苦楽園オフロード雑記帳

兵庫・京都・鳥取・岡山の自然と林道をSHERCO TY125、 TRRS XTRACKで楽しんでいます。乗れない時などはスノーシュー、クロカンスキー、たまに料理ネタも入ります。

Happy go Lucky!

廃屋、廃村を訪ねて 9/10 村岡高原〜熱田地区 前半



今日のテーマは「廃屋」「廃村」
林道めぐりをしていれば、必ずと言ってもいいほど何処かで廃屋、廃村、廃墟、遺構などに出会います。
どこか寂しげで虚しさを感じることもありますが、その反面それぞれの歴史や過去の暮らしぶりなど想像力をかき立てられます。


週の半ばから次の行き先を考えながらネットであれこれ調べていると、村岡高原と熱田が面白そうです。
ハイ!今週もまた但馬に出発です!
8時半頃にようか但馬蔵を通過、今日はどなたも居られませんでした。
先週と同じく国道9号線を北上し、村岡温泉を目指します。
温泉の看板を左折して・・

しばしコンクリート舗装の坂を登ると分岐があり、右手が本日1本目の鹿田林道(ワタシが命名)です。
そのまま行くとグランドゴルフ場に突き当たります。
さあ、初めての林道はいつもワクワクドキドキ!!

いいですわ〜!
路面、雰囲気とも最高です!

ちょっとブッシュが深くなったりもしながら、分岐に出ます。

まずは左折して八岡林道に入ります。

さらにブッシュが深くなりますが、路面は良好です。
しばし進むと・・・

ハーイ!これで4週連続のご対面!
こじんまりとした牧場らしい牧場です。
ここは全部で15頭前後いましたが、どのコやや小ぶりで毛並みは茶色かかっています。
とても好奇心が強く、呼ばなくてもそばに寄ってきてこちらを観察しています。
帰る時も「もっと遊んで〜!」と言いたげに、道路に沿って追いかけてくれました、カワイイ〜!
牧場を過ぎると舗装路面になり神坂の集落に下りますが、こちらの道は林道ではなかったようで、牧場手前にあったダートの支線がそうだったようです。
しかしミスコースも悪いだけではありません。

テニスコートほどの公園がありました。
なんにもない広場ですが、良く見れば廻りはみな桜の樹。
春はさぞや見事でしょう!
きっとここの村人だけが知る、とっておきの場所なんでしょうね。

県道135号線に一旦出てから入り直します。

ここもなかなかイイ雰囲気で・・・

来てヨカッタ!
さっきの牧場の分岐から戻り、最高地点に向います。

ここがこのエリアのベストビューポイントでしょうか。


NHKの中継所や電波塔があるので、ダブルトラックの広さで良く整備された道です。
地図ではその先は行き止まりだったのですが・・


間伐材の作業が行われていて縦横無尽に作業道がありました。
土質の路面でもしかするとちょっとした周回コースがとれそうです。
引き返して途中の支線に入ってみますが・・・

こりゃダメです、引き返します。

戻り分岐を入ると

一二峠御廟です。
これなんて読むか分かります?
「ほいとうげ」なんです!
そしてここは村岡藩主第3代山名矩豊公が寛永19年(1642)初入国した時、初代豊国公の供養のため造ったもので、豊国公が全領地を見渡せるようにと中心地に近いこの地に造ったそうです。
地方はどこでもそうかもしれませんが、但馬の地名はことさら難しいような気がします。
さあどんどんいきますよ〜!

釜谷林道に入ります。

ウグッ!、事前調査ではそうとうブッシュが深いということで覚悟はしていましたがこれほどとは・・
しかし我慢してなんとか抜けると・・

ありましたー!
山小屋風の廃屋です。

ここで写真を撮ろうとしていると、突然農家のオバチャンが現れてびっくり!
ええ、もちろん先方も驚いていて「ようこんな道を来はったねぇ、ここから先はまともな道ですよ」と優しいお言葉。
お話を更に聞くと、この廃屋は個人の別荘だったそうです。
また、このあたりの開墾はオバチャンの代にされたそうで、かつてはタバコの葉の栽培を盛んにされていたそうな。
とても優しく気さくな方でした、素敵な田舎人だなあ・・・。
しばしおにぎりを頬張りながら想像に浸ります。


後半に続く・・・・・



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