乗れない休日は料理で楽しむのだ!「カッチュッコ」
遅れに遅れていた関西の梅雨入りも遂に訪れ、この週末は完全に雨模様。
きっと悶々としているオフローダーは多いでしょうが、地域のよってはまた大きな被害が出そうなことが気がかりです。
こんな青空が見られるのはいつになることでしょう・・
日曜日は朝から深い霧に包まれて不快感はマックス!
昨日からとうとう稼働し始めたエアコンに除湿してもらって、楽しい料理に励みましょ。
今日は魚介類のトマト煮、イタリア料理の「Cacciucco カッチュッコ」です。
違いは多少ありますが、フランス料理のブイヤベースといえばピンとくる方も多いでしょう。
元々は漁師があまり商品にならないものをごった煮したのが始まりとされていますが、日本だったら五目釣りではお馴染みのガシラ(カサゴ)とか、これから旬のイイダコ。
それにシャコとかちょっと贅沢?をしてムール貝などを入れるとそれらしくなります。
余談ですが、以前に作った時に貰い物の小ぶりな伊勢エビを入れた時は、素晴らしいダシが出て美味しかったです。
それはともかく、基本的には1,2種類の魚、甲殻類、イカタコ類などで組み合わせます。
香り付けの野菜はまずニンニクと玉ねぎで、これをミジン切りします。
冷凍庫にセロリの端があったので、それも混ぜてしまいましょう。
それ以外、イタリアンパセリのミジン切りも用意します。
(乾燥でも可)
鯛、タコ、イカはブツ切りします。
鍋にオリーブオイルとミジン切り、そして赤唐辛子を入れて炒めます。
キツネ色になったらタマネギ、セロリ、イタリアンパセリを入れて炒めます。
タマネギ、セロリが透き通ってきたらタコとイカを投入。
火が通ったら赤ワインをドバドバと・・・
えっ、魚介類ならば白じゃないの?って思うかもしれませんが、この料理は赤が基本です。
アルコール分が飛んだら、サザエを投入して・・・
トマトの水煮(今回はダイスカットを使用)を加えます。
以前にハマチをたくさんもらった時に作っておいた冷凍ブロード(魚のだし汁)も追加します。
蓋をして約20分、その間に鯛にさっと塩をふって、軽く焼き上げます。
生のまま入れても問題はないですが、ひと手間かけることによって味と香りが良くなるでしょう・・・たぶん。
これでまた弱火で15分。
和食もそうでしょうが、煮魚にあまり時間をかける必要はありません。
最後にアサリを入れて、パカンと蓋が開いたら完成です。
貝類は熱を加え過ぎると身が縮んで硬くなってしまうので一番最後に入れ、食べるまで時間があるのならば一旦取り出して温め直す時に再び入れます。
皿に添えるのはガーリックトース、本来は下に敷いて上から具材とスープをかけて食べます。。
店によってはおろしニンニクをバターのように塗るところもありますが、あれは本来のものではありません。
ニンニクを生の塊のまま、表面を数回擦ればちょうどヤスリ状になっているので程よく香り付けができますよ。
単独で食べるのならば、それにオリーブオイルをつければなお良しです。
はい、出来上がり!
仕上げに香りの良いエキストラバージンオイルをかけます。
スープが具材に隠れて見えませんが、パンに浸して食べるともう・・・
以前に聞いた話ですが、イタリア人は魚介類を食べると精がつくと信じているそうです。
日本人だと鰻を食べればやはりそうですが、白身魚でも赤身魚でも同じだそうなので、こんな料理を食べていると「おい、今夜は何か良いことでもあるのか?」な〜んて言われるそうですよ。
ワタシ?いや、トンとそんな艶っぽい話はございませんが・・・
来週は乗れるかな〜?
えっ、マジか⁉️🤣