苦楽園オフロード雑記帳

兵庫・京都・鳥取・岡山の自然と林道をSHERCO TY125、 TRRS XTRACKで楽しんでいます。乗れない時などはスノーシュー、クロカンスキー、たまに料理ネタも入ります。

Happy go Lucky!

絶景ルート発見 想い出の地 1/2 氷上

”ヴァルト・スチューベ・モニカ”
丹波市氷上町、里山の奥にあったプチホテル&レストランです。
かつて貿易に携わっておられたという日本人のご主人と、ドイツ人の奥様、そして美しいハーフのお嬢さんが営む、それはそれは素敵な場所でした。
広い敷地内に入るとまさにそこは別世界で、まるでアルプスのリゾートよう・・・
残念ながら奥様は夭逝され、2,3 年前に閉館されました。
仕事でも以前良く訪れていた地域なのですが、そんな想い出の場所の近くを今日は探索してきました。


まずは「三方の大カツラ」を目指すと最初の林道入り口に簡単に到着できます。

この道は町道の延長のようです。
ゲートはありますが昼間は開け放たれています。

見事な杉木立のストレートを1キロくらい進むとやや登りになり・・

ちょうど牧野大池くらいのため池がありました。
水面を見ると・・ええっ?


なんという美しさでしょう!
ちょうど無風で景色がまさに鏡のように写っているではありませんか!
こういうのを「明鏡止水」と言うのでしょう。

水辺に降りるスロープのような場所があって近づくと、その理由が分かりました。
このような池では見たこともないレベルの透明度なのです。
昔、会津の五色沼に行った時以来の感激です。
なんかもう、これを見ただけで今日は満足してしまいそうでした。
しかしいつも写真撮影はミラーレスとiphoneの併用なのですが、今日はiphoneだけなのが悔やまれます!


でもやっぱり林道探索も続けましょう。

町道扱いなので幅員もガードレールもあり、路面もほとんどフラットです。

徐々に勾配が強くなり駆け上ると先ほどの池が眼下に眺められます。

雰囲気としては升谷に似ているとも言えそうです。

倒木もこの程度ですが四輪車は無理ですね。

そして絶景!

あ、またオーブ登場です!
今日は割合と暖かく気分も最高でした。


入り口から3キロほどで・・・

雪が現れ始めました。

そしてプチ崩落。
歩いて確かめるとまだ先がありましたが、単独行ということもありこの辺で引き返します。
あまりに楽しくて一度入り口に戻ってから2回目の往復ではアタックモードで攻めてみました。


ここで3つのご注意を!
1. U字溝がいくつも道を横切っていて、それに被せてあるグレーチングが一部しか無いところがあります。
ラインを誤るとリム打ちするか、ホイールがハマって間違いなく転倒します。


2. イバラが多いので厚手のジャケットを着ていないとボロボロになります。
アイプロテクションはもちろん必須です。


3. 鹿がとても多いので飛び出し注意です。

子鹿の頭蓋骨踏んじゃいました・・・ゴメンね💧


支線も複数あり、全て確認しましたが、特にコレというものはありませんでした。

本線林道名もありましたね「郷付林道」です。


池に戻り昼食にします。

本日のレストランはこちら


食べ終わると撮影会へ


スイス?北欧?
こちらは池ありの画

こちらは池なしの画

という池でした。
今後しばしばリピートすること間違い無しでしょう。


入り口付近集落には素敵なお宅がいくつかありました。
おそらく都会からの移住者ではと思われます。


*ここで拙ブログをご覧いただいている皆さまにお願いがあります。
ブログでは出来るだけアクセス方法など分かりやすく説明しており、今回の林道も公道であるためどなたでも堂々と入れます。
しかしながら、これからもずっと永く多くの方々がオフロードを楽しめるようマナーを守り、なにがあっても自己責任で完結できるような心構えで楽しみましょう。
昨年の関東での事故による林道封鎖などあまりに悲しすぎます。
残念なことに、今日はあの美しい池の堰堤でタバコの吸い殻を見つけました。
生意気なことを申しますが、ぜひともよろしくお願いいたします🙇‍♂️


さて、集落の中心に戻りV字に分かれたもう一方の探索に向かいます。

んっ、「ちらちら坂」?けったいな名前・・・

果樹園の先にかんぬきゲート、鍵なしです。

こちらも見事なストレート!
事前にGoogleで確認していた時もヤケにまっすぐだなぁ、と思っていましたがまさにその通りでした。

分岐がありました・・あれ、どっちに行ったか忘れました!

また分岐ですが、これは左に行ったのは間違いないです。
案内によればこの先に神社と滝があるそうなのでうきうきしていたのですが・・・

これがもうコンクリート舗装なのですが、ものすごい急坂です!
自転車乗りでもあるので路面の傾斜には敏感なのですが、これは間違いなく30%越え!
しかも苔と濡れた落ち葉でグリップしません。
いろんな意味で汗だくになってやっとの思いでUターンして、もう一方のダートに進みます。


こちらはゆるゆる登っていくのですが・・・

午前の部とは違い幅員も狭く荒々しくなってきました。
斜度もきつくなりヘアピンコーナーもいくつか出てきました・・

もう無理っ!片側ガケなのでミスはできません、撤退します!

「ちらちら坂」の意味は・・・最後まで謎は解けませんでした。


本日たった2本の林道ですがお腹いっぱい、体力限界です。


帰り途中、来る時も気になったバイク屋さんを覗いていると、店のご主人が招き入れてくれました。
ウインド越しに見えたのはなんと「陸王」!
いえいえ、ドラマの名前とは違いますよ。

私の年齢ぐらいの年式でしたが、依頼されて修理中だそうです。
陸王を拝めるなんて何年ぶりでしょう。
それ以外にもお宝がゴロゴロ!
大変失礼ながら、お店の外見からは想像ができないくらいの凄さです。
気さくで腰の低いご主人でしたが、林道やトライアルにもお詳しく、もしかすると元ファクトリー・ライダー or メカニック!?
もしご存知の方がいらっしゃたら教えてください、気になって仕方がありません。
その道ではとても有名な方であってもおかしくはない・・・そんな印象を受けました。


早めに切り上げたので帰りは篠山〜三田経由でのんびりと。

何百回と自転車で走ってきた羽束川添いですが、こんな長いダートがあったんですね。
ここも秘密基地のひとつかな?


本日の走行 204km



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