ゴールデンウイーク 氷ノ山・神鍋最新情報 4/29 但馬
4月は西播・北播地域の集中探索に終始していましたが、最後の休みはいよいよ本格的に開幕の但馬地域です!
実は5月3日に林道店長さん主催の走行会が予定されているのですが、天気予報はあいにくと芳しくありません。
それまではこの方面を我慢しようかとも思っていたのですが、ここは先発偵察を自主的に行います。
先週、高山長さんのブログでも神鍋周辺の雪の少なさはレポートされていたので、まずは万場からのスタートです。
やっぱり但馬はスケールがデカい!
しかも今日は雲ひとつない好天に恵まれました。
ガレた部分もありますが、路面は昨年とほぼ変わらない状態です。
ここをスタートにすると非常にテンションが上がります。
登りきって合流する蘇武・三川林道(完全舗装)の残雪はこのくらい。
小城の分岐にはこんな看板が。
結論から言えば、雪や崩落の影響は全く無く、障害物は大まかに重機で処理されています。
しかしまだ小さな落石や落ち葉が多いところもあるので、ブラインドコーナーでは注意が必要です。
*追記:
4月26日妙見・蘇武林道の様子です。(他の画像はフェイスブックにてご確認ください)
蘇武展望台から500㍍北(三川山方面)に行った所でまだ雪があり通行出来ません
妙見から蘇武展望台までは通行出来ます。〜香美町村岡観光協会フェイスブックより
日本海展望駅から眺める香住漁港。
画像ではやや霞んでしまっていますが、肉眼でははっきりと見えました。
このルートは舗装が長々と続きオフ車ではやや飽きますが、次から次に現れる絶景はやはり見応えがあります。
きっとモタードならば最高に楽しめるでしょうねぇ。
さらに北に向かって2本目のダートはO林道。
入り口が間違えやすいですが、こちらが目印。
ここの雰囲気が大好きで、他はパスしても必ず訪れる林道のひとつです。
特に開けた展望は無く、こじんまりとした感じですがそれもまた良し!
下りきって小さな集落を抜けて県道4号線に出て左折すると、すぐに派出所がありそれを右折。
3本目の池ケ平林道に入ると湿原地に生えたシダが綺麗でした。
路面は流水轍が深まっていましたが、全般的には気持ちの良いフラット。
峠の頂上の祠にご挨拶。
いつも見守ってくれてありがとうございます。
面長のとても優しげな表情のお地蔵さんでした。
下り切ると安泰寺からの道と合流して県道257へと出ます。
逆から来ると橋の交差点を右折ですが、これを目印にすると間違えません。
今日の私の進む方向では、そこから257を道なりに進むと本谷林道に入ります。
本谷ならではの緑のカーペット。
ここの草は夏でもこの程度の長さなのでいつも目に鮮やかです。
そして山腹を平行に近く貫くルートは開放感があって大好きです。
中間地点の路面は以前より若干荒れていましたが、まずは大きな問題は無いところです。
再び4号線に出たところがこちら。
道の駅・あゆの里矢田川のすぐ北のあたりです。
さてさて、国道9号線に一瞬合流してからすぐに左折して国道482号線を小代方面に向かい、おじろんという温泉の方向に右折して次の1本は・・・
ココです!「林道・稲荷尾線」
昨年もチャレンジしようと思って一度来たのですが、夏場だったために入口からびっしりと草に覆われていて断念した林道です。
今日は予想通りに入口付近もすっきりと開かれた状態です。
確かに前半は枯れた草、草、草の路面・・しかし思っていた以上にフラットです。
これならば路面が草で覆われて見えなくても怖くはありません。
中盤からややガレもあり、その後ヌチャヌチャに変わりました。
リアタイヤはBR-99のおかげでしっかりとグリップしてくれましたが、おそらくツーリストではキツかったでしょう。
その先、登り切る手前くらいから空が広がってきましたが・・・
ビミョーな倒木、下2本を処理して抜けると・・・・
ムムムッ、いい感じになってきましたぞ!
ワオッ!なんだここは・・・広ーい草地の空間ですがゲレンデの一部か?
その先前方には広い道幅のダートがあり展望も開けました!
さらに右手には支線もあります。
よしよし・・・
作業車の作った轍にハンドルが取られますが、スロットルをワイルドオープンできる区間が続きます。
そして・・・
出ました〜!そう、ここに出たかったのです、大成功!
ゆっくりと確認しながら走ったので長く感じましたが、実際には入口から4kmほどでしょうか。
楽しいなーこの道!
そして上の画像の画面真ん中の小さな建物が見えますか?
それがここ、「本日のレストラン』ミシュラン三つ星です!
