苦楽園オフロード雑記帳

兵庫・京都・鳥取・岡山の自然と林道をSHERCO TY125、 TRRS XTRACKで楽しんでいます。乗れない時などはスノーシュー、クロカンスキー、たまに料理ネタも入ります。

Happy go Lucky!

奇跡はある、それは起きる! 2/17


今年も総じて暖冬ですね。
スノーシューを始めた2年前、北部はは大雪でしたが、昨年に続いて雪が少ない。


そんななか、比較的まだ雪が多そうな但馬・小代の奥にあるとちのき村(尼崎市立美方高原自然の家)向けて車を走らせます。
この辺りも2年前は2mほどの雪の壁に囲まれていました。


前夜にほんの少し雪が降ったらしく、路面の一部が白くなっていましたが無事到着。
いつも停めさせてもらってありがとうございます。
入山届を出しておくと、いざという時には安心ですが、この日は煩わすのも申し訳ないのでそのまま。



敷地内は除雪してある所も多かったですが、キャンプ場のあたりからスノーシューを装着してスタート。
先月今年初のスノーシューの時は股関節に違和感があって、終盤はバテバテの脚攣りまくりというボロボロな一日となってしまいましたが、さて今日はどうでしょう。
相棒のT橋さんや、山のセンパイKちゃんは都合が悪く単独行です。


敷地内の林道を進んでいくと、普段はほとんど水量のない沢に雪解け水が流れていて、どこを渡ろうかと思案します。
行きつ戻りつつ、最後は一旦スノーシューを外して渡りました。



その先で敷地外の林道に合流。
心配していた雪質は、固く締まった上に昨夜降った雪がほんの少し積もり、歩くには申し分のないコンディションです。
たっぷりと積もったパウダースノーも気持ちは良いのですが、ソロでラッセルを続けるのはなかなか大変です。



ヘアピンコーナーを過ぎた区間はプチ雪崩がありましたが、これもノープロブレム。
ウサギや鹿、キツネか狸らしき足跡が先行しています。



ここまでほとんど汗をかかず、また寒くもなく順調に林道終点に到着。



徐々に気温が上がり始めているので、樹々の枝についた雪がボタボタ落ちてきます。



しかしその樹氷と青空、そして朝日が織りなす美しさたるや🎵



杉や檜の葉にもびっしりと。
これがもう少し標高の高い氷ノ山の山頂付近になると巨大な樹氷となり、それは『モンスター』と呼ばれます。



冬の広葉樹林帯は天気が良いと本当に明るくてフレンドリー。



積雪が多ければここで登山道から外れて、この斜面をまっすぐに直りますが、この日は左から巻いてこのまま進みます。



この辺りから東側が開けてくるので、小代地区の風景が広がってきます。



何かの動物が足踏みをしているなあと思ったら、自然にできた雪だるまにオシッコをかけていました。
タヌキやキツネでも、オスだと犬のように片足を上げてするのですね。



登山道と言っても軽トラが通れるくらいの幅があり、積雪が多いと斜面とツライチとなって歩きにくく危険になってしまうのですが、この日はまるで僕のために整えていてくれたかと思うほど。



ソロの今日は三脚を持参して自撮りです。



手前に目指す高丸山、その先に並ぶ鉢伏山が迫ってきました。
それにしてもなんという蒼い空!
この日は以前にお世話になったクロカン&テレマークスキーの関西第一人者、Sさんが近くで滑っていて、この日の天候のことを『数年で一度あるかどうか!』とSNSで発信されていましたが、まさに奇跡的なシーンが広がっています。



ウサギの足跡を追うようにさらに進めば・・



小代越の取り付きに到着。



振り返ってみても、足跡は10cmも沈んでいません。
この辺りでは1m近く積もっているのですが。



そこから少し登ったところが、僕が但馬で一番好きな場所『小代越』です。
今日はここから東側にある高丸山を初めて登ります。



雪がなければずっと木段が続いていますが、ところどころ頭を出していてスノーシューではむしろ滑るので、その脇斜面を登っていきます。
ここでも動物の足跡が先行しています。
いつも不思議なのですが、いったい動物たちは何の目的でわざわざ登っているのでしょう?



