再思三考・オフロードバイクの楽しみ方とは 8/19 但馬
オフロードバイク乗り、オフローダーとなって2年目となるワタシですが、もうすっかりこの世界にハマっています。
もともとのめり込みやすい性格なのは確かですが、ここまで本気になれることはこれまでもそうはありませんでした。(女性関係を除く)
改めて何にそんなに魅力を感じているのかと自問してみると、多くの部分は自然を楽しむ道具としてのそのポテンシャルに尽きるのかなと思います。
たぶんこれがもっと若い頃だったらば、純粋にマシンを操るライディングや難所アタック、もしくはレースへと目が向いていたのでしょうが、残念ながらそこまでの気持ちは今はあまりありません。
ならば登山、トレッキングの方がより自然に近づける機会も増えるわけですが、やはり1日のうちに好きな場所をいくつも回れる機動性はバイクならではです。
そのうち念願の渓流釣りでも始めれば、いっそう移動のための道具になるのかもしれません。
さて今日はあまり行き先を決めずに、好きな景色を見ることのできる場所をいくつか回って見ることにします。
いつものように八鹿ICで降りて、まずはウォーミングアップで「福岡作山林道」。
地理的にいえば八井谷大谷林道が順序として先なのですが、今日もまだ7時前なので入り口集落住人の方々の迷惑にならないようパスします。
9号線デサント工場から妙見蘇武線に登る途中の絶景ポイントは・・・
残念ながら電柵が張られていました。
ここは牧場の一部で春には入れるのですが、夏場は放牧のために入れなくなってしまいます。
柵が無いのでこんなアングルで撮れますが・・・
展望台だとこんな感じになってしまいます。(この下にはチェーンが張られています)
特に展望の良い場所で撮る時には、柵やガードレール、電柱電線などを入れないことがコツだと思っています。
妙見蘇武線を少し北上して「栗ケ尾林道」
ご存知無い方に説明しておきますと、これでもかぁ!っていうくらいタイトターンが続く林道です。
実は苦手なんですよね〜、でも練習もしなくちゃね。
バラスが多く、グリップさせるのも難しい・・・どうやって走ったら良いのやら?
ちなみに慣れている方はショートカットでガンガン行きますが。
国道482号に下り、9号線に合流して熊波林道へ向かいます。
熊波集落側の入り口はこちらの川沿いで、その先は熊波渓谷です。
来たる9月16日に、ツイッター繋がりでアフリカツイン乗りのむぎむ”ぎさんがこちらに来られるとのことで案内役をかって出たのですが、そのコースの一部として使えるかどうの検証です。
ここはワタシもこの春に初めて走ったところですが・・
あの大雨の後、草も伸びて、凶暴なワダチも増え、落石もどこに転がっているのか見えません!
一部舗装もあって比較的イージーな林道だったのですが・・・
こちらが大照線側の出口。
う〜ん、ビッグオフには厳しいなぁ・・・。
実際まだお会いしたことはないのでお好みなど色々分からないことが多いのですが、その時に相談して決めましょうかね。
大照線を「仏ノ尾林道」に向かう途中に例の「公然の秘密基地」がありますが今日はパス。
あんまりいつも行くとありがたみが薄れますし、それに今日は午前中は少し霞が出ていました。
仏ノ尾に入る1kmか2km手前で・・・
林道レーダーが反応しました!
実は前々から気にはなっていたのですが、今日はその反応がひときわ大きくなったので入ってみます。
おっ、いいんでないかい!
びっくりしたのは、こんなマイナーな場所で軽トラに乗った方に出会ったことです。
一旦追い越させてもらったのですが、この三叉路で止まっていると追いついてこられてしばしお話を。
とっても可愛い柴犬のふきちゃんをご同伴です。
なんでも村岡で石材店を経営されているというNさんという方ですが、以前はオフロードバイクも乗られていて、今もガレージには置かれているそうです。
お話をしているとかなり遊び心をお持ちの同世代の方であることがわかり、冬場にはワタシもいつかやってみたいスノーシューをこの近辺でも楽しまれているとのこと。
こんな出会いはとても嬉しいですね!
いつかまた雪のフィールドでぜひご一緒したいものです。
肝心のこの林道ですが分岐まで1kmで、そこから左は草が多めながら2.5km続きます。
最後は登山道となり、熊波川の上流方向かと思います。
分岐右は1.5kmで行き止まりにはなるのですが・・・
こちらは景色も開けて路面も良し!
行き止まりでは・・・
美しい苔と、もの凄く生命感逞しいブナの巨木に囲まれる魅力的な空間です!