セルフシャッターで一枚。
こよなく愛する小代地区の中でもとびっきりのこの場所で・・
こーんな眺めの中で食べるおにぎりの美味しさったらもう!
あの人と一緒に来たいと思わずにはいられない・・・って誰やねんそれ?
それにしてもここはスイスのリゾートかと思わせる眺めですゾ。(行ったことないけど)
え〜以前にも述べましたが、この小代地区は深い谷合いの集落で、両側の斜面には美しい棚田や放牧場が点在する古き良き日本の原風景が溢れる最高の場所です。
かつては陸の孤島で、美味しいお米の産地であり但馬牛のふるさとでもあります。
さて、腹ペコで早く昼食を摂りたかったので後回しにしましたが、先ほどの林道にあった支線の調査に戻ります。
いいなぁここ!フッカフカのカーペットのような路面に美しい森。
至福の時ですね・・・
1kmくらいぐるっと回って先ほどの広場に戻りました。
時間に余裕があれば何回でもぐるぐると回っていたくなりそうです。
そうは言ってもやはり次に進みましょう。
ちょとした訳あって、一旦小代の中心地に戻ってから482号線を左坊地区に進み、そこから引き返すように仏ノ尾林道に入りました。
この林道も夏場は草が両側から生い茂りばちばちビンタを喰らう、Mの方へおすすめの道ですが、この時期は走りやすく見晴らしも最高です。
普段ひとりの時はスルーするこの場所もこんなに良い見晴らしです。
途中アトラクションは2ヶ所ありました。
これは去年から変わっていませんね。
この辺り1台の先人のタイヤ痕がはっきりと残っていました。
この倒木もそのままクリアされていたようですが、今後のことも考えて処理しておきました。
こういった倒木は細い枝でもヘタに裂けると怖いのですよね。
数年前、神戸の女性オフローダーの胸に木の枝が刺さり、お亡くなりになるという事故もありました。
皆さん、プロテクターは万全ですか?
さあ、次に向かうのは画像奥の真ん中の鉢伏山と手前のミカタスノーパーク。
ドピューンとワープしてそのミカタスノーパーク近くから、先ほどの佐坊地区を眺めます。
このバイクならではの機動性が堪りません・・・って、この良さは乗ったことのある人でないと分からないでしょうねぇ・・
八反の滝から野間林道。
途中にある絶景ポイントにはいつも必ずと言っていいほど写真愛好家の方がおられるのですが、以前に高山長さんがその撮影対象はと尋ねるとなんとイヌワシだそうです!
ですのでオフ車乗りの皆さんもここを通過する時は、どうぞゆっくりとお静かにお願いします。
登り切ると瀞川氷ノ山林道と合流します。
ハチ北スキー場近くの撮影ポイント。
昨年末ごろは舗装工事のダンプがたくさん走っていましたが、今日は全く見当たりませんでした。
ハチ高原スキー場から望む氷ノ山には、まだうっすらと雪が残っています。
しかし昨年に比べると残雪はほとんど無く、林道を普通車も数台走っていました。
しかし中には30くらいのロープロファイルのタイヤを履いたアルファードまで・・・
いやいや、それはないでしょ!ホイール割れますゼ。
実を言えばもうかなり疲労を感じていたので、ここから下って帰るつもりでおりました。
でも冒頭でも触れたように、3日後に控えた林道店長さん主催の走行会のリサーチのため、気力を振り絞り轟安井林道まで走ってみることにします。
途中振り返り、先ほどの鉢伏山方面を今度は反対方向から眺めます。
和知で出会った林道店長さんと、ここで出会った高山長さんのおかげで、ワタシのオフロード人生が開けました!
路面状況は一部大蛇のような轍や大きな落石、ガレ、ザレと頻繁に変化しますが、その間にはこんなフラットも・・・
実に走り甲斐のある林道です。
抜けて杉ケ沢高原の梅ケ久保林道からラストの天谷加保坂林道。
ミズバショウ公園に出たところで時刻は4時半。
朝7時半に出発してからすでに9時間みっちり!
そしてここから2時間弱をかけて自宅に戻り、トータルで本日の走行は420km。
ハァ〜、たっぷり楽しみました。
身体のあちこちがつりそうになっていますが、同日行われている四国のバイクラリーTBIは高速道路無しで同等かそれ以上の距離。
しかもダート率は30%を超える日もあるそうで、さらにそれが6日間も続くとは想像を絶します。
ま、生まれ変わった時にはチャレンジしてみましょうかね・・・
ワタシのゴールデンウイークは飛び飛びの休みですが、初日は絶好の青空に恵まれて大いに満足でした!
お休みのある方も、そうではない方も、皆さんも楽しい時をお過ごしください👋🏻