのですが、高山長さんいわく『但馬最凶ヒルクライム』はエントリー区間から雰囲気たっぷり。
以前よりもさらに荒れているようですが、ゲレンデに出られれば多少は楽しめるかなあ・・。


久しぶりに鵜縄から瀞川氷ノ山林道に向かうと出合川の渓相が美しく道沿いに続いていました。
氷ノ山は本当に水が豊かで、訪れるものを楽しませてくれます。

その途中の古びた作業道に入ってみるとこれまた良い感じ。
地図で見るとループになっているようですが、倒木が点々と現れたのでここはあっさりと諦めます。


まど登山口から伸びる支線を進むと太めの倒木に出会いましたが、逆にここは突破します。
シェルコならばこれくらいヨイショと持ち上げて越すことが簡単にできます。
もちろん?乗ったままでもなんとかイケそうなレベルですが、ソロの時は無理をせず安全を優先です。



それにしてもこんな支線があったとは、今までまるで意識したことがありませんでした。


その突き当たりの脇には、先程の廃スキー場のゲレンデが樹林の向こうに見えています。
ただ画像では伝わりにくいですが、その間の傾斜はかなりのもの。
探した限りでは繋ぐルートも無いようなので、やはり突き抜けるのは不可能なのだろうか?



本線に戻り福定方面に向かいます。



ここは大久保のとある場所。
先日は草刈りをしていて入れませんでしたが、今日は問題無しでした。



びっくりするくらいのオートキャンプのテントと車の数を横目で見ながら、その奥のススキ野原に。




毎年楽しみにしているビロードのような眺めも、もうすぐその季節が訪れようとしています。



野間峠を下る途中で高山長さんとバッタリ!
実はこの日の朝イチにも出会っていたのですが、特に合わせた訳でもないのに再会できて、
いろいろと情報を頂いて参考になりました。
オフローダーにとって情報は本当に大切!!
林道の状況、バイクに関することなどなど、得ることができるかどうかで大きく変わってきます。
もちろんインテリジェンスはギブアンドテイクが基本。
今回もボスの目がキラリと光る情報もご提供しておきました。


さて、今日最も期待して望んだこのルートはこの有り様で・・・



画像中段のやや左にある避難小屋に続く道がこれまでどうしても分からなかったのですが、前日地図を眺めていてようやくピンときたのです。
しかしこの深い藪漕ぎ状態ではソロには厳しい・・
また探索班と共に、あるいは春先の草の少ない季節に出直しましょう。



今テレビにも出まくりの『おじろじろキャンプ場』のさらにその上からの眺めは、何度も書いているように僕の大好きな風景です。



9号線に戻り、コンビニでサンドイッチを仕入れて但馬大仏裏の廃牧場で昼休憩。
その後どうしようかと迷った末に、選んだのは春先にあまりの酷い倒木群に絶望を覚えた寺河内林道。


高山長さんから仕入れた情報では、どなたかが処理をしてくれて通れるようになっているとのこと。
しかしその場に着くとこの有り様・・・変わってないやん


それでもバイクを降りてよくよく見れば、絶妙な処理でなんとかすり抜けられるではありませんか!!
どなたかは存じませんが、大変ご苦労様でございました。



さらにそんな酷い状況はその一部区間だけで、上部の妙見蘇武岳林道に繋がるまでは平和そのもの。



やっぱりここは変化に富んで好きな林道ひとつ、それが復活して嬉しい限りです。



そこで右鋭角の分岐を過ぎて、しばらく先の左手に伸びる新しい作業道に入ってみました。
僕の見立てでは妙見蘇武岳線にできたあの出入り口に繋がっていると踏んだのですが・・



途中に現れた比較的細い倒木をサクサク(本当はヒーヒー言いながら)切って奥へと進むと・・



ブラインドコーナーの先で行き止まり・・ああ・・林道あるあるです。



北上して最後の一本は神鍋蘇武線(通称万場)。



スキー場ゲレンデは最近の傾向に漏れず、オートキャンプ場がオープンして一部その近辺だけ舗装化されていましたが、トータルでは快走路としての存在を維持しています。


この日も空は最後までグレーのままで、抜けるような碧さはどこへやら。
来週こそ台風一過の清々しい風景に期待しましょう!