山頂手前は勾配30%以上ありそうでしたが、体力は十分残っていたので難なく登頂。
吸い込まれるような蒼空が広がり、南西には氷ノ山がそびえています。
以前は登山家たちはどうして危険な冬山に登るのか不思議でしたが、今はその気持ちが多少なりとも理解できるようになりました。


山頂の避難小屋もハッキリと。
今日はおそらく大勢の登山者で賑わっているでしょう。



こちらは鉢伏山、瀞川山方面。
方角的にこのふたつの山で遮られてしまっていますが、先月は同じような条件の日には北陸の名峰白山も見えていたそうなので、この日もきっと見られたはず。
日本で富士山が一番遠くから見られるのは、和歌山県勝浦町だそうですが、もしかするとそれもできたかも?



西側、扇ノ山の向こうには中国地方最高峰の大山がチラリと見えます。


iPhoneで撮った動画をリンクしておきます。






ここから見下ろすスキー場ゲレンデにはスキーヤーやボーダーの姿が。
その歓声が聞こえるのはまだ良いのですが、絶え間なく流れるBGMやアナウンスはどうなんですかね。
僕はそれが嫌なこともあってスノーシューを選びました。


この日は風も穏やかで、何も遮るものが無いこの山頂でもまるで寒くはなく、のんびりとお湯を沸かしてカップうどんで昼食タイム。
日清の製品はもう食べませんよ、反日タレントをCM起用していますからね。



小代越から氷ノ山に続く登山道は氷ノ山越と呼ばれています。
以前に大段ヶ平から登った時は穏やかなルートでしたが、こちらから登るのはハードそう。
積雪時には西の鳥取側である若桜から登るのが一般的です。



食後、引き返す前に少しだけ、その氷ノ山越を歩いてみるとこんな足跡が!
一瞬熊かとドキっとしましたが、よく見たらアイゼンを着けた登山者のようでした。



夏から秋にかけて、美しく広大なススキの海となるこのエリアも、今は雪に覆われて風紋ができています。
カメラでは捉えられませんでしたが、まるでダイヤモンドダストが舞うようにキラキラと光り輝いていました。



ミラクルな絶景に囲まれてテンションはハイ!



さーて、たっぷりと楽しんだので下山しますかね。



車には積んであったのですが、ヒップソリを持ってこなかったことが悔やまれます。



そのまま来た道を辿ろうかなと思っていましたが、途中から尾根に上がり帰ります。
この辺りも2年前は木が完全に雪で埋もれていましたが、この日は半分以上姿を見せていたのでちょっと歩きにくい。


2年前の画像



無事にとちのき村に戻りました。
このルートは出発点の建物がずっと見えているので、ビギナーの方にもおすすめです。
スノーキャンプをされている方が1組、夜は冷えるだろうな。



高丸山からはより直線的に結ぶもう一つのルート『石楠花コース』がありますが、雪があると傾斜がきつくて危険なのかも。



初冬には美しい赤い実をつけていたナナカマドもすっかり裸同然。



峠道を下る途中にある、今は閉鎖されているスキー場にはほとんど雪がありません。
こんなシーズンが続いたら、そりゃあ経営が成り立ちませんよね。




そのまま早めに帰るのも考えましたが、せっかく来たのだからどうかなと思い、前から良い評判を見聞していた、浜坂の七釜温泉ゆ〜らく館に行ってみました。
思っていたよりも施設の全体規模はコンパクトでしたが、とても管理が行き届いていて清潔で、源泉掛け流しの湯は優しく疲れをほぐしてくれました。
何より気に入ったのはメインの室内檜風呂+洗い場よりも広い露天風呂スペースでした。
おそらく湯温42度ほどの釜風呂を独占して、青空を眺めながら過ごすのは極楽です🎵
入浴料も700円とリーズナブルで、バイクの時にも寄りたくなりました。



そこから初めて通った山陰近畿自動車道(トンネル多いけれど早い!)を経て、香住の海岸で時間潰し。
まるで真冬の日本海とは信じられないくらい、穏やかな海と潮の香り。



いつもの店『笑ら』の開店を待って、中に入れば貸切状態。
昼は並ぶことも珍しくはありませんが、夜は大体ゆったりとしていて、この日も大将とサシでいろんな話で盛り上がりました。
僕は知らなかったのですが、今月初めに大阪の放送局カンテレの取材と放送があったそうです。
お笑いタレント藍ちゃんが来店して、その時に新しく作ったという三色丼(甘エビ、つぶ貝、アカガレイの子まぶり)を食べました。
つぶ貝のコリコリとした歯応えが好きなんですよね♪


というわけでこの日は何から何までスバラシイ時間を過ごすことができました。
この先また雪の予報が出ているので、もう一度スノーシューも楽しめたらいいなあ🎵  
  




オフシーズンを過ごす日々 1/14

いつもブログをご覧いただきありがとうございます。
もう1ヶ月以上音沙汰なしで、コイツは何をやっているんだろうとお思いの方もあろうかと思います。
バイクの方は修理やメンテでお休み期間、その間にそろそろ体力貯金が底を着いてきたので、こりゃイカンぞということでせっせと山に登っています、はい歩いてですよ。
なにせ昨年は丸一日スタンディングで乗っていると、すごく辛くなってきたんですよ。
しかし、楽しみにしていたスノーシューは全く雪が積もらずに行くことができないので、もっぱら近くの六甲山系を彷徨っています。
コレがね、灯台下暗しで良いルートがたくさんあったんです・・



まだこの頃は12月の初旬で紅葉も残っていました。



今住んでいる西宮市と、昔住んでいた宝塚市の市境にある樫ヶ峰から、芦有道路方面の眺め。


昔、 CB750Fで走り回っていた船坂峠方向。



甲山から大阪市内の眺め。


ゆずり葉台というところまで家から車で10分。
車を停めて30分くらい登れば六甲全山縦走路に合流します。
10年くらい前はこの近くまでランニングで来ていましたが、今は全くムリです!



エデンの園という老人ホームに抜ける道は、バイクで走りたくなるような程よい難易度。



今年の紅葉は遅かったですが、六甲山系は長く楽しめました。




山遊び以外では、ご近所さん宅でBBQをしたり、我が家でホームパーティーなんかしちゃってます。



イタリア料理フルコース、まずは前菜あれこれ。



たっぷりと手間暇かけて作った『リングイネ、エビのトマトクリームソース』は大好評でした🎵


美女率高めです!
料理はメインの鶏肉のカチャトーラ。



それ以外にもおひとり様ですが、イタリアの有名料理『ポルケッタ』



こちらは豚肉で作った『コストレッタ・アッラ・ミラネーゼ』
すなわちイタリアン豚カツ。



ホームベーカリーも新たに購入してパン作りも始めてみました。



ダイエットに成功してベスト体重に10年ぶりくらいに戻ったので、思う存分にスイーツ作りにも復活!
昔ながらのエッジの効いたカスタードプリン。




先週は以前からいつかは行ってみようと思っていた、我が街西宮市内にある奇勝地『蓬莱峡』へ!
ここは花崗岩が風化して、世界でも珍しいと言われる地形です。
地質学では『バッドランド』と呼ばれ、かつて何度も映画のロケ地にもなっています。



よじ登ろうとするとボロボロ崩れるような岩場です。



遠くから眺めたことは何度もあったのですが、自分の足で歩いてみるとド迫力でした!
近くには、昔モトクロスやトライアルライダーに人気があった白水峡という似たような場所がありますが、スケールはこちらの方が格段にデカいです。



