苦楽園オフロード雑記帳

兵庫・京都・鳥取・岡山の自然と林道をSHERCO TY125、 TRRS XTRACKで楽しんでいます。乗れない時などはスノーシュー、クロカンスキー、たまに料理ネタも入ります。

Happy go Lucky!

ハイドレーションについて考えてみました!

こんにちは!
今年の暑さは尋常ではないですね。
それでも先日の大雨以降のガレガレ林道への対応もそうですが、この暑さをどう攻略してやろうかと楽しむことにしています。
そこであらためて見直したのは自分自身の給水システム。
ちょっとカッコつけて言えばハイドレーションですが、これを一新しました。


そのアイテムのお話しをする前に、紹介文でも触れている私のスポーツ歴について少しお話しします。
30を過ぎた頃に体力の低下を感じて始めたランニング。
そしてその1年後に始めた自転車はその後の人生の楽しみの大部分を占めていました。
この頃、オンロードバイク(エンジン付き)はたまーに乗るレベルの言わば気分転換。
楽しみとは言っても目的はレースで納得できる成果を出すことなので、普段のランも自転車もいつもそれはレースのための練習でした。
毎年のメインイベントと捉えていたデュアスロンレースは9月の第3日曜日。(第1ラン7km〜自転車70km〜第2ラン20kmを連続して走り競います)
となれば真夏はその練習の追い込み期間であり、その時期の出来が勝敗を分けます。
そんな中、最も大切なのはコンディショニングであり、特に給水の摂り方は真っ先に覚えるべきことだったのです。


残念な出来事もありました。
大阪の知り合いのクラブの方が、数年前にレース中に突然コースを外れ電柱に激突して亡くなりました。(こちらは自転車ロードレース)
また知り合いではありませんが、3年前に同い歳の方が中国自動車道に於いてバイクで中央分離帯に激突して亡くなりました。
どちらも検死の結果は脱水症状によるもので、走行中に意識を失ったのだろうとのことでした。
さらにもう一人、知り合いがトライアスロンのレース中にやはり一瞬意識を失い、道路脇の墓に突っ込み怪我をしたケースもあります。
人間は意識さえあれば反射的に受身、防御の体制を取って怪我を軽減することもできますが、このように意識を失った状態での転倒、衝突は非常に危険です。


そうならないために今、オフローダーとしては何が一番必要か?
それはまず第一に、ヘルメットを脱がない状態でも水分がいつでも手軽に飲むことができることが重要だと考えます。
ついヘルメットを脱ぐのが面倒だからもう少し我慢する・・が実はとても危険なのです。
まとめてゴクゴク飲むのではなく、こまめに少しづつ飲むことがとても大切というのはみなさんもご存知のことでしょう。
ところで、一番簡単な脱水症状のチェック方法はご存知ですか?
それは前腕部の手首と肘の間の皮を掴んで上に引っ張り、それがすぐに元に戻ればOK!
もし戻らなければ脱水がかなり進行しているのですぐに休憩をして、水分を十分摂ることが必須です。


これまで使っていたデイパックから買い替えましたが、選んだのはコレ。



今まで使っていたクリーガの25Lはフィット感はとても優れていましたが、いくつかあった不満のひとつはハイドレーションシステムに対応していなかったことです。


仕方なくサイドにモンベルのボトルホルダーを付けてキャメルのボトルを使っていましたが、遂に先週はその中身が太陽熱でかなりの温度に上ってしまいました。
これは自転車のフレームにボトルケージで付けた場合もなりやすいのですが、身体を内側から冷やす効果はまるで無くなりますし、味や気分的にも良くありません。


今回選んだドイター・トランスアルパイン30L は、もちろん内側にハイドレーションパックを収めるスペースがあり、チューブを通す工夫もされています。
ハイドレーションパックはこのバッグパックに対応する最大の3Lを選びました。


一見たかがビニールパックではありますが、匂いや細菌が付かないような加工がしてあるため、金属タイプの高性能な水筒よりもさらに高価です。
サイズは2Lもありましたが、ここは大は小を兼ねるです。



さらにオプションの保冷バッグがこちら。


商品説明によれば、あらかじめハイドレーションパックに好みのドリンクを入れて凍らせておけばかなり保つとのこと、ホントでしょうか?



ここで私のオススメのドリンクを紹介しますが、簡単に言えば普通の水や経口補水液よりもバランス良く、味良く、飽きずに飲むことができます。
どうも国内メーカーのスポーツドリンクは、どれを取ってもイマイチに感じてしまうのは私だけでしょうか?
特に◯カリなどはすぐに胸焼けがしてしまうんですよね。


吸収力に優れていて、ミネラル、電解質などの必要成分もバッチリなので、脚のツリにも効果があります。
国内ではほとんど手に入らないのですが、以前から利用しているイギリスの自転車用品関連メインのネットショップより購入しています。


http://www.wiggle.jp/high5-zero-xtreme-電解質ドリンクタブレット-20タブレット入り-/?sku=5360488659



http://www.chainreactioncycles.com/jp/ja/high5-zero-電解質ドリンクタブレット/rp-prod42650


1本でラムネのようなタブレットが20粒入っていて水に溶かします。
私の好みの濃さだと500ccに1粒がベストです。
1本500円/1粒25円なので非常に割安ですし、追加分を持ち歩くにもとても便利です。
気になる送料も合計金額が6000円ほどを越えれば無料で、だいたい10日前後で届きます。
どちらも日本語サイトが充実していて、全体を見るだけでも楽しいですよ。


さてそれでは実際に使ってみた感想をお伝えしましょう。

まずこれまでのクリーガに比べてポケットが格段に多く、至れり尽くせりのとても使い易い造りです。
このモデルは本来は自転車用なのですが、背中に当たる部分もよく計算されていてフィット感は抜群です。

初日は2リットルのドリンクを作り、カチンコチンに凍らせて保冷バッグに入れて使ってみました。
するとこれが大きな間違いだったことにすぐ気づきます。
いつまでもなかなか溶けないので、チュウチュウ吸うのにすごく大変なんです!
日中の気温は35度の中を10時間くらい走っていましたが、なんと帰宅した時でも半分くらい凍って固まったままでした。
大したことないだろうと甘く見ていましたが、この保冷バッグはとても優秀でびっくりです。
2回目は1.5リットルだけ凍らせて、家を出る時にその中に新たに作ったドリンクを液体のまま加えて使うと、同じような気温条件でも帰った時にわずかに凍った塊が残るくらいのベストな状態でした。
やはり生ぬるいドリンクを飲み続けるよりも、冷えたものを最初から最後まで飲めるということは格段の違いです。

エンデューロレースに出る方ならば、チューブの取り回しにこれくらいの工夫を加えたらベストでしょうね。


全ての合計では2万円を超える出費にはなりましたが、これは保険代わりと考えるべきでしょう。
もちろん猛暑の時は家でダラ〜ンとくつろいでいるのも良いかもしれませんが、アグレッシブに楽しもうというならばこれくらいはせねば・・・というところだと私は考えます。


まだまだ7月の末ですから暑い日は続くでしょうが、しっかりと準備をして、楽しくオフロードバイクをそして自然を楽しみましょう!


ではまた!



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