苦楽園オフロード雑記帳

兵庫・京都・鳥取・岡山の自然と林道をSHERCO TY125、 TRRS XTRACKで楽しんでいます。乗れない時などはスノーシュー、クロカンスキー、たまに料理ネタも入ります。

Happy go Lucky!

モノクロームの景色への誘い 11/25 宍粟


いよいよと山々は冬の装いをまとい始めました。
前日は氷ノ山方面でも積雪のニュースが届いています。
つい先日に訪れた時には、まだ汗ばむこともあったのですが、やはりシーズンエンドに着実に進んでいるようです。


さて、今日はもともとA熊さんと宍粟を走る予定でしたが、残念ながら諸事情でDNS。
その代わりというわけではないのですが、同行の名乗りを上げてくださったのがMさんです。
以前からブログにコメントを寄せてくださっていた方なのですが、お会いすることになるのは今回が初めてです。
メールでやり取りをしていると、大阪市内でうどん屋さんを営まれているとのこと。

なんと評価点3.59!
しかもうどん百名店に2017、2018と2年連続で選ばれているではないですか!!
オフロードはお若い時に少々乗られており、昨年からまたCRFで復活されたそうですが、バイク歴自体は30数年というベテランだそうです。
今回もパートナーは期せずしてHONDA車オーナーとなりました。


中国道山崎インター近くで待ち合わせをして、ご挨拶を済ませて向かったのは・・・・

場所の名前を出すのは控えておきますが、画像を拡大すればお分かりになると思います。
先日tohoo.JPさんが訪れられており、大体の状態は把握していました。
情報通りに伐採工事が行われていて入り口はオープンになっていました。


あれ、予報では一日中晴れ渡るはずじゃなかったん・・・?
う〜ん、こういう曇り方は一番スマホで撮るには難しい光量なんですよねぇ。

作業道が縦横無尽に造られて、かなり大規模な伐採が広範囲に行われていました。
平日に入山するのはまず不可能に近いでしょう。

電波塔下でUターンをして広場へと向かいます。

山肌の紅葉もいよいよ終盤です。
地元の六甲山周辺は今がピークですが、やはり10日以上のタイムラグがありますね。

ここに来るのは1年ぶりですが、独特の雰囲気のあるエリアです。

「迷いの森」は草が青々としている季節は踏み込むのにやや勇気が入りますが、この時期ならば進むべきルートも判断し易くなっていました。

森を抜け、上城林道で小野方面に下ります。
豪雨以来かなり路面が荒れていましたが、伐採作業のために完全にフラット化していました。
日曜日だというのに、ユンボが道を整備していたのには驚きましたが、気持ち良く通してもらえました。


県道546号線と合流し、左折して奥の別荘地にあった公園の紅葉を確かめに行こうとすると・・・

悲惨な光景が広がっていました・・・
ここは別荘地の脇を流れる美しい渓流だったのです。
それがあの西日本豪雨でこんなことに!
あとで地元のご老人に会ってお話を聞けば、やはり数軒が流されてしまったそうです。
TVや新聞ではまるで報じられなかったのですが、それはおそらく犠牲者が出なかったからなのでしょう。
別荘地といっても定住者が多く、実はこのワタシもこの地区の雰囲気にとても魅せられていて、良い物件が出れば・・・と思っていた場所でした。
先ほどのご老人もおっしゃっていましたが、やはり杉植林の悪影響(保水力の低下など)、森の管理の後継者不足、木材価格の暴落など、様々な問題があるようです。
それが異常気象と重なれば・・・そう思うと移住先探しも、より慎重にならねばと認識しました。


しかしほんの数百メートル下流の鋼製スリット堰堤による効果で、さらにその下流はまるで何事もなかったようなのには二度驚かされました。

参考画像


ここも以前訪れた時に、紅葉の時期にきっと来ようと思いながら、そのタイミングを逸してしまいました。
でも最後の散りかけの紅葉も、これはこれで風情があります。


29号線を一旦南下して岡城林道に入ります。
Mさんのもう一つのご趣味はカメラだそうで、ご自宅に暗室まで設けているとのこと。
モノクロ仕上げがお好きだそうですが、ぜひそちらの作品も見せていただきたいものです。

この時期の落ち葉を踏みしめて走るのは最高ですね。

ただちょっぴり残念だったのは、林道店長さん発見の絶景ダートがガスで覆われて見晴しが悪かったこと。
こういう時にはスマホカメラの限界を感じてしまいます。


昼食は絶景を眺めながらという期待は叶えられませんでしたが、満足できたのはこのニューアイテムです。



今までは・・・

このスタイルで湯を沸かしていましたが、何せかさ張るし重い・・といことで、高山長さんも昨年から使っていたサーモボトルを踏襲しました。
結論を言えば大いに満足!
先に沸騰した湯を半分ほど入れて温めてから一旦それを捨て、新たに沸騰させた湯を満タンにしておけば、6時間経過してもカップ麺が十分美味しく食べられます。
サーモスから出ている山専と呼ばれるものも人気だそうですが、モンベル愛好家にとっても、そして余った湯でコーヒーも作れる0.75リットルがラインアップされているのにも好感が持てました。
デイパック内の余裕も出来て、重さの軽減も出来一石三鳥くらいの費用対効果大です!


その後、予定では中坪、出ツ石の迷路を探る予定でしたが、こちらも日曜日だというのに伐採作業が行われていて入ることができず、代わりに岡ノ上の支線をご案内。
オススメの撮影ステージでいろんなアングルを楽しんでもらいました。

この支線はピストンですが、それゆえにほとんど誰も入ってこないし、葉を落とした広葉樹の森が神秘的です。

その後は峰山高原から・・・


向かい側の夜鷹山へと・・・

そしてMさんは初めてという砥峰高原へ。


これで今日のダートは終わりにしましょうか・・と言っておきながら。

前々から気になっていたダートを探ってみることに。

悪くはないのですが、鉄塔までで終わりでした。
もう1本も倒木がありUターン。
Mさん仕事柄、怪我は禁物ということもあり、無理せずのんびりとお互い好きな写真撮影優先の一日でした。
これからも時には撮影、時にはトレッキング、はたまた時には渓流釣りと、いろんな要素を交えながらオフロードバイクを楽しんでいきたいと思います。
Mさん、またよろしくお願いします!



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