苦楽園オフロード雑記帳

兵庫・京都・鳥取・岡山の自然と林道をSHERCO TY125、 TRRS XTRACKで楽しんでいます。乗れない時などはスノーシュー、クロカンスキー、たまに料理ネタも入ります。

Happy go Lucky!

完成!ドリームルート!! 若桜〜新温泉町周回コース 8/4

このところレディースとのムフフなツーリングにどっぷりと浸かっていましたが、本格的な夏を迎えてから初めてのメンズツーリングです。

いつもお世話になっている・・・

こちらからの抜粋です。
昨年、鳥取東部の開拓を行なった際に、自分なりに大きな収穫となった2本の林道。
その後何度も繰り返し訪れていましたが、心の底に少し引っかかるものがありました。
それはその2本の他に周辺には良い林道もあるのですが、どれもがピストンであること。
そしてルート全体で考えた場合に、リエゾン(移動区間)が多くなってしまうことでした。


これは前回も使ったペーパーをファイルから引っ張り出してきましたが、やはり全体像を把握するにはこれに限ります。(アナログ人間なもんで)


『遊びなんだから、行き当たりばったりが楽しいんじゃね・・・?』
なーんてご意見もお有りでしょうが、こちとら残りのオフ人生を考えるとそんな悠長なことは言ってられません。
特に遠征となれば、お金も時間も有効に使わなければ、一体何をやっているやら、てなことにもなりかねませんから。
遊びですから自分にプレッシャーをかけたりはしませんが、貴重な休日は有効に楽しみたいもんです。


そんな訳で、今回もGoogle衛星画像を魚の目サラの目でチェックして、さらにバイブルとハイカーさん、滝好きさんのブログを活用して2本の林道(作業道)にアタリをつけました。
この作業も自分にとっては楽しみの一つです。

集合はおなじみの道の駅・若桜。
近くにバイク乗りには有名な隼駅があり、この日は隼祭りということで、早朝からたくさんの隼を始もちろん、オンロードバイクが集結しています。
それぞれの楽しみかたにケチをつけるつもりはありませんが、ただ集まって何をする???
走ってナンボと思う私は、さっさと山に向かいます。

37号線山志谷から本日最初のダートは「山志谷落岩林道」←勝手な命名です
詳しいことはこちらをご参考ください。

途中、絶景ポイントで止まると、何やら後方の二人が盛り上っています。
聞けば3番目を走っていたSさんに、子熊が横から飛び出してきて足に接触したそうです。
今年は氷ノ山のみならず、京都北部でも目撃情報がありますが、全体的に熊の多い年なのでしょうか?
私も一昨年、目の前に飛び出して来られたことがありますが、後ろ姿のオチリはとても可愛いんですよね〜。
不幸にも激しく接触されて転倒したというケースもありますが、バイクに乗っている限りそれほど深刻に考えなくても良いかなと、勝手に私はそう思っています。

さて2本目は新規開拓となる福地本谷林道(作業道)
姫路(鳥取)の小邪馬渓を北上すると左手に入口があります。(地図⓵)
バイブルではピストンというふうに書かれています。

入ってみると予想を超えて立派な造りで年月も経ってるいる、とても良い雰囲気です。
分岐がありどちらに行くか悩みましたが、こういう時はまず左と決めています。

しかし残念ながらそれはハズレ、引き返して先ほどの分岐を右へ、これが正解でした。
途中、標柱も有りますが、このエリアの表示はコロコロ変わるのでさっぱり要領を得ません。

前半はフラットで理想的な展開!
後半はヘビーな藪漕ぎになりましたが、路面は良くトラップが無かったのが幸いです。

そして見事クリアーして、舗装の福地荒船林道と合流します。

出口には立派な石碑がありましたが、手前に進んだところにもう一つ出口があったので、きっと他に支線もあるようで、これは次回の課題ですね。

154号線を上地川沿に北上して37号線を左折します。
少し走ると鳥取プレイランドという、かつての総合リゾート施設、現在はカートコースのみ営業という場所に出ます。
カートコース手前にピストンがあることは知っていたので、これも今回初めて入りましたが、2kmちょっとでした。(地図⓶)

さらにその少し先、非常に分かり難い入口が鋭角であります。
滝好きさんのブログなどによれば、この奥の分岐の先に「菅野の滝」というのがあるそうです。(地図⓷)

立派な標柱がありましたが、あれ・・・この名前は見覚えがあるな・・・


ここもナイスなフラットでした!
特に大きなドラマはありませんが、あっけないほどに苦労せずふたつの新規開拓が完成・・・

かと思いきや、予定していた殿ダム方向には抜けずに、青線の37号線に戻るルートを取っていました。
途中の分岐を右ではなく、左が正解だったようです。
この青い区間は以前に走ったことがありましたが、その時はダム側から入ったような記憶がうっすらとあります。
まあ何はともあれ、今日の課題のふたつの新規開拓が見事に成功して上機嫌の私でアリマス!