そして今日は、先週ミスコースをして行けなかった『赤子谷左俣ルート』へ。



赤子大滝は小さいながらも美しい滝です。
右から迂回ルートを登ります。



あらかじめ予習をしていなかったら間違いなく引き返していたであろう崩落地点。
真ん中をグイグイ登ると・・


これが見たかったんです!!
登山用語ではゴルジュ(峡谷)と呼ぶそうですが、こんな場所が自宅から直線距離だとわずか6kmほどであったなんて・・


そりゃまあ四国などの深山幽谷とは比較にならないかもしれませんが、登る前にとびっきり美味しいパン屋に寄ってから、ガソリン代もごく僅かで高速代もかからず、こんな楽しみができるって、やっぱり今のところに住んでいて良かったなーと再認識。



今日の帰路は行者山ルートを降りながら甲山を眺めます。
右手前には息子が通っていた高校が見えます。
この辺り名前からして、昔は山岳信仰が盛んだったのでしょうね。



昔住んでいたマンションが見えました!
懐かしいなあ・・


という感じで極めて健康的な休日を過ごしています。


できれば但馬に雪が積もり、あの素晴らしい銀世界も見たいものですが、さてこのまま暖冬で春を迎えるのでしょうか?



秋の終わりに 11/26



毎年、心から楽しみにしている紅葉の季節。
バイクでお気に入りの場所を巡って撮影するのが、僕の生きがいのひとつです。
ところが今年はそのタイミングが掴めず、とうとう不発に終わってしまったなあと思っていたのです。
それでも未練がましくネットで各地の紅葉情報を見ていたら、なんと大好きな場所の近くの神社はまだ見頃となっているではありませんか!
ちょっと怪しい情報だなとお思いながらも、ダメもとで騙されてもいいやとその場所に向かいました。



すると天気予報は朝から晴れだったはずなのに、現地はどんより曇っています。
おまけに期待していた紅葉の大木もすっかりと葉を落としてしまっているじゃん。



しかし、しばらくするとガスが消えて青空が広がってきました♪



さらによく見渡すと、所々にはなんとか最後に残った紅葉や銀杏も!
おまけに今年はほとんど見ることのできなかった秋の雲、これは『うろこ雲』かな?
秋の雲は微妙な違いで呼び方が変わるので特定が難しい。



同じ場所で撮る角度を変えて。



そしてカメラを替えて、これは小型ミラーレスの一眼、ズームレンズで撮影。
普段はiPhoneオンリーですが、ここぞという時だけ持っていきます。



そんなことをしていたら、頭上近くを但馬空港に向かう旅客機が通過していきました。
去年はこの近くの林道で遭遇しましたが、その時はもっと高度がある場所だったのでド迫力でしたが。



迫力といえば、狩猟が解禁されたばかりなので、ハンターさんがあちこちで獲物を求めて動き回っています。
その発砲音が谷間に響き渡るとドキっとします。
鹿などは発砲音が聞こえ始めると姿を隠すそうですが、最近多いクマたちも山に戻って、できることなら平穏に暮らして欲しい。



杉や檜が植えられた山の斜面はいつも同じ緑ですが、広葉樹が残っている面は色鮮やかになっています。
本当ならば11月の上旬がピークのはずなのですが、結局今年はそれが2〜3週間近く遅かったようです。



ここからはしばしキャプションなしで・・























こんな感じでウロウロと残った紅葉黄葉を楽しんでいたら、あっという間に時間が経ってしまいました。
トランポ(車)はすぐ近くに停めてあったので、急いでバイクを積んで日本海目指して走ります。



但馬バイクシーズンはそろそろ終わり。
雪が積もってスノーシューができるまではしばらくは来られないかも。


だから今日は(も)どうしてもこの店の海鮮料理が食べたかったのです。
今回はツブ貝が美味かったなあ🎵
香住は紅ズワイ蟹の本場なので、港にはそれを求めて遠方からもたくさんの人が訪れていました。




車で来たのでコーヒセットとチェアで食後のくつろぎ、ん〜たまりません🎵




矢田川沿いは山肌の紅葉も銀杏も見事です。





神鍋高原の銀杏は半分くらい落葉していました。
やっぱりここは気温が低いからね。



万場から奥神にかけてはこれまた見事な眺め。
先々週に来た時に今年の紅葉はさっぱりだなあ、なんて思っていたのは大いなる間違いでした。
あの時はもう終わったと思っていたのですが、本当はまだこれからということだったんですね。



今シーズンはレーサー組の皆さんともご一緒できて楽しく過ごせました🎵
本当にありがとうございます。
来シーズンもよろしくお願いします。



マシントラブルもありましたが、たいした怪我もなく過ごせたのが何よりです。



それに新規探索も成果が上がったし、いつものメンバーにも多謝です。



さて、今年最後(たぶん)となった但馬の風景はいかがだったでしょうか?
僕がこのブログを書いているのは自分のためでもありますが、読んでくれた中でたとえ一人でも、バイクに乗りたい!オフを走ってみたい!こんな風景を楽しんでみたい!と思ってくれたら嬉しいなと思っています。
あなたのお近くでも、きっとお気に入りとなる道や風景があることでしょう。
みんな、バイクに乗ろうゼ!!




またね🎵



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テナシウォン TWJ200Lと過ごした1日  11/19

毎年とても楽しみにしている紅葉の撮影ですが、今年はまるでダメでした・・。
まず紅葉のピークが予想できず、色付きもサッパリ。
さらに狙いをつけて取っておいた休日は雨続き。
まあ原因は色々と考えられますが、これも自然を相手にすれば仕方がないことかもしれません。
この画像は昨年のものですが、あらため見て自分を慰めています。
そう、去年は過去最高の年でしたが。



さて、話題を変えて昨日の話です。
先月はテナシウォンに乗るTOM'S代表の吉川さんとご一緒しましたが、実はその翌週には輸入元エトスデザイン会長の近藤さんとウン10年ぶりにお会いして、ご一緒に走る予定だったのです。
その時も近藤さんはもちろんテナシウォンに乗ってこられるはずでした。
ところがその日は天候が悪く中止となってしまったのですが、ご親切な計らいであらためて丸一日テナシウォンをお借りすることになったのです。
そこでいつものメンバーに急遽呼びかけて集まったのは、まこっちゃんと、えでーさん&Kちゃんのペア。



特にえでーさんとKちゃんはテナシウォンの試乗ができることを見込んで、わざわざ広島の全日本トライアル選手権まで行ったそうですが、あいにくとイーハトーブ(歴史あるツートライベント)と重なっていて、広島には展示試乗車は無かったというオチ。
これは有力な見込み客となりそうな予感?



家からだと遠くなりますが、デポ地の但馬牧場公園からスタートすると、走り出してすぐにロング林道『中辻肥前畑線』に入れます。



まず最初のビューポイント。
ここから眺める照木地区の風景は大好きです🎵



前日はかなり冷え込みましたが、この日は朝から快晴で気温も高め。




さらに進んで石碑のある場所まで、テナシウォンをえでーさんに譲り、乗試してもらいながら移動を繰り返します。



ここで写真を撮っていると・・・



大空を大型の猛禽類が4、5羽舞っています!
んっ、これはもしや・・・?



僕がブログを始めるきっかけを作ってくれた一人であり、大親友のmugikoさんに教えてもらった『タカの渡り』であって、上昇気流を利用した『タカ柱』を作ろうとしているのではないのか?


一般的にはタカの渡りは9月から10月が多いそうなので、時期的には遅いかなと思い調べてみると、ハイタカという種類は他の種類とは逆に、この時期に大陸から西日本に飛来して、そこから東日本に移動していくこともあるそうなんです。
それを『逆走するハイタカ属』と呼ぶことを、帰ってきてからさらに調べて初めて知りました。


※参考資料:広島タカの渡り研究会より



タカの渡り?逆走するハイタカ属??




野生動物を見るのは大好きですが、知識不足で果たしてこれが本当にハイタカなのか見分けられません。
もしもお分かりの方がいらっしゃれば教えてください。
ただしこちらのブログのコメント欄はクローズしていますので、
フェイスブック https://www.facebook.com/hideaki.oshima もしくは
X(ツイッター) @rlhide までお願いいたします。


いや、それはただのトビ(トンビ)の群やで、なーんて言われたらションボリですが・・
それにしてもmugikoさんと一緒に見たかったなあ。



他のメンバーはそんなことにはあまり興味が無いので、僕ひとりテンション爆上がりでしたが、そろそろ先に進みます。


ここから遠くに見える扇ノ山周辺の稜線はうっすらと白くなっています。
8月の台風の後、その大雨によってここの路面はかなり荒れていましたが、その後全面的に補修されてほぼフラットに戻っています。
ただ、バラスが流されたり、整地した時に埋もれてしまい、これまでになくマディとなって、ところどころ轍ができてしまっています。


それとこれは又聞きの情報ですが、肥前畑側(南側)の出入り口のところに住んでおられる農家の方から、オフローダーに対して騒音の苦情が出ているそうです。
なにせここはあの『ポツンと一軒家』に選ばれた家のすぐ近くにあるくらい静かな場所です。
ついつい大勢で走ると勢い余ったまま通過してしまい、エキゾーストノイズが大きくなることもあるでしょう。
他の場所でも言えることですが、林道の出入り口には集落や住居があることが多いので、通過する時には徐行、そして住民の方には軽くでも会釈くらいはしましょうね。



そのまま南進するのもアリですが、今日はくるっと引き返すようにして扇ノ山周辺を目指します。



ここは僕の大好きな森のひとつ。
この時期は葉が散り、下草が枯れてしまうので、晴れた日はとても明るく路面はフカフカ🎵



普段は走れないところでも自由自在。
それも軽くて取り回しが良く、パワーもトルクもあるテナシウォンならではでもあります。



もうサイコーに気持ちがいい!!



やはりこんなシチュエーションだとこのバイクのデザインも映えます。



僕だけ楽しんでいても悪いので、他のみんなにも乗ってもらって軽くトライアルごっこ。
まこっちゃんは最近再びトライアルのコンペマシンを購入して楽しんでいるので、乗っている姿もしっくりと、評価はシビアながら率直にしてくれます。



もうススキは終わっているだろうと思っていましたが、まだ結構見応えがありました。
やっぱり不思議な今年の秋です。



小高い場所から眺める、さっき走っていた中辻肥前畑林道とその山並み。
この風景は何度見ても見飽きることがありません。




不思議といえば、この秋はうろこ雲やひつじ雲、いわゆる秋の雲を見ることがほとんどありませんでした。
そのせいか、燃えるように鮮やかな夕焼けも一度も見ることが無かったのです。
これから来る本格的は冬はいったいどうなるのでしょう、暖冬か大雪か?



でもそれを温暖化のせいだとかなんだとかと言うつもりはありません。
SDGs?継続可能な?まったくいかがわしい言葉です。



このあたりは真冬になると一面大雪原と変わります。
もうすぐその季節がまたやって来ます、その時はスノーシューに履き替えてきっとまた訪れますよ。



草原の所々にあったこの木には赤い実がたわわに成っています。
ナナカマドではないだろうし、この木の名前はなんだろう?



お題は『松の木のほとりに佇む美人ライダー』(ゴマスリ)



そこからさらに登山口近くに進むと、日陰の区間は思っていた以上に雪が積もっていました。



ただこの辺りは舗装林道なので、この程度の積雪は最も厄介で慎重に走らなければなりません。
もっと深く積もっていればむしろまだ良いのですが、これくらいでコケると下の路面が舗装で硬いので怪我やトラブルに直結してしまいます。