普通は行き止まりであー残念・・・となるところでしょうが、こんなに素晴らしい場所に出会えて至極満足です。
紅葉の頃にきっとまた訪れてみましょう。
「仏ノ尾林道」に入って、ここでは純粋にライディングに集中します。
ほぼスタンディングで10km通して走ると、結構太ももにこたえます。
こんなことでは90分や120分のエンデューロなんてとてもとても・・・。
自転車で培った体力貯金も、近頃だいぶ目減りしてきてしまったようです。
閑話休題
前日にリアタイヤを初めて使うミシュランAC10に交換してみました。
MICHELIN ミシュラン/AC10 【120/90-18 M/C 65R TT】 タイヤ 125EX
このところずっとIRCのVE33(旧タイプ)を連続して使っていたのですが、こちらが安かったので一度試してみることにしたのです。
VE33はもう製造中止(?)になるのか、現在倍近いような価格になってしまっていますね。
さてそのAC10ですがダート性能はまずまずで、滑り出しも感覚を掴めやすく良い感じでした。
ガレ場やマディな場面での性能はほとんど試すことができませんでしたが、そちらも悪くはなさそうです。
問題は100km/hプラスアルファでの高速性能で、路面によってはヨーイングが発生して不安でした。
まあそもそも、高速で使うこと自体が間違っているとも言えますが・・・。
使ったことのある方によれば、ウエットの舗装面ではかなり滑るとのことで、自走組にとってはあまりオススメはできないかな、というところでした。
話が逸れたついでにもうひとつ。
以前から気になっていたものを小代物産会館で買ってみました。
お値段は税込1080円也・・・この手の食材としては値が張るほうですね。
見た目は赤みがかったウスターソースのようですが、これが美味ーい!
決して辛味が強いわけではなく、酸味と奥深い味わいが爽やかな後味を残します。
ワタシは下戸ですが、日本酒には特に合いそうですぞ。
中華料理にももちろん良さそうですが、得意のイタリアンで使うレシピをただ今考案中です。
本題に戻りましょう。
小代から村岡に抜ける「鹿田林道」が崩落工事中との情報が、ボスと5月にご一緒したFさんからありました。
場所は小代側からは入ってすぐのところです。
元の道があったのは白線のレベルの高さなのですが、重機のならしている場所まで2mほどの段差になっています。
どうもFさんとお仲間はこのラインでクリアしたらしい・・・です・・・マジか?
ラインはほんのタイヤ1本分でしかもキャンバーですよ!
ちなみにFさんとその同行者の方は練達のツワモノですので、とてもワタシなどの参考にはなりません。
まあ落ちて死ぬような場所ではないですが、それでもねぇ・・・スゴイ!
気を取り直して「瀞川氷ノ山林道」でハチ高原へと向かいます。
ロッジ青い鳥の前で1台のイエローが綺麗なオフロードバイクとすれ違い挨拶を交わします。
んっ?イエローといえば5月にやはりご一緒したchiharuさんだけどまさかな・・・・と思いながらそのままでしたが、その後FBでそれがご本人だったと知りビックリ!
さらにchiharuさんはその前にボスともすれ違ったような気もしていたそうです。
う〜ん、ボスの亡霊ですかねぇ〜。
前回、裏ルートから登った高丸山ですが、今日はハイカーさんがいたので自粛しました。
ここの雰囲気がとても好きなんですよね〜。
東鉢に移動して・・・
こちらは再訪となる展望台です。
この日はハチ◯◯の方の展望台は、小学生の団体や、オフローダーのグループで賑やかだったようですが、こちらは先行者がお一人だけ。
いやしかしこの場所に先行者がいること自体驚いたのですが、しかもマシンはCT110の神戸ナンバー!
自走で来られたのでしょうか・・?
一応会釈はしましたが、お一人で楽しみたいという雰囲気が感じられたので、少し離れてお昼寝です。
しばくするとその方は帰られましたが、ご丁寧に「お先に失礼します」とのお言葉。
こちらも「お気をつけて」と別れますが、こんなあっさりとした出会いと別れもまた良いものです。
ではこの素晴らしい場所を独り占め(テニスコート2面分くらいの広さ)して、撮影会を始めます。
↑ こちらは画像加工あり
ここの良さは一面野芝のような背の低い草に覆われていること。
また一部人工物もありますが、それがあまり目に付きません。
もし夜間に来ればさぞや素晴らしい満天の星空を眺めることができるでしょう。
麓のロッジでは林間学校の生徒たちが多くいましたが、好きなあの娘をそっと誘い出してふたりきりで楽しめたらばどんなにコーフンするでしょうね・・・
いえいえ、ミルキーウェイ・天の川にですよ🌟
先月来た時も赤トンボが乱舞していましたが、今日はその数も増えていました。
最近は農薬のせいか田園地帯ではめっきりと見かけなくなりましたが、やはり山ではその姿を楽しめます。
下山途中でハイパーボウルの方向に下って見ると・・・
もービックリした!
気がついたらすぐそこに10頭くらいの黒毛和牛が放牧されていました。
この時期はどこのスキー場でもこうした放牧が行われているのですが、繁殖家も牧場もお互い一石二鳥だそうです。
ワタシと遮るものは頼りない電柵のワイヤーだけですが、穏やかにこちらを眺める姿はとても可愛いいです。
できれば触れてみたいのですが、そこは何らかの菌を感染させてしまう恐れがあるので自重しておきましょう。
ウロウロしているとこんなダートが現れました。
本来ゲレンデからの下山ルートだそうですが、雪が無い今は完全に林道となっているではないですか!
一部舗装にはなっていますが、なかなか面白い2kmです。
コーナーには飛び出し防止のネットがあるので、お好きな方は安心して登りアタックしてみますかあ?
それ以外にもいくつかダートがあるこのスキー場。
お断りしておきますが、侵入禁止を破って入っているわけではありません。
スキルとマシンパワーがあれば、さらに楽しめる場所と言っても差し障りはないかと思われますが、あくまでもその辺りは常識を持ってお願いします。
今日もまた、素晴らしい自然を楽しむことができ、素敵な出会いもありました。
ワタシのオフロードバイク熱はますます加速していきそうです。