さてお次は「岩美オーシャンビュー林道」
最初に発見した時のブログはこちらです。

改めて本日参加のメンバーは、先日ばったりお会いしたひろぽんさん。

こちらもお初の地元鳥取のSさん。

そしてすっかりとおなじみメンバーとなった庭ちゃん。

天気は晴れていたのですが、この日は湿度が高くモヤっていたので残念ながら日本海は見えませんでした。
ここに来るタイミングは本当に難しく、今までの確率からいえば大当りは2割というところでしょうか。
それでも遠かろうが何だろうが、シーズン中は月に一度は訪れたい場所に違いはありません。

ここでKTM450excに乗る、ベテランひろぽんさんにデモランをお願いしました。


いや〜迫力ありましたね!!!
リアタイヤを見ると、山はほとんど残っていないにも関わらず、自由自在にマシンをコントロールしています。
ところでこのお三人は昨日も氷ノ山を丸一日走っていての参加です。
この暑さの中、どんだけタフなの?

ゴルフ場側の出口をムニャムニャと呪文を使って開けて、時計回りに37号線に戻り、先ほどの入り口を通過します。
ここはピストンでも良いのですけどね、一応完抜けできるということを伝えておきます。


31号線を左折して十王峠を越えます。
工事区間に入ってみましたが、見事トラップに撃沈しました。
ブロガーとしてお恥ずかしいですが、その画像は撮り忘れております⤵️

119号線に左折して、棚田を横目に見ながら蒲生峠を抜けて9号線と合流して新温泉町に入ります。
出合橋を渡り「のんきや」の横を右折して草太林道へ。
ここはいつ来ても心安らぐイージーフラットです

但馬牧場公園で昼食を摂り、大好きな中辻肥前畑林道へ入ります。
ここに来るのは、思えばあの崖落ち事件以来だったかな。


ここがその現場から繋がる支線入口。
ポツンと身ひとつで高山長さんの到着を待っていた場所でもあります。
苦い思い出はありますが、それでもここは本当に素晴らしい林道です!
今回は再び支線からエントリーすることも考えたのですが、ひろぽんさんと庭ちゃんは初めてということで、正規ルートで案内しました。
みんなを先に行かせ、好きなところで待っていてくださいとしていたのですが、約12kmを超える先の出口までその姿はありませんでした。
どうやら存分に楽しんでもらえたようです。

舗装林道畑ケ平線を経て扇ノ山林道に入ります。

本日最後に選んだのはその途中から分かれる「広留野林道」。
ここは私も初めてなのですが、情報によると小さな沢越えとヒューム管越えあり。
これは大したことなかったのですが、問題はチュルチュルの度合いです!
スンマセン、これもオフロードブロガーとしては失格ですが、もう早く脱出したくて画像無しで、こちらは最後の出口付近。


お分かりになる方が限られて申し訳ありませんが、あの「拓魂」の石碑がある杉ケ沢高原の深いトラップの倍以上ある水たまりがざっと10箇所ほどあります。
あるいは熊波林道の入り口トラップが延々と続く、そんなイメージです。


そしてそれ以外にもまあトラップだらけ・・・
もうね、泥沼!湿地帯!田んぼかよ!って言うくらい酷いコンディションです。
しかもバクテリアが発生しているらしく水がクサイ!!!
今まで走った中で最高にウエットだったのは久須部渓谷でしたが、それをはるかに上回りました。

そんな中、先頭を任せたひろぽんさんがやらかしてくれました。
「ヒルは付いていませんか〜?」って聞かれたので確かめましたが、幸いにそれは無かったようです。
そのコケた瞬間も撮りたかったのですが、やはり本人も早く脱出したい一心だったそうです。
本日の残り、あと数百メートルでのハプニングでした。




クリックすると走行ログが動画で見ることができます。
         👇

トランポ組にとっては楽な距離でしょうか?
しかし最後に付いた泥汚れを落として帰るには、程良いかもしれません。


私は西宮から自走して、トータルで約500km弱。
変化に富んだ林道繋ぎで、中級者から上級者まで楽しめるであろう、会心の自信作がついに完成しました!
もうこれで思い残すことなく、いつでもバイクを降りる覚悟ができました・・・
な〜んて言っていながら、ヨボヨボになっても死ぬまで辞められないかもしれませんけどね。

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