これが土の上となればもう安心!
ただトライアル用タイヤだとあまりグリップしませんけれどね。
逆にそれが楽しさに変わります♪



はるか遠くには鳥取の市街地も見渡せます。



安心のフィールドで試乗するKちゃん。
『楽しい〜🎵』を連発しています。



今まで気がつかなかったミニ滝。
この日は名所シワガラの滝も霧滝も駐車場に一台の車も停まっていなかったけれど、こんな日に行ったらどんなに素晴らしかったことでしょう。
残念ながら、どちらの滝もバイクのオフロードブーツを履いては行けない場所なんですよね。



昼食は9号線沿いの光楼という中華屋さんに初めて入って食べました。
(画像は撮り忘れ)
ちょっとメニューは偏っていて、場所の割にはお値段高めでしたが、味はとても良かったです。


その後走った竹田甚白細見線は崩落と倒木ができていましたが、どちらもさほどの苦労はなく通過できます。






そこからも、さらに坂本林道をバイクを交換しながら走ります。



それゆえに僕はえでーさんのシェルパや、まこっちゃんのトリッカー、KちゃんのシェルコTYと次々に乗り換えるという、こんな日は初めてのことでした。



さらにさらに千谷作業道〜草太林道〜塩山中辻林道とラストスパートをかけるように走り。





最後はまた中辻肥前畑線の本線に途中から合流してこの日を終えました。



僕はバイクインプレッションで、やれサスがどうとか、エンジンフィールがどうとかと書くのはまるで苦手です。
近日発売のダートスポーツに試乗記事が載るそうなので、興味がある方はそちらをご覧ください。(丸投げw)


こんな僕が言えることは、ただ『このバイク乗っていて本当に楽しい🎵』
そしてタンク容量がトライアル車としてはたっぷりで、燃費も良く満タンで250kmはヨユーで走れるので日曜日にGSが閉まっていても安心!
その2点にとどめておくことにします。



月曜日にはエトスデザインに返却をしたのですが、ずっとこのまま僕のガレージにいてくれたら理想的だったんですけどねぇ・・。
国産オフロードバイクの選択肢がほとんど皆無に近い今、この存在はとても貴重だと思います。



11月のインディアンサマー 11/3

兵庫県の中部丹波地域から北部南但馬にかけてはこの晩秋に濃い霧が出やすく、高い場所に登れば雲海が楽しめることで有名です。
中でも日本のマチュピチュと呼ばれる竹田城跡はその雲海に浮かぶ姿が人気で、大勢の人たちが早朝から訪れています。
僕は人混みが嫌いなのでそんな有名フォトポイントには近寄らないようにしていますが、遠く離れた場所から眺めるのが毎年の楽しみ。
濃い霧が出るのはよく晴れた日、今日は間違いないだろうといそいそと山頂まで急ぎました。
ところが・・


あれぇ・・・麓から反対側(城跡の見える方角)がどうも明るすぎると思っていたら、やっぱり霧が薄すぎで普段とあまり変わりません。



これは昨年の画像。




それに比べるとモクモク感が無いなあ・・孫悟空みたいな絵を撮りたかったのですが。



竹田城跡も浮かび上がり過ぎて幻想感に乏しい。



ま、それでもこれはこれで水墨画チックで良いですかね。
この日は気温と湿度が高過ぎたようです。



こちらは宍粟方面の様子。



登ってくる時にバイクの挙動がおかしいなと思っていたら、どうやらフロントタイヤがスローパンクしているみたい。
むむっ、今日はアカン日になるのか?



そこからワープして神鍋高原に到着。
いつもの場所に車を停めると、セロー225をメインとした団体さんが先着でおられました。
銀杏並木も前回来た時とあまり変わらぬ黄葉の姿。



万場から登ってリフト最上部まで行くと、そこでも団体さんが記念撮影中。
横を失礼して降りましたが、あの時の方々は駐車場でお会いした方達と同じだったのでしょうか?
どちらも気持ちよく挨拶をしてくれたので、こちらもいい気分になってきました🎵



例年だったらこの辺りでも紅葉真っ盛りなのですが、どうも今年の色付きはくすんだように見えます。



まあそれでも雲ひとつない青空と、ぐんぐん気温が上がってきて暑いくらい。
小春日和が春の暖かい日ではなく、この時期のそれを意味するとは大人になって知りました。
それより以前に知ったのは同じ意味の英語 Indian Summerですが、これはアメリカンインディアンに由来する言葉で、語源は諸説あります。
兎にも角にも、ジャケットは薄手にして正解でした。



妙見蘇武林道から少し南に戻り・・




粟ケ尾林道に入っていくと、この日行われているコマ図ラリーのエントラントらしき人たちが逆方向からすれ違ってきます。
今日はそれ以外にも、これまでになく大勢(と言ってもトータル20人くらいですが)のオフローダーとすれ違いました。



雲海狙いで寄り道をしていたので午前中のダートはそれくらいで、香住港に向かう途中でお花畑に寄り道です。
秋に咲くひまわりはピンセントネーブルと呼ぶそうですね。



ここはある企業が地域と顧客、それに観光客への社会奉仕として季節ごとに花を育てている畑です。



小ぶりな鮮やかなイエローの花はキバナコスモス。
今年はこれが最後の花となるのでしょう。



昼食はいつもの店でノドグロの塩焼き定食。
個人的な好みで言えば、ヒラメの縁側、蒸し穴子、カレイの煮付け、そして塩焼きならばやっぱりこの魚!
その身の旨さは身だけでなく、背鰭はちょっと無理だけど、それ以外のヒレや皮までとても香ばしくいただけます🎵



この日の食後は少し離れた三田浜で。
ここは釣り人が自分のボートで離発着するのに最高で、この日も数隻その姿がありました。
僕も以前はよく播磨灘で漕ぎ出して楽しんでいたので、それを見るとウズウズしてきます。
なかには釣り上げた立派なキジハタを捌いている方も!いいな〜!!



冬に向かって海はその透明度を増してきます。



サザエ、アワビなどは、獲ると軽犯罪法違反で検挙されますよ!



この日は岸からの釣り人がいなかったので、先端までバイクで行ってパシャリ。



裏の林道をぐるっと回ってから村岡方面に戻ります。



遠くから見ても、近くで見ても、まだ紅葉は今ひとつ、というかこのまま推移していく感じです。



それでも木漏れ日が増していく、これからの季節はまたそれなりに良いものです。



ダートの道中ではここが一番綺麗だったかな。



例年だと来週あたり紅葉狩で岡山遠征としていますが、さてどうするか悩みどころ。



しかしそれにしても気温は暑いくらい。
このまま暖冬に向かっていくのか?
よそ者視点で申し訳ないですが、雪はそれなりに降ってくれないと楽しみしているスノーシューができません。



いやいや、愚痴はやめておきましょう。
自然はどんな状態でも受け止めて、感謝を忘れずに生きたいものです。





ところでこの用野和佐父林道ですが、コマ図ラリーのエントラントの方々か?かなり彷徨って本線を外れた方が多かったようです。
確かに迷いやすい分岐が多いですからね。



幻の池は渇水です。
この周辺は間伐が行われていてかなり雰囲気が変わってしまいました。
でも作業員の方々はとても親切なので、気持ちよく通らしてくれました。



先月下旬に開通した笠波トンネルは明るくて快適な道でした。
この上にも好きな林道が通っています。



最後は久しぶりの東ハチ。
このところ午後から天気が悪くなったり、燃料が足りなくなったりでなかなか来られませんでした。



もう来月にはスキー場も開かれるために、どこもススキが刈られリフトの試験運行が始まっています。
この場所はとてもフレンドリーで、関係者と出会っても注意などされませんが、気持ちよく挨拶をするのはもちろん、ゴミは必ず持ち帰りましょう。



こんな素晴らしい場所を、未来のライダー達に残すためにも。



『秋の日は釣瓶落とし』なんかこの言葉が好きなんですよね。
但馬は山々に囲まれているので、この時期は4時を過ぎれば晴れていても太陽は山影に沈んでしまいます。
今年のシーズンもあとひと月たらず、ラストスパートで楽しみましょう